月〜

試合結果

雨のち、リボン2024/後楽園ホール

2024年06月23日 開始時間 11時30分〜 / 開場時刻 10時45分



アイスリボン後楽園ホール大会
「雨のち、リボン2024」
2024年6月23日(日)
10時45分開場/11時30分開始
観衆:1088人(満員)

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
Yappy&×光芽ミリア(13分06秒 体固め)神姫楽ミサ&しのせ愛梨紗○
※シャイニング・ウィザード

◆第2試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
×トトロさつき&まなせゆうな&藤滝明日香(16分31秒 ウラカン・ラナ)杏ちゃむ&海乃月雫○&古川奈苗

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
中島安里紗&○真琴(15分30秒 ギブアップ)咲蘭×&長谷川美子
※変形コブラクラッチ

◆第4試合 IWGP女子選手権試合 60分1本勝負
[王者]○岩谷麻優(16分08秒 レフェリーストップ)藤本つかさ×[挑戦者]
※第3代王者6度目の防衛に成功
※立会人:永田裕志(新日本プロレス)

◆第5試合 トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
[王者]○真白優希(11分19秒 特盛クラッチ)紫雷美央×[挑戦者]
※もう1人はウナギ・サヤカ[挑戦者]
※第45代王者2度目の防衛に成功

◆第6試合 株式会社Compass Presents ICEx∞王者決定戦 時間無制限1本勝負
[Aブロック優勝]×星ハム子(21分53秒 エビ固め)YuuRI○[Bブロック優勝]
※スワントーン・ボム
※YuuRIが第38代ICEx∞王者となる

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※過去のICERIBBON LIVEでの配信アーカイブが月額1,000円(税込)で見放題!!


◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
Yappy&×光芽ミリア(13分06秒 体固め)神姫楽ミサ&しのせ愛梨紗○
※シャイニング・ウィザード



SEAdLINNNG4月21日後楽園ホール大会でデビューした光芽ミリアがYappyとのタッグでアイスリボン初参戦。対するはチーム名が『ちあプリ(=ちあふるプリンセス)』に決まった今、勢いのある神姫楽&愛梨紗。試合は『ちあプリ』の奇襲でスタート。光芽を捉え串刺し連係を決めると、倒れた光芽を踏みつけて『ちあプリ』ポーズ。エルボーで反撃に出る光芽をコーナーに吹き飛ばした神姫楽はコーナーでの踏みつけ、ボディスラムで愛梨紗につなぐ。愛梨紗がキャメルクラッチで絞め上げ、代わった神姫楽が串刺しラリアット、猪ムーブからの串刺しスピアー、エルボードロップでカバーもカウント2。光芽が切り返しの丸め込みもカウント2。光芽がドロップキックでカバーもカウント2。代わったYappyがタックルで神姫楽を吹っ飛ばす。助けに入った愛梨紗のクロスボディをキャッチすると神姫楽の上に落とし重ねた2人の上に旋回式ボディプレス。愛梨紗をどけてカバーもカウント2。Yappyが串刺し攻撃を狙うが飛び込みをかわした神姫楽がパロスペシャル。



ロープに逃れたYappyに愛梨紗がクロスボディ。これをまたもYappyがキャッチ。神姫楽がドロップキックのアシストで愛梨紗ごとYappyを倒し、神姫楽がセントーンでカバーもカウント2。代わった愛梨紗がドロップキックでカバーもカウント2。愛梨紗が神姫楽を呼び込み2人でYappyをロープに振るもYappyがクロスボディで2人を倒す。Yappyが愛梨紗に串刺しヒップアタック、串刺しラリアット、雷電ドロップでカバーもカウント2。Yappyのギロチンドロップを愛梨紗がかわす。上体を起こしたYappyに愛梨紗が飛び込みクロスボディ。カバーもカウント2。愛梨紗が串刺しボディアタック。Yappyが愛梨紗の飛び込みを捕まえカツ丼。カバーもカウント2。Yappyがアックスボンバーでカバーもカウント2。Yappyが「フィニッシュ!」とケンタッキーボムを狙うが、ここで光芽がタッチを要求。代わった光芽がドロップキック4連発でカバーもカウント2。



エルボーの打ち合いから光芽がミドルキックをヒットしカバーもカウント2。アシストに入ったYappyがウェイストランドを決め、光芽を愛梨紗の上に落とす。カウントは2。愛梨紗がカウンターのタックル、逆エビ固め。ロープに逃れた光芽に飛び込みクロスボディ。カバーもカウント2。光芽が丸め込み連発もこれをしのいだ愛梨紗が神姫楽を呼び込みダブルのブレーンバスター。カバーもカウント2。アシストに入ったYappyをダブルタックルで吹っ飛ばすと、愛梨紗が光芽にシャイニングウィザードを決めカウント3を奪った。




◆第2試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
×トトロさつき&まなせゆうな&藤滝明日香(16分31秒 ウラカン・ラナ)杏ちゃむ&海乃月雫○&古川奈苗





膝の負傷により欠場していたトトロがリボンタッグ王者=BIG☆DEKAI!!!のパートナーのまなせ、ドンドコどすこいーずのパートナーの明日香とのタッグで復帰戦に臨んだ。重量級の3人に対して、ウエイトのハンディありすぎの海乃&古川の風神雷神(仮)に杏ちゃむを加えた関節技トリオ。開始と同時に関節技トリオがトトロを3人攻撃。コーナーに振ると串刺し連係。さらにまなせ、明日香も加わってトトロの復帰をトレインで祝福。トトロが3人をタックルで連続で吹っ飛ばす。さらにまなせ、明日香、さらにレフェリーも投げ飛ばし、復活をアピールする。代わったまなせが古川に串刺しラリアット、タックルでカバーもカウント2。コーナーに振られた古川がコーナートップに座ると飛び込んできたまなせの腕を掴みコーナーでの腕十字を決める。続けてエルボー連打から3度目のトライでまなせをボディスラムを投げる。代わった杏ちゃむがダイビングボディアタックでカバーもカウント2。杏ちゃむが脇固め、膝十字固め。



ロープに逃れたまなせに飛び込みドロップキック。海乃がエプロンに上体が出たまなせに助走付きジャンピングキック。杏ちゃむがカバーもカウント2。まなせが杏ちゃむにラリアット。代わった明日香がジャンピングボディプレスでカバーもカウント2。明日香がボディスラムでカバーもカウント2。明日香がカナディアンバックブリーカー。これを古川がカット。杏ちゃむがコルバタから丸め込みもカウント2。明日香が変形バックブリーカーから前方に振り落としてのカバーもカウント2。明日香の串刺し攻撃をかわした杏ちゃむがスイングDDT、上体を起こした明日香の頭部に正面ドロップキックを決めカバーもカウント2。代わった古川がドロップキック、サマーソルトドロップでカバーもカウント2。古川が腕ひしぎ十字固め。明日香がロープに逃れる。エルボーの打ち合いから古川が明日香の腕を取って前転しテイクダウンさせての腕ひしぎ十字固め。ロープに逃れた明日香は熊手パンチからアルゼンチン・バックブリーカー、ラリアットでカバーも古川が三角締めへ。



持ち上げた明日香が叩きつける。それぞれまなせ、海乃に交代。まなせがタックル、串刺しラリアット、タックル、バックフリップでカバーもカウント2。海乃がコルバタからロープを使っての腕締め。まなせがタックル、スライディングラリアットでトトロに交代。コーナーでトトロが海乃を背後から抑え込み、そこにまなせが串刺しボディアタック。トトロがボディプレスも海乃がかわす。アシストに入った明日香が海乃にボディプレス、まなせがその上にボディプレス、続けてトトロがその上にボディプレスを決め、2人をどかせてカバーも杏ちゃむがフットスタンプでカット。エルボーの打ち合いからトトロがボディスラムでカバーも海乃が切り返してカバー。カウント2。海乃がビックブーツ、ボディブローからミサイルキック。続けて杏ちゃむが串刺しダブルニーアタック、古川が発射台になって海乃を飛ばしての串刺しドロップキックでカバーもまなせ、明日香がカット。アシストに入った明日香、まなせの連続ラリアットからまなせが押さえた海乃にトトロが飛び込みラリアット。さらにBIG☆DEKAI!!!のダブルパワーボム。



トトロがカバーもカット。海乃がカウンターのクレイモアでカバーもカウント2。トトロがカウンターのラリアットでカバーもカウント2。トトロが海乃を担ぎ上げるも古川がダブルハンマーでカット。その流れで海乃がウラカン・ラナを決めトトロから逆転のカウント3を奪取した。


◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
中島安里紗&○真琴(15分30秒 ギブアップ)咲蘭×&長谷川美子
※変形コブラクラッチ



引退までのカウントダウン中の中島。同期の真琴をパートナーにアイスリボン後楽園ホール大会ラスト参戦。中島とはこれが最初で最後の対戦となった咲蘭と長谷川がゴング前に奇襲攻撃を仕掛ける。しかし、これを蹴散らした中島と真琴が長谷川を捉え交互にビックブーツを叩き込む。中島が長谷川を背後から押さえ、真琴がビックブーツもこれを長谷川がかわし、中島に誤爆。長谷川が2人にクロスボディを決め倒し、中島がコーナーに戻る。代わった咲蘭が真琴にクリストを決める。グランドに崩れるもさらに絞め上げ、真琴がロープに逃れる。真琴が咲蘭をコーナーに追い込み踏みつけ、ヒッププッシュ。代わった中島が咲蘭の髪を掴んでコーナーにぶん投げると、串刺しビックブーツから踏みつけ、ドロップキックでカバーもカウント2。代わった真琴がボディスラム、フットスタンプでカバーもカウント2。真琴がキャメルクラッチ、タックル。代わった中島が起き上がれない咲蘭の顔面にストンピングを連打。咲蘭が一歩も退かず、気合を入れながら起き上がるとエルボーで反撃。余裕の表情の中島に張り手を叩き込む。中島がビックブーツ。



さらに髪を掴んで起こし膝蹴り連打ソバットでカバーもカウント2。中島がバックに回るが咲蘭がこらえる。中島の飛び込みをカニばさみでロープに叩きつけ、咲蘭が619もこれをキャッチした中島が一気にジャーマンで叩きつける。さらに両足を掴むが、咲蘭が丸め込みで切り返す。カウントは2。咲蘭がドロップキック。代わった長谷川がダイビングボディアタック、串刺しエルボー、ドロップキック。中島の蹴りをかわし、丸め込み。カウントは2。長谷川がマフラーホールド。真琴がカット。中島と真琴で長谷川をロープに振る。長谷川がかわし、2人をロープ際に追い込み飛び込みクロスボディ。中島をカバーもカウント2。長谷川が再度、マフラーホールド。中島がアームバーで切り返す。咲蘭が中島の顔面を蹴りまくってカット。



怒った中島が咲蘭の顔面に強烈エルボー。さらに長谷川に顔面ウォッシュ。エルボーの打ち合いから中島が膝を衝いた長谷川にバズソーキック、ミサイルキック。代わった真琴が串刺しビックブーツ、かかと落とし、ダブルニーでカバーもカウント2。長谷川のエルボーに真琴がビックブーツ。さらにロープ際の長谷川に真琴が飛び込みのビックブーツも長谷川がかわし、エプロンに出るとドラゴンスクリュー。長谷川がサマーソルトドロップでカバーもカウント2。



代わった咲蘭がドロップキック3連発でカバーもカウント2。咲蘭が馬乗りエルボー連打。真琴が反転してエルボー連打。真琴の蹴りをかわした咲蘭が丸め込みもカウント2。咲蘭がおんぶスリーパー。ロープに逃れた真琴に飛び込みドロップキック。カバーもカウント2。咲蘭がエルボー連打も真琴が膝蹴りからフェイスクラッシャー。カバーもカウント2。真琴がスリーパー。咲蘭がロープに逃れる。真琴がダブルアーム・スープレックスでカバーもカウント2。長谷川がサマーソルトドロップからアシストのドロップキック。咲蘭がドロップキックでカバーもカウント2。咲蘭が飛びつき式の後頭部へのギロチンドロップでカバーもカウント2。咲蘭がダイビングフットスタンプでカバーもそこに中島がダイビングフットスタンプ。これを咲蘭がかわし、真琴に誤爆。咲蘭が♡さらんらっぷ♡も中島がカット。中島が長谷川にジャーマン、咲蘭にエルボー。真琴がビックブーツでカバーもカウント2。真琴が変形コブラクラッチを決め、咲蘭からギブアップを奪った。




◆第4試合 IWGP女子選手権試合 60分1本勝負
[王者]○岩谷麻優(16分08秒 レフェリーストップ)藤本つかさ×[挑戦者]
※第3代王者6度目の防衛に成功
※立会人:永田裕志(新日本プロレス)



禁断の扉をこじ開け、スターダム参戦を果たした藤本は中島とのベストフレンズで岩谷に快勝し、岩谷の持つIWGP女子王座獲りにつなげた。しかもアイスリボンのリングで王座戦を実現させるという難題もクリアし、この日の歴史的な一戦が実現した。立会人の永田裕志がタイトルマッチ宣言、ベルト返上のセレモニー。岩谷と藤本ががっちりと握手を交わし試合開始。手探りから岩谷がバックに回って藤本の足を刈る。藤本が切り返す。岩谷が跳ねて逃れ、ロックアップ。腕の取り合いから岩谷が藤本の腕をロープにからめ絞め上げる。藤本がヘッドロックへ。藤本がロープワークからアームホイップを決めれば、岩谷もアームホイップで返す。足払いからのカバー合戦から藤本がPKを狙うも岩谷がかわす。再び手探りから藤本がトーキック。尻もちをついた岩谷に藤本がサッカーキック。藤本が腿裏に蹴り。さらにロープ際で岩谷の顔面踏みつけ。藤本が「IWGP!」と叫びながらの卍固め。



