月〜

試合結果

アイスリボン1378 in SKIPシティ/SKIPシティ多目的ホール

2024年10月27日 開始時間 12時00分〜 / 開場時刻 11時30分



アイスリボン1378 in SKIPシティ
2024年10月27日(日)
11時30分開場/12時00分開始
観衆:106人

◆第0試合 女子プロレスサークル提供試合 タッグマッチ10分1本勝負
MIO&○Suika(6分46秒 逆さ押さえ込み)海乃月雫&リコ×

◆第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
×Brittany Blake&バニー及川(9分3秒 エビ固め)杏ちゃむ&Yappy○
※ケンタッキーボム

◆第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
○真琴(0分21秒 ギブアップ)松澤さん×
※リバース式フロントスリーパーホールド

〈再試合〉
○真琴(12分32秒 ギブアップ)松澤さん×
※松澤さんが真琴をヨーロピアンクラッチに固めた直後に激しい腰痛によりギブアップ

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
星ハム子&○勝愛実(10分35秒 体固め)トトロさつき&グリズリー藤滝×
※ダイビング・エルボードロップ

◆第4試合 シングルマッチ15分1本勝負
△しのせ愛梨紗(時間切れ引き分け)海乃月雫△

◆第5試合 タッグマッチ30分1本勝負
真白優希&○YuuRI(16分41秒 ギブアップ)咲蘭&若菜きらり×
※胴締め式ドラゴンスリーパーホールド

『CLUB ICERIBBON』(全試合配信)
https://youtu.be/-QN_pVTdM1Y
■月額:1,190円


◆第0試合 女子プロレスサークル提供試合 タッグマッチ10分1本勝負
MIO&○Suika(6分46秒 逆さ押さえ込み)海乃月雫&リコ×





入場式前、女子プロレスサークル生であるSuikaとリコが対角に立ち、コーチを務めるMIO、海乃を加えてのタッグマッチがプロサー提供試合として行われた。試合ではSuika、リコ共にMIO、海乃の胸元までしっかりと届くドロップキックを何発も繰り出し、さらにダイビングボディアタック、619、コルバタなどの動きの速い攻撃から、グランドでの関節技までプロレス技をしっかりと決めてみせるなど、練習の成果を披露。最後はSuikaが逆さ押さえ込みでリコからカウント3を奪い、勝利。



試合後、リコが「今日は負けちゃって悔しかったけど、次、戦うときはプロのリングで戦いたいなと思いました。」と語れば、Suikaは「勝ったことももちろん、嬉しいんですけど、いつもプロサーで練習しているリコと戦えて楽しかったです。アイスリボンでデビューするために、プロサーの練習、頑張りまーす!」と語った。2人のマイクを聞いていたMIOから「その辺のしゃべれないレスラーより、上手におしゃべりできてました。」と思わず本音がもれるなど、2人の今後の成長、そして共にプロデビューを目指しており、未来のアイスリボン選手としての期待がかかる。




【入場式】


入場式の代表挨拶はメインに抜擢された咲蘭ときらり。「プロサーの提供試合、どうでしたか、皆さん!?楽しかったですよね!?私もプロサー出身です。デビューして3カ月でメインとか、めちゃ緊張しているんですけど、このチャンスを掴めるