月〜

試合結果

Oktober Iceribbon Fest2025/後楽園ホール

2025年10月26日 開始時間 11時30分〜 / 開場時刻 10時45分



アイスリボン後楽園ホール大会
「Oktober Iceribbon Fest2025」
2025年10月26日(日)
10時45分開場/11時30分開始

◆第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
真琴&緋彩ませ&×緋彩もえ(10分15秒 体固め)米山香織&神姫楽ミサ&りこ〇
※旋回式ダイビングボディ•プレス

◆第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
〇トトロさつき(7分5秒 体固め)サミー•カオス×
※ラリアット

◆第3試合 若菜きらり試練の七番勝負 最終戦 15分1本勝負
〇雪妃真矢(12分22秒 エビ固め)若菜きらり×
※雪の結晶

◆第4試合 Fantast ICE選手権試合 ランバージャックルール30分1本勝負
[王者]〇藤田あかね(11分33秒 片エビ固め)海乃月雫×[挑戦者]
※P-ガイスト
※第3代王者が5度目の防衛に成功

◆第5試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
杏ちゃむ&〇Yappy&久令愛(13分17秒 反則)柳川澄樺&しのせ愛梨紗×&叶ミク
※しのせが凶器を使用したとレフェリーが判断した為

◆第6試合 ICE×∞選手権試合 30分1本勝負
[王者]〇勝愛実(18分28秒 エビ固め)松下楓歩×[挑戦者]
※バイオレットドライバー
※第40代王者が6度目の防衛に成功


【入場式】


入場式の代表挨拶はきらり。「今日は待ちに待った後楽園ホール大会―っ!ついに試練の七番勝負最終戦を迎えました。この半年間で私は確実に成長していると思います。でも今はもう雪妃真矢しか見えていないです。今まで戦ってきたすべてを懸けて今日は試合に挑みます!きらりの限界突破、見届けろーっ!」とアピールし、後楽園ホール大会のスタートを宣言した。


◆第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
米山香織&神姫楽ミサ&〇りこ(10分15秒 体固め)真琴&緋彩ませ&緋彩もえ×
※旋回式ダイビングボディ•プレス



当初、予定されていたリボンタッグ初防衛戦がなくなった神姫楽は第1試合に入った。米山、りこと組んでの真琴&緋彩シスターズとの一戦。試合はませvsりこでスタート。ロックアップから腕の取り合いへ。さらにドロップキックのすかし合いからませがクロスボディでカバーもカウント2。りこが低空ドロップキックでカバーもカウント2。代わった米山がませとの力比べから、ませにバックを取られると、ませの髪を掴んで逃れる。ませがクロスボディもキャッチした米山は着地したませの足を踏みつけ、さらにほっぺをつねる。米山の追撃をかわしたませが膝への低空ドロップキックからヘッドシザースドロップでカバーもカウント2。代わった真琴がませを抱え上げて2階からのドロップキックを決める。米山がモンゴリアンチョップもカットした真琴がビックブーツ。米山も合わせて足を出すが真琴にはまったく届かず、真琴の蹴りを顔面に浴びてしまう。



米山がカニばさみで真琴をロープ際に追い込むとエプロンから神姫楽が真琴に正面ドロップキック。米山がセントーンでカバーもカウント2。代わった神姫楽が正面ドロップキック。米山とりこを呼び込み3人での猪ムーブから串刺し攻撃。神姫楽が串刺しスピアーでカバーもカウント2。真琴がDDTからかかと落とし、ダブルニードロップでカバーもカウント2。



真琴の蹴りをかわしてコーナーに詰めた神姫楽がスタンディングでのミサロックから後方回転エビ固め。カウントは2。神姫楽が飛び込みラリアットでカバーもカウント2。神姫楽がラリアット。真琴がもえに、神姫楽がりこに交代。エルボーの打ち合いからロープに飛んだりこに、ませが低空ドロップキック。倒れたりこをもえが丸め込むもカウント2。もえが脇固め。真琴が神姫楽をコブラツイスト、ませが米山をクリストで押さえてフォロー。



もえがりこの背中にプレス。もえがボディスラムを狙うが逃れたりこがロープに飛ぶ。もえがりこの膝に低空ドロップキック。もえが丸め込みもカウント2。もえがラ・マヒストラルもカウント2。膝立ちのりこにもえがドロップキック。真琴がフォローに入り、もえがロープを掴んでの旋回式ボディプレス。カバーもカウント2。米山がカットに入り、もえにニーを入れる。りこがもえをフィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウント2。りこが2発目を狙うが真琴がカット。真琴がりこを押さえ、もえがドロップキックも、りこがかわし真琴に誤爆。米山がもえにグルグルパンチ。神姫楽がボディスラムでもえをコーナー下に叩きつけ、りこがコーナー最上段からの旋回式ボディプレス。りこがカウント3を奪い、デビュー後、自力での涙の初勝利を果たした。




◆第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
〇トトロさつき(7分5秒 体固め)サミー•カオス×
※ラリアット



10月4日の『1447』大会よりアイスリボンに初来日したBad Buttsの刺客サミー・カオス。その巨体を生かした怪物ファイトで負け知らずのまま、リベンジを狙うトトロとのシングルマッチに臨んだ。試合はロックアップでスタートも共に一歩も動かず。お互いに張り手を叩き込みタックルの打ち合いも、互角。さらにクロスボディの相打ち。先に起き上がったトトロがコーナーに振っての串刺しラリアット。対角コーナーに振ろうとするが、サミーが切り返しトトロをコーナーに振っての串刺しボディアタック。さらにスライディングクロスボディでカバーもカウント2。サミーのキャノンボールをトトロがかわす。トトロがコーナーでの踏みつけからサミーのバックを取る。逃れたサミーがエルボー。トトロも打ち返し、エルボーの打ち合い。ロープに飛んだサミーにトトロが飛び込みラリアット。サミーを倒してボディプレスでカバーもカウント2。



トトロがファイヤーマンズキャリーを狙う。サミーが宙に浮くも抱え上げるには至らず。ロープに飛んだトトロにサミーが飛び込みラリアット。サミーがジャンピングボディプレスでカバーもカウント2。サミーのエルボーをかいくぐってバックに回ったトトロがサミーをジャーマンスープレックスで投げる。トトロがラリアットプレスでカバーもカウント2。トトロがコーナー2段目からのセントーンもサミーがかわす。



サミーがスピアー、キャノンボールでカバーもカウント2。サミーがベイダーボムを狙うが、起き上がったトトロがコーナーのサミーをパワーボムの形で抱え上げてマットに叩きつける。トトロがラリアットでカバーもカウント2。サミーがラリアットでカバーもカウント2。トトロがカウンターのラリアット、ロープ際のサミーに飛び込みラリアット、続けて飛び込みラリアット2連発と、一気にラリアット4連発を叩き込み、ついにサミーからカウント3を奪い、リベンジを果たした。




◆第3試合 若菜きらり試練の七番勝負 最終戦 15分1本勝負
〇雪妃真矢(12分22秒 エビ固め)若菜きらり×
※雪の結晶



いよいよ七番勝負最終戦を迎えたきらり。ここまで勝ち星こそないものの、確実な成長は前日に行われた勝とのシングルマッチでの頑張りでも証明されている。最終戦の相手はきらりがデビュー前、プロサーのコーチでもあった雪妃。かつての師である雪妃相手にきらりは自身の限界突破を果たすべく挑んでいった。握手を交わしたきらりはそのまま前進してエルボーを連打。雪妃のエルボーをかわして丸め込むもカウントは2。さらに丸め込み2連発もカウント2で返される。きらりがドロップキックもこれを払い落とした雪妃が蹴り上げから抱え上げて膝へのバックブリーカー、うつ伏せにしてのダブルニードロップ。きらりを引き起こしロープにはりつけると背中へのエルボーから飛び込みニーアタック。雪妃がカバーもカウント2。雪妃がチンロック。



ロープに逃れたきらりがエルボーで前進もかわした雪妃が背中にパンチを入れ、首投げからのサッカーキック。カバーもカウント2。雪妃がブレーンバスターの体勢で抱え上げるも、きらりが着地。雪妃のハイキックもかわしたきらりがスタナーを決め、ドロップキック3連発も、こらえた雪妃が顔面にストンピング。きらりが膝へのドロップキック。片膝立ちの雪妃に低空ドロップキックを決めカバーもカウント2。きらりがミサイルキックでカバーもカウント2。きらりが脇固め。雪妃がロープに逃れる。きらりがクリスト。



雪妃がロープに逃れる。きらりがボディスラムを狙うが雪妃がこらえる。きらりがエルボー連打も雪妃が渾身のエルボー1発できらりを吹っ飛ばす。この攻防が3度続き、雪妃がカバーもカウント2。雪妃が変形アームロック。きらりがロープに逃れる。ロープ際のきらりを踏みつけた雪妃がロープに飛んでの飛び込みニーもきらりがかわす。エプロンに出たきらりがロープに雪妃の首を叩きつける形でのスタナーを決めコーナートップへ。雪妃が追いつき投げ落とす。雪妃がコーナートップに上がるがきらりが追いつき、雪崩式フランケンシュタイナー。きらりがミサイルキック。対角コーナーからもう1発決めカバーもカウント2。雪妃がきらりを抱え上げ膝へのバックブリーカー。



ビックブーツ2連発からハイキック、バックキックでカバーもカウント2。雪妃が雪の結晶を狙って抱え上げるが、きらりが頭上で反転しての高角度スタナー、カサドーラもカウント2。きらりが踏みつけ式エビ固めもカウント2。きらりがダイビングフットスタンプでカバーもカウント2。きらりが神栖を決めカバーもカウント2。ロープに飛んだきらりに雪妃がカウンターのミドルキックでカバーもカウント2。雪妃がロープ際できらりを踏みつけロープに飛んでの飛び込みニーでカバーもカウント2。雪妃が雪の結晶でカウント3を奪った。



〈試合後のリング上〉
雪妃「どうもこんにちは。元アイスリボンの雪妃真矢です。フリーになってもう4年目になるので、もう私が元アイスってことを知らない方も多いかもしれません。きらりとの出会いは私がプロレスサークルで短い期間、コーチだったときがあるんですけど、そのときに出会ったのが最初で。そのときは挨拶以外は言葉を交わしてくれないくらい、引っ込み思案というか、照れ屋さんだったんだけど、デビューして、立派に戦ってんだね。いや〜10年の月日はすごいなと。私も七番勝負をアイスリボンでデビューしてすぐのときにしたことがあったんだけど、そのときの私より全然強いと思うし、まさか私がアイスリボンで七番勝負の最終戦を受ける側になるとは思ってもいなかった。そしてそこで、成長したあなたとリング上で会えるなんて思っていませんでした。いろいろやれるんだね?すごいね。でも私の方が強いからさあ。またいつかやる機会があったら、ぜひ、やりましょうよ、きらり選手。」
きらり「雪妃さんがプロレスサークル時代の私のことを覚えていてくださるとは思っていなかったです。」
雪妃「人の後ろに隠れていたよ、いつも。」
きらり「……七番勝負の最終戦をしてくださって、本当にありがとうございました。雪妃さん、雪妃さんの方が強いっておっしゃってましたけど、その通りかもしれませんけど、私は絶対に絶対に、雪妃さんより強くなって、いつか雪妃さんを潰しにいくので待っていてください!」



雪妃「(客席に向かって)聞いたよね?聞いたよね、今?(きらりに)お前、レスラーなら有言実行しろよな。」
きらり「有言実行してやるよ!」そして私はアイスリボンを引っ張っていく選手になってみせます。皆さん、そして雪妃さん。きらりの限界突破、見届けろーっ!(と雪妃を指差す)」


◆第4試合 Fantast ICE選手権試合 ランバージャックルール30分1本勝負
[王者]〇藤田あかね(11分33秒 片エビ固め)海乃月雫×[挑戦者]
※P-ガイスト
※第3代王者が5度目の防衛に成功



試合前、マイクを要求したあかねは「OK出してないんですよ。今日、Fantastをやるっていうのを私はXで知りまして、そしてルールもこいつ(海乃)が勝手に決めまして。チャンピオンということはわしがルールです。今回、ランバージャックはそのままです。アイスリボン式は止めましょう。ランバージャックというのは落ちた選手をリングに戻す。これがルールや。あとランバージャックデスマッチというからにはエスケープもなし!反則もなし!たまには言うこと聞いてくれんかな?」とし、これを海乃が了承。セコンドは当初用意していたグローブやハリセンなどの武器を押収され、通常のランバージャックデスマッチ・ルールで行われることになった。ロックアップからあかねがバックを取るも海乃がヘッドロック。あかねが足を刈って倒し、海乃の足を交差させての逆エビ固め。あかねがフェイスロックに移行も海乃が外す。あかねがヘッドロックもロープに振った海乃がボディにストレートパンチを叩き込む。



ロープに飛んでのクレイモア。あかねがロープ際に追い込まれる。海乃が飛び込みの顔面ウォッシュであかねの上体をエプロンに出すと、自ら場外に降りて助走付きのジャンピングキックを狙って、距離を取るがランバージャックルールのため、トトロに抱えられリングに戻されてしまう。あかねが踏みつけからボディスラム、エルボードロップでカバーもカウント2。あかねが串刺しタックル。対角コーナーに振るが、飛び込みを海乃が蹴りでかわし、海乃がトップロープ越しのぶら下がり腕十字を狙うが、そのまま場外に落とされる。セコンドが海乃を戻す。



海乃がランニングネックブリーカードロップでカバーもカウント2。海乃が脇固めからフェイスロックへ。ロープに逃れたあかねが海乃をロープにはりつけての飛び込みショルダータックル2発目をかわした海乃が低空ドロップキックからロープ際にあかねを追い込んでの飛び込みクレイモア。場外に落ちるあかね。セコンドが戻すも海乃がスライディングキックでまたあかねを場外に落とす。この攻撃が4回続き、5回目であかねがトトロをエプロンに上げ、そこに海乃がスライディングキック。トトロに誤爆し、場外転落。その間にあかねがリングイン。海乃が丸め込みもカウント2。海乃がクレイモアでカバーもカウント2。海乃が張り手をかわしてDDT。コーナーに上がるが、あかねが追いつきコーナーに上がる。コーナーから降りた海乃があかねを場外に落とす。あかねが上がってきたところにミサイルキック。カバーもカウント2。あかねがバックフリップ。あかねの追撃をかわした海乃がバックドロップも起き上がったあかねがみかんでポン。



起き上がった海乃がクレイモア。両者ダウン。膝立ちでエルボーの打ち合い。起き上がってのエルボーの打ち合い。あかねのヘッドバットを海乃がカット。逆に海乃がヘッドバット。崩れ落ちたあかねに海乃がエルボースマッシュの連打からバズソーキック、クレイモア。カバーもカウント2。海乃がフィッシャーマンズ・スープレックスからリバースのドラゴンスプラッシュ。続けてドラゴンスプラッシュを狙うがあかねが剣山で阻止。



あかねが海乃の両手を取ってのヘッドバットからみかんでポン。カバーもカウント2。あかねがバックフリップも海乃が反転して十字固め。カウントは2。海乃がビーナスシュートを狙うが追いついたあかねが海乃を抱え上げてパワーボムで叩きつける。続けてP-ガイストを決め海乃からカウント3を奪い、5度目の王座防衛を果たした。





試合後、マイクを手にしたあかねは「長期欠場する辛さは誰よりも(自分が)わかっているつもりだから、復帰して数戦で後楽園ホールでタイトルに挑戦して、その勇気はほめてやるよ。」と海乃に語ると「お前、めっちゃ強いねんなー。ベルト持っているだけあるわー。」と海乃。あかねが「前回の約束覚えとるか?私が防衛したら、さん付けで呼ぶって。言うてみ。藤田あかねさん、今日はありがとうございましたって言うてみ。」と海乃にリクエスト。海乃は「藤田あかねさん、ありがとう。」と答えると、あかねから「敬語!」の突っ込みが。それを受けて海乃は「それは今度、私から防衛できたら。考えとくわ。」と再挑戦をさらっと要求。「ま、そんなお前、嫌いじゃないよ。またやろう!」とあかねも了承。どこかのタイミングで、また2人のタイトル戦が行われることになりそうだ。


◆第5試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
杏ちゃむ&〇Yappy&久令愛(13分17秒 反則)柳川澄樺&しのせ愛梨紗×&叶ミク
※しのせが凶器を使用したとレフェリーが判断した為



B.B.追放を目論む柳川が完全決着をつけるべく、全面対決を要求し実現した今回の6人タッグ戦。柳川のパートナーはこれまでB.B.の猛威に苦しめられてきた愛梨紗とミク。柳川チームがB.B.の入場を急襲。試合はいきなり場外戦でスタートも、ミクが捕まり、エプロンでダブルの餅つきヒップアタックからサンドイッチヒップアタック&久令愛の飛び込みビックブーツの合体攻撃を浴びてしまう。Yappyがカバーもカウント2。Yappyがミクをコーナーで絞首刑。Yappyがロープに飛んでのヒップアタックはミクが丸め込みへ持ち込む。カウントは2。ミクがエルボー連打から対角コーナーに振ってのモンキーフリップ。ミクがカバーもカウント2。



ミクがドロップキックから踏みつけもYappyがミクを抱え上げカツ丼でカバーもカウント2。代わった久令愛が串刺しビックブーツでカバーもカウント2。久令愛がサソリ固めからデスロック、フェイスロックも柳川がカット。ミクがコーナー飛び乗りのボディアタック、ドロップキックでカバーもカウント2。ミクがエルボー連打も久令愛がブレーンバスター。杏ちゃむ、愛梨紗に交代。愛梨紗がタックル、杏ちゃむがクロスボディでカバーもカウント2。杏ちゃむが低空ドロップキックでカバーもカウント2。杏ちゃむとYappyが串刺しダブルヒップアタック、杏ちゃむが串刺しダブルニーアタック、久令愛が串刺し顔面ウォッシュ、Yappyが串刺し開脚ヒップアタック、杏ちゃむがダイビングフットスタンプでカバーもカウント2。柳川とミクがフォローに入って、愛梨紗がフェイスクラッシャーでカバーもカウント2。代わった柳川が正面ドロップキック。飛び込みニー、後頭部への片足低空ドロップキックでカバーもカウント2。



柳川がフィッシャーマンズ・スープレックス。起き上がった杏ちゃむに片足ドロップキックも杏ちゃむがレフェリーを盾にし、柳川の蹴りがレフェリーに誤爆。杏ちゃむが低空ドロップキックでカバーもカウント2。代わった久令愛が柳川の顔面にフットスタンプ連打、エルボースマッシュ連打。柳川が張り手で反撃し、倒れた久令愛に顔面ストンピング。久令愛が張り手の連打から顔面へのストンピング。



カバーもカウント2。柳川がバックスピンキック。久令愛がトラースキック、柳川がバックスピンキック。両者ダウン。Yappy、愛梨紗に交代。愛梨紗が飛び込みクロスボディもキャッチしたYappyがアバランシュホールド。カバーもカウント2。ロープ際の愛梨紗に杏ちゃむと久令愛が飛び込みビックブーツ、Yappyが飛び込み開脚ヒップアタック。Yappyがギロチンドロップでカバーもカウント2。愛梨紗がエルボーからのDDT。柳川がダイビングヒップアタック、ミクがダイビングサマーソルトドロップ、愛梨紗が飛び込みエルボースマッシュでカバーもカウント2。両チームがリング上で入り乱れる。久令愛を狙った柳川のバックスピンキックがレフェリーに誤爆。



久令愛が柳川にこん棒攻撃を決め、そのこん棒を柳川の背中側のタイツに入れる。杏ちゃむはミクにB.B.プレート攻撃後、B.B.プレートをミクに手渡す。さらにYappyが愛梨紗にチェーンラリアットを決め、チェーンを奪おうとする愛梨紗にあえてチェーンを渡すと、そのチェーンを愛梨紗がYappyの首に巻き付けてエプロン越しに締め上げているように見せかける。起き上がったレフェリーが愛梨紗のチェーン攻撃を反則とみなし、B.B.の反則勝ち判定。





高笑いのB.B.がまんまと勝利をモノにし、またも柳川はフラストレーションが溜まることとなった。


◆第6試合 ICE×∞選手権試合 30分1本勝負
[王者]〇勝愛実(18分28秒 エビ固め)松下楓歩×[挑戦者]
※バイオレットドライバー
※第40代王者が6度目の防衛に成功



いぶきの欠場によって一度は宙に浮いたICE×∞戦。当初、楓歩はノンタイトルでのシングルマッチを要求したが、これに対して勝は楓歩には挑戦者としての資格は十分とし、いぶきの代打ではなく、勝から指名する形で楓歩を挑戦者として6度目のICE×∞王座戦に臨んだ。ゴングと同時にコーナーを飛び出した楓歩がエルボーのラッシュで勝をコーナーに追い込み膝を立てる。対角コーナーに勝を振ろうとするが、勝が切り返し、楓歩をコーナーに振り、串刺し攻撃を狙うが楓歩がかわす。楓歩が飛び込むが勝が足を挙げてけん制。これを無視して楓歩が飛び込みエルボーのラッシュ。楓歩がソバット。ロープに飛ぼうとするが、勝が髪を掴んで押し倒す。勝がフットスタンプも楓歩がかわす。楓歩が勝の足を払って倒すと飛び込みニーアタック。カバーもカウント2。楓歩がはりつけドロップキック。エプロンに上体で出た勝に、エプロンに出た楓歩がニーアタックを決めカバーもカウント2。楓歩がフェイスロック。勝がロープに逃れる。楓歩の飛び込みをかわした勝が楓歩の背中に飛び込みニー。勝がロープに飛ぶが楓歩が足払いで倒し、四つん這いの勝のボディを蹴り上げる。さらに顔面への低空ドロップキックでカバーもカウント2。



勝が串刺しエルボーからダブルアーム式フェイスバスター。ロープ際の楓歩を勝が蹴りまくる。さらに飛び込み顔面ウォッシュ。勝がミサイルキックでカバーもカウント2。勝が楓歩を引き起こしてのエルボーもかわした楓歩がエルボーからのドラゴンスリーパー。さらにグランドに持ち込んでの胴締めドラゴンスリーパー、スリーパーホールドへ。勝がロープに逃れる。楓歩がミサイルキック。カバーもカウント2。楓歩がエルボー連打。膝を衝いた勝にエルボー、さらに顔面蹴り連打。



楓歩が飛び込みニーアタック、勝の腕を取ってのニーでカバーもカウント2。コーナーに上がった楓歩を勝がコーナーに乗ってのスタナー。勝がコーナーに上がると、今度は楓歩が雪崩式ブレーンバスター。再度、楓歩がコーナーに上がる、勝が下から張り手。楓歩も返す。勝がコーナーに上がったところ、楓歩がコーナーを降りてパワーボムの形で叩きつけ、楓歩がコーナーからの旋回式ボディプレス。楓歩がカバーも反転した勝がカバー。再度、楓歩が反転してカバー。カウントは2。楓歩がバズソーキック、ハイキックも勝が飛び込みラリアット、イナズマバスター、ダイビングエルボードロップでカバーもカウント2。



勝がバックを取る。なんとか逃れた楓歩に勝が蹴りを狙うが、楓歩がかわし丸め込み。カウントは2。楓歩が延髄ハイキックからいぶきのフィニッシュホールドのグッドいぶニングを決めるもカウントは2。楓歩のバズソーキックをかわした勝がエルボースマッシュ。楓歩がハイキック、バズソーキック、バックキック、バズソーキックを続けてヒットしカバーもカウント2。楓歩が変形ブロックバスターの体勢からサイドに勝を投げる。



引き起こしてバックドロップの体勢に入るも勝がこらえる。勝が飛び込みラリアットでカバーもカウント2。勝がイナズマバスターでカバーもカウント2。勝がダイビングエルボードロップからカバーもカウント2。勝がバックドロップの体勢で楓歩を抱え上げ、バイオレットドライバーを決め楓歩からカウント3を奪い、王座V6に成功した。



〈試合後のリング上〉


※3カウントを取ったあと、その場で大の字に倒れた勝にレフェリーとセコンドが駆け寄る。「防衛したの?」「勝ったの?」とうつろな表情で問う勝。ベルトを受け取り起き上がった勝だが、ベルトを掲げることもなく、リングを降りるとレフェリーとセコンドが肩を貸して引き揚げ、そのまま医務室へ直行した。勝が引き上げる姿を見つめながらマイクを手にした楓歩が語り始めた。



楓歩「私はこのタイトルマッチが決まってから、今日まで1週間だったけど、(当初予定していたリボンタッグ王座戦の)前哨戦で勝さんと何度も試合をして、何度も向き合っていくうちに、私は勝さんのファイトスタイルが大好きだったけど、勝さんの人間性、勝さん自身がすごく大好きになっていて、だから今日のタイトルマッチ、勝さんからICEのタイトルマッチやりたいって言ってもらって、それを引き受けました。勝さんは、楓歩はいぶきの代わりじゃなくて、立派なメインイベンターだよって言ってくれて、私は自分自身にすごく自信を持てないタイプだったけど、勝さんのその言葉や試合を通じて、私に伝えたい思いをすごく感じ取って、今日は負けたけど、勝さんのおかげでちょっと自信を持つことができました。だから、勝愛実が今はアイスリボンの絶対王者かもしれないけど、私はアイスリボンでICE×∞も、ずっと狙ってきたリボンタッグも、絶対に戴冠したいと思っています。だから今日は獲れなかったけど、これからも松下楓歩を応援してくれますか?(観客から歓声が起こる)ありがとうございます。皆さんが応援してくれるから、私はこれからもこのリングで頑張れそうです。今日は本当にありがとうございました。」
※楓歩のコールで握手回りへ。リングに選手が戻ったところでトトロがマイクを手にする。
トトロ「2月に勝愛実のベルトに挑戦したとき、勝愛実は私(の存在)がアイスリボンで戦う意味になると言ってくれました。次にシングルする日を楽しみにここまで走ってきた。だから私が勝愛実に、ベルトに挑戦するぞーっ!」