グランドに崩れても藤本がロックを外さず絞め上げ、エビ固めに移行。カウント2。岩谷をロープにはりつけて顔面踏みからはりつけドロップキック。岩谷が場外に落ちる。上がってきた岩谷をコーナーに詰めてチョップ。対角コーナーに振り飛び込むも、これをかわした岩谷が藤本を丸め込み、ドロップキックを顔面にヒット。岩谷がサッカーキック。さらにPK2連発。ロープに藤本を詰め、その上に乗っかり客席にアピール。さらにロープにはりつけてエプロンに出た岩谷が逆水平チョップ、顔面踏みつけ、はりつけドロップキック。ローキックで藤本に尻もちをつかせてのサッカーキック。藤本が起き上がると、岩谷が自らマットに腰を下ろし「来い!」とアピール。藤本は岩谷のコスチュームのフードを岩谷の頭にかぶせてのサッカーキック。今度は藤本が座り込み。



岩谷がサッカーキック。再度、岩谷が座り込み。サッカーキックを入れた藤本が座るが、岩谷は起き上がらない。藤本に「もっと蹴って来い!」とアピール。藤本がサッカーキック3連発。のけぞって距離を取る岩谷。今度は岩谷がサッカーキック3連発も3発目の蹴り足を藤本がキャッチ。エルボーの打ち合いから藤本がダブルチョップ。岩谷がカサドーラも藤本が立ったまま踏ん張る。前方回転で起き上がった藤本がPK。コーナーに上がる藤本。岩谷が追いつき、2人がコーナー上でエルボー打ち合い。打ち勝った藤本が岩谷を宙吊りにしてのフットスタンプ。さらに串刺し低空ドロップキック、ミサイルキックでカバーもカウント2。藤本が極楽固め。ロープに逃れた岩谷にストンピングを連打する藤本。岩谷がその蹴り足を取り、藤本を場外に落とすとトペ・スイシ―ダ。



さらにエプロンに藤本を上げるとエプロンでのドラゴン・スープレックスを狙う。こらえた藤本が岩谷を肩車にすると、そのまま前方に叩き落す。場外で起き上がった岩谷に藤本がエプロンを走ってのPK。吹っ飛ぶ岩谷。エプロンで「IWGP獲るぞーっ!」とアピールする藤本。岩谷はダメージからかなかなかリングに上がってこない。藤本はリング中央であぐらをかいて両手を広げ余裕の表情。ようやくリングに上がってきた岩谷に藤本がビーナスシュートをヒット。



しかしカバーに入らない藤本。右手を気にして顔をゆがめる藤本。ビーナスシュートの着地で右手を痛打してしまった。バックに回った岩谷がジャーマン・スープレックスで叩きつける。



なんとか起き上がってきた藤本に岩谷がエルボー連打。藤本は右腕で打ち返そうとするが、直前で左腕でのエルボーに切り代える。レフェリーが藤本の状態を見て試合を止める。「まだ出来るのに…」と悔し気につぶやく藤本に中島が駆け寄る。試合はレフェリー・ストップにより岩谷の王座防衛となった。



〈試合後のリング上〉
※ベルトを防衛した岩谷が永田からベルトを受け取り、マイクを手にする。
岩谷「脱臼…痛いよね。自分も赤いベルト、試合開始2分30秒で肘脱臼して、チャンピオン剥奪されて…。あなた、よく今、リングに立ってられるね。凄いね!やっぱとんでもねぇわ!自分だったら、すぐ控室行って、すぐ救急車呼んで、すぐ病院に行くけど、あなたはやっぱりアイスリボンの象徴。戦ってあなたの強さ、感じることができました。このベルト、正式に勝って、あなたから勝って、女子プロレスのアイコンだと言いたかったけど、引退…しちゃダメだよ。全然まだまだ先。限定復帰とか、まだまだできんじゃん!限定復帰とかじゃなくて、また、怪我直して、次また、そのときまでこのベルトのチャンピオンでいるから、絶対! 怪我が治るまで、絶対待ってるから!ちゃんと治して、このベルトを懸けて、もう一度私と戦ってください!」
※岩谷が握手の手を差し伸べる。右手が上がらない藤本は左手で握手をかわした。





〈試合後の岩谷麻優〉
「う〜ん、う〜ん…う〜ん!なんて言えばいいんだろう…。さっきリング上で言った通り、藤本つかさに勝って6度目の防衛で女子プロレスのアイコンは岩谷麻優だと証明する試合したかった。あーっ!なんて言えばいいんだろう、マジで。でも、このベルトのチャンピオンは岩谷麻優。今試合が終わってこのベルトを持って立ってるのは岩谷麻優。そこに価値がある。6度目の防衛。悔しい形での防衛になってしまったけど、自分の目標は最多防衛記録。IWGPの最多防衛記録を岩谷麻優が作る。それが目標なので。まだまだ6度目。この先、最多防衛まであと6度ある。それ以上防衛する気でいるし。藤本つかさが肘完治して、また今度も、また戦えるなんて逆に幸せですね。うん。向こうからしたら不幸だと思いますけど、こっちからしたら不幸中の幸い。いや、不謹慎か。肘の脱臼は自分も経験したことあるから。痛いし…今凄い痛いと思う。悔しいと思う。しんどいと思う。けど、凄い楽しかった。試合、今日。凄く楽しかったから、また復活して挑戦してくれるまでチャンピオンでいます。このベルトのチャンピオンとして、また新しい目標ができました。今はお大事に。」

――タイトル戦で戦ってみての藤本選手はどうでしたか?
「いや、凄い強かったし、なんて言うんだろうな。もっと小柄でスピーディーな感じかなと思ってて。こんなに重みがあるんだって。1発1発に蹴りとかも凄くスターダムにはない蹴りの種類だなって受けて感じましたし。最後に腕が変形してたのが見えて。凄い押さえてたので。これはちょっとここでやめた方がいいのかなと思って、もう終わりにしましょうって言ったんですよ。腕が変形していて、ここで終わりにしましょう、自分、勝っちゃいますって言ったら、まだやれるって言ったんですよ、藤本つかさは。それを聞いて自分いこうとしたら向こうもエルボーを打ってきて。すげえなって、ホントにすげえなって思いました。このベルトに対する思いとか岩谷麻優に対する思いとか。 このアイスリボンを背負ってる、そんだけの存在だなって。そこで改めてすげぇこいつって思いました。今回の試合で、アイスリボンって凄くいい団体だなって、上がって思いました。可能性しかない団体だと思います。でも、まあまあスターダムはその先、もっと上をいってるんで。ホントに今日アウェイだと思ったんですけど、お客さんの声援が凄く温かくて、ホームじゃん、ていうかホームより温かいじゃんと思って、凄くその声援のおかげで楽しむことができました。本当に応援に来てくださった皆様ありがとうございました。また違う形で、というか守って、このベルトの防衛戦、またしたいと思います。」




◆第5試合 トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
[王者]○真白優希(11分19秒 特盛クラッチ)紫雷美央×[挑戦者]
※もう1人はウナギ・サヤカ[挑戦者]
※第45代王者2度目の防衛に成功



5月4日横浜リボンでウナギとの初タッグで勝利した真白。当初からウナギとのタイトル戦をアピールしていたものの、試合後のウナギと美央のケンカに割って入る形で2人を相手にトライアングルリボン戦を行うことが決定。念願かなっての一戦ではあるものの、ここにウナギと美央のからみが含まれるため、なんとも波乱含みでのタイトル戦となった。ゴングと同時にウナギと美央がにらみ合い。真白が近寄るもこれを振り払う。2人のエルボーの打ち合いの間に入って、あえて美央、ウナギのエルボーを受けて見せた真白。しかし、真白が邪魔とみた2人は2人で真白をロープに飛ばし、ダブルのビックブーツ。ウナギが真白に拙者、蒲焼き者で候。真白を場外に落とす。美央がウナギにハイタッチにいくと見せてウナギの両胸を思いっきり掴むと胸を掴んだままコーナーに叩きつける。怒ったウナギが逆に美央をコーナーに詰めると。両胸で美央の顔面を圧迫する上から山脈を仕掛ける。



ウナギがカバーもカウント2。ダメージが残る美央にウナギがゴムパッチンを仕掛ける。これを制止に入るレフェリー。そこに真白が入り、ウナギの背後からドロップキック。ウナギがゴム紐の手を離し、ゴムパッチンの犠牲者となったのはレフェリー。ウナギと美央をロープにはりつけた真白はウナギからゴム紐を奪うとウナギと美央に1本ずつ持たせる。リングサイドの客席までゴムを引っ張った真白がゴムを離しゴムパッチン成功。