きらり「ちょっと待ったーっ!トトロさん、一度シングルで負けたあなたは下がっていてください。私がアイスリボンを引っ張っていくんです。だから私にシングル、挑戦させろーっ!」
トトロ「おい、今日、七番勝負の最終戦やったよな?団体に期待されて組んでもらった七番勝負、1回でも勝った?」
きらり「全部負けました。」
トトロ「私、今日、アメリカのモンスターにしっかりリベンジ果たして勝ったから、私が挑戦する。」
きらり「わかりました。実績を作ればいいんですよね?11月3日、インイタでシングルしようや!」
トトロ「…関西弁に染まっている時点で、きらりの負けやで。いいよ。どっちが挑戦者にふさわしいか、シングルでケリつけようや。」
きらり「望むところだ。」
※きらりが締める流れになるが、楓歩がマイクを手にし「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。

〈試合後の松下楓歩〉


――チャンピオンから指名されての挑戦となりましたが、その辺の踏ん切りはついての挑戦となりましたか?
「横浜のときはまだリボンタッグの意気込みで勝さんとの前哨戦に挑んで、次の日にいぶさんが欠場になって、その3日後かな。勝さんにノンタイトルのシングルマッチをお願いしますって言って。私はいぶさんの欠場が発表されてから、勝さんにシングルマッチをお願いするまでの間に、すごくいろんなことを考えたんです。今、私が勝さんとシングルで向き合わなくてもよかったし、タイトルマッチ受けなくてもよかったけど、私が勝さんと向き合うことに意味を感じていて、だからちょっと言ったら悪いですけど、私はICEはあわよくばって感じですかね。まず、私は今日は勝さんとのシングルをすごく楽しみにしていたし、決まってから1週間だったけど、この日のために、その試合だけを思ってやってきました。」

――かなりスタートから攻め込んでいきましたけど、あの辺は考えていた?
「はい。私はつい様子をうかがってしまうところがあるので、今日は全部、攻めにいく気でいようと思っていましたし、勝さんもそんな松下楓歩で来てほしかったのかなって思っています。」

――改めてチャンピオンの勝愛実はどうでしたか、シングルでタイトル戦をしてみて。 「ある意味、変わらなかったですね。勝さんはずっとそのままだし、絶対王者と言われているからこそ、私は自分が超えたい。他の誰かじゃなくて、私が勝さんを超えたいとすごく思いますね。」

――今日、藤本選手から受け継いだコスチュームを着てきましたが、どういう思いでこのコスチュームにしたんですか?
「これは、勝さんが新コスを用意していて、他の選手に、こんな感じなんだーって言っているのを、私はこっそり聞いていて、今度は青なんだって。なんかすっかりイメージ変わったじゃないですか?今回、青なら、私は赤でいってやるって思ったし。つっかさんがこの試合、すごく背中を押してくれた。楓歩、今、行きなよって、何度も言ってくれたから…(少し涙ぐむ)勝さんに向けてと、つっかさんに向けて、このコスチュームにしました。」

――藤本選手は知らなかったみたいですけど。
「はい!もちろん言わないですよ(笑)」

――今後は改めて、今まで言っていたようにタッグを狙っていきますか?
「パートナーいないから…でも新しいパートナーは今はいらないので。どうしようかな。ちょっと考えます。」

――最後、チャンピオンがしゃべれないくらいに追い込んだことは自信になりましたか?
「自信になりました、すごく。勝さんは私に自信を持ってほしいって、試合でも控室でも常々言われていて、だからすごく今日は自信を持って挑んだし、勝さんはもうなんでもしてくれって。私はなんでも受けるって言われたから、すごく今日の試合は自信になりました。」