リングに戻った真白はウナギとエルボーの打ち合いへ。真白が飛び込みエルボーでウナギを倒し、ストンピング。真白がドロップキック連発もロープに飛んだウナギをエプロンに立った美央が抑え込む。そこに真白が飛び込むも美を決めは2人を捕まえ女郎蜘蛛。さらに2人まとめて619。美央がウナギにPK連打も4発目をキャッチしたウナギがだがそれがいい!、拙者、蒲焼き者で候。カバーもカウント2。ウナギが美央と背中合わせになり、両腕を組むもここで真白が入り、2人を横に転がしてカバーもカウント2。真白がウナギと美央を重ね、美央にキャメルクラッチ、ウナギに逆エビ固めを同時に決める。さらに真白がウナギにフットスタンプ。ウナギが真白、美央を同時コードブレイカー。2人をうつ伏せにし首狙いの拙者、蒲焼き者で候。



さらに真白を後ろから抱えると美央が真白の足を抱える。真白がそのまま反転し2人を場外に吹っ飛ばす。真白が2人にプランチャ。さらにリングに上がったウナギにダイビングボディアタック。真白がカバーもカウント2。ウナギを引き起こす真白。そこに美央が入りウナギを踏み台に真白に紫閃光。



大の字のウナギの上に真白を抱えた美央がダブルアーム・フェイスバスターで叩きつけ、美央がウナギをカバーもカウント2。コーナーに上がった美央をウナギが雪崩式ブレーンバスター。起き上がった美央がウナギにブレーンバスター。ウナギが起き上がってビックブーツ。美央がバズソーキックでカバーもカウント2。 真白が美央にソバット、ドロップキックでカバーもカウント2。美央が水面蹴りから首4の字固め。反転した真白がキーロック。反転した美央がカバーもカウント2。真白が反転して丸め込みもウナギが真白の背後からスライディングTANAKA。美央がウナギを丸め込むも、ウナギが反転してカバー。カウントは2。美央がさらに反転したところに真白が入り、美央を捉えてカバー。そこにウナギが拙者、蒲焼き者で候。真白がかわし、美央にヒット。真白がウナギにソバットを決め、美央を特盛クラッチで丸め込みカウント3を奪った。





〈試合後のリング上〉
真白「勝ちましたーっ!ウナギ・サヤカと美央に、このベルト懸けて、勝ちましたよ! 皆さん見てましたか?」
ウナギ「おい、バカ真白、お前らさ、引退したんじゃねえの?それがノコノコ帰ってきやがってよ。それもこの、プロレスでハッピー?バカみたいなことずっと唱えやがってお前ら!お前分かってんのか?1つだけ言わせろ。アイスリボンいろいろあるな。めっちゃキツイと思うよ。めっちゃキツイと思うけど、いぶきはいぶきで勝手に自分の幸せ選びやがってよ!なんも思ってねえわけねえよな! だったらよ、真白、お前がアイスリボンで、ここで、一番ハッピーを証明しろ。お前が一番上に立って、一番ここがハッピーだということを、お前が証明しろ。そのためには、もっと自分を信じて、もっとブレないバカになれよ。」



真白「わかったよ!もっとバカになって…もっとハッピーになって、ここの頂点、目指してやるよ!今度はさ、もっといっぱい2人でさ、試合しようよ。」
ウナギ「嫌だ。」
真白「あ、そ。おい美央!あのさ、レフェリーなのかさ、試合するのかどっちか分かんないんだよ!なんで?引退してんのに!」
美央「そうですね、そうですね。いやあ、引退したね。みんなに盛大に送り出してもらいましたよ。ありがとうございました。紫雷美央って存在は引退しました皆さん。じゃあ、なんでお前今リングに上がってんねんって言われたら、それは、なんて言ったらいいんですかね、あれですよ、レフェリーMIOの肩書にカッコ選手ってのが付いてます。だって私、レフェリーのMIOも辞めれないもん。でもだからって、あたしが120%試合しないで生きていけますかって言われたら、すいません、それは言い切れませんって状態なので、私は試合をします、レフェリーもします。白黒ハッキリしろって言うんだったら、今後は選手って肩書も増やしてどっちもやりますよ。すいません、紫雷美央の活躍みたいなのを想像されると、さすがに無理なんで、そこは誤解のないようにお願いします。レフェリーMIOに選手っていう肩書が付きました。だってそうでしょう。やっぱり怪我しない人間はいないんで。リングの上に上がってたら何かしらトラブルがあるんだ。そういうときでも、私は、私みたいな存在がプロレス界の安全を上げると思っている。選手が心置きなく休んでもいいよって言える場所に、いつでも帰っておいでって言える場所に、私はアイスリボンをそうしたい。だから二刀流でやらせていただきます。」
ウナギ「お前もっと嫌われてるのかと思たら、まあまあ好かれてんな。まあいいや。7月の横浜出るわ!その代わり、ちょっといいこと考えたから、ちょっとまた連絡するわ。」




◆第6試合 株式会社Compass Presents ICEx∞王者決定戦 時間無制限1本勝負
[Aブロック優勝]×星ハム子(21分53秒 エビ固め)YuuRI○[Bブロック優勝]
※スワントーン・ボム
※YuuRIが第38代ICEx∞王者となる



メインは2ブロックによるリーグ戦を勝ち上がったハム子とYuuRIによるICE×∞第38代王者決定戦。王座を返上したいぶきの思いをつなぎたい母ハム子と、いぶきに敗れて王座陥落した後も虎視眈々とベルト奪回のチャンスを狙っていた前王者のYuuRI。まさにICE×∞新王者を決める一戦にふさわしい顔合わせが実現した。試合はロックアップでスタート。ハム子がロープに追い込むもクリーンブレイク。再びロックアップ。ハム子がヘッドロックに決める。ロープに振るもハム子がカウンターのタックル。YuuRIがハム子を倒し側頭部への低空ドロップキック。コーナーにハム子を詰めて顔面ウォッシュ連打。ハム子が場外に落ち、YuuRIが追う。ハム子がYuuRIを鉄柱に何度もぶつける。



さらに場外でのエルボーの打ち合いからYuuRIが場外DDT。ハム子がカウンターのボディアタックでYuuRIを吹っ飛ばし、コーナーに詰めての腹ウォッシュ、お・し・り・ダーッ!ブルドッキングヘッドロックはYuuRIが後ろから押してかわすと、ハム子をコーナーに追い込んでの串刺しエルボー、ランニングネックブリーカードロップでカバーもカウント2。YuuRIが首4の字固め。ロープに逃れたハム子がブレーンバスターをこらえての延髄ラリアットからブルドッキングヘッドロック。カバーもカウント2。ハム子が四股踏みからの逆エビ固め。ロープに逃れたYuuRI。エルボーの打ち合いからYuuRIがソバットもハム子は「ポーン!」と腹を叩きアピール。YuuRIが619、ミサイルキックでカバーもカウント2。



YuuRIがサッカーキックからPKを狙うもハム子が蹴り足をキャッチしキャプチュード2連発。YuuRIが投げ捨てジャーマン。ハム子もすぐに投げ捨てジャーマンで応戦。YuuRIがサイドキック、ハム子が飛び込みラリアット。両者ダウン。エルボーの打ち合いからハム子がアッパーエルボー。ロープに飛んだYuuRIが飛びつき胴締めスリーパーでテイクダウン。さらに胴締めドラゴンスリーパーもハム子がロープに逃れる。コーナーに上がったYuuRIをハム子が雪崩式ブレーンバスターでカバーもカウント2。ハム子がダイビングボディプレスもYuuRIが剣山。



YuuRIが膝立ちのハム子に蹴り連打。さらにフィッシャーマンズ・スープレックスからカバーもカウント2。YuuRIがスワントーンボムでカバーもカウント2。ハム子にストンピングを連打し、再度、コーナーに上がろうとするYuuRIをハム子が足を掴んで阻止。さらにハム子がドラゴンスクリュー。ハム子が腹ウォッシュ連打からシャイニング腹ザード。カバーもカウント2。ハム子がバックフリップ。カバーもカウント
2。ハム子がダイビングボディプレス。カバーもカウント2。再度、コーナーに上がろうとするハム子を今度はYuuRIが阻止。ハム子がタイガースープレックスを狙うが、YuuRIが逃れる。ハム子が飛び込みラリアットでカバーもカウント2。YuuRIがトラースキックでカバーもカウント2。YuuRIがラリアットをかわしヨーロピアンクラッチもカウント1。



ハム子が飛び込みラリアットでカバーもカウント2。ハム子がファイヤーマンズキャリーもYuuRIが後方回転エビ固めを狙うがハム子が潰してカバー。カウント2。ハム子がハムロールもYuuRIが反転してカバー。カウントは2。YuuRIがラ・マヒストラルもカウント2。YuuRIがバズソーキック、バックキックから半回転してのバズソーキックでカバーもカウント2。YuuRIがスワントーンボムを決めるも「まだだー!」とアピールし、もう一発スワントーンボムを決めカバー。カウント3を奪い、YuuRIがICE×∞王座に返り咲いた。



〈試合後のリング上〉
※ハム子がYuuRIにベルトを巻く。


YuuRI「私がICE×∞チャンピオンの、アイスリボンのスーパーヒーロー、YuuRIだーっ!ハム子さん、自分の頑張りを、こんだけ奮闘できたのもハム子さんのおかげです。本当にありがとうございました!今度は自分が堂々とチャンピオンとして、いつでも挑戦、受けて立ちます!約束です!」
※ハム子と握手。
YuuRI「チャンピオンになったから、たくさんたくさん防衛戦がしたい!次の挑戦者、指名します。海乃―っ!」
※海乃がリングに上がりYuuRIと対峙。
海乃「はい。私に挑戦しろって?だ〜か〜ら〜ベルトに興味ないっつってんじゃん!」
YuuRI「それはわかってる。」
海乃「まあ、でも、去年いろいろありましたよね、YuuRIさんと。分かりました、いいですよ。挑戦してあげます。まあ、やるからにはそれもらうからね。今年はマイクじゃなくて、試合で話題になりましょう。」
YuuRI「よろしく、お願い、しまーす!」



※2人が握手。握手回りへ。選手がリングに戻ったところで海乃がマイクを持つ。
海乃「あ、締めたいとこだけど1個だけお時間もらいまーす。紹介したい人がいま〜す!」
※練習生のきらりがリングに上がる。



海乃「自己紹介、どうぞ!」
きらり「アイスリボンの練習生になりました、きらりです。憧れのこのリングで早く試合できるように頑張りますので、応援よろしくお願い致します!」
MIO「きらりちゃんの、早くデビューがしたいというお言葉を受けまして、コーチとして発表させていただきます。きらりちゃんはプロサー生としても長年やってた子です。実力はもう既にございます。というわけで、あなたのデビューは7月14日、新木場1stRINGで行います!誰が対戦相手になるかは乞うご期待ということで、7月14日までみっちりいろんなこと教えるからね。もう泣きそうなの?」
きらり「(泣きながら) チケット買ってください!」
※きらりがリングを降りる。YuuRIが中央に立つ。
YuuRI「もう一度言います!私がICE×∞チャンピオンの、アイスリボンのスーパーヒーロー、YuuRIだーっ! 」



※最後もYuuRIが「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。

〈試合後のYuuRI〉


YuuRI「何度でも、何度でも言います。私がICE ×∞チャンピオン、アイスリボンのスーパーヒーロー、YuuRIです!今回で、真のアイスリボンのスーパーヒーローになれたんじゃないでしょうか。今回戦ったハム子さんなんですけど、結構、タイトル戦って、私、好きじゃないんですけど、やっぱSNSの言い合いとか、結構、私的にはむだな言い合いとか罵り合いっていうか、無理してやってるんじゃないのぐらいに、ちょっと思ってるんですけど。ごめんなさい。私の意見なんで、あくまで。でも、そういう感じで言ったら、本当にハム子さんに関して私は凄い優しくて、面白くて、凄い仲間思いで、いつも笑わせてくれる、私の大好きな先輩で。そういう何の恨み辛みもない大好きな先輩だからこそ、やっぱ今回、信頼して向き合って、ちゃんと真っ向勝負できたかなって思ってます。でも、やっぱりね、今回ハム子さんとは、キャリアも5倍以上違うんじゃないですかね。やっぱりキャリア、経験こそが力になるっていうのは、自分の今までここまでやってこれたのもやっぱ経験でしかないと思ってるのと、あと何よりガンバレの力じゃないかなって。それって切磋琢磨した試合の仲間、そして応援してくれるファンのみんながいて、ここまで来ることができました。だから自分がここまで来れて、ちゃんとベルトという形として、みんなに1つ恩返しできたんじゃないかなって思ってます。でも、ちょっと失いかけてた自信が、今回のベルトで取り戻すことができたというか。むしろ凄い大きな自信になりました。ハム子さんと今回思いっきりぶつかれた中で、自分がひとつ上をいけたことは凄い嬉しいし、ハム子さんに勝ったけど、今度は私がチャンピオンとしてハム子さんの挑戦を堂々と受けようと思っています。そしてマイクで言ったんですけど、海乃。私は決めてました。彼女はベルトいらないって、そう言って去年の利府リボンでノンタイトルで試合して、彼女は最終的にはベルトを使って殴打してきて、それで反則負けで私が勝ったんですけど、正直、海乃は1回欠場して戻ってきて、なんか欠場してたのかって思うくらい、動きもいいし、どっかで修行してきたんですかね、びっくりしました。前は仲良くないって不仲説も出ているんですけど、実はある意味、仲いいんじゃないかって思ってます。最初の防衛戦が決まったので、これからもこれからも頑張り続けて、私は世界一のガンバレになります。」

〈試合後の海乃月雫〉


「YuuRIさん、私のこと大好きっすね。前回も戴冠した時、私って言って指名してきてましたけど。今回はやったらやったで楽しそうなんで。やるからには獲りますけどね。はい。タッグも奈苗といつかは狙いたいし、シングルもこの際ちょうどいいので頂いちゃおうかなと思ってます。まあ、どこでやるのかは知りませんけど頑張りま〜す。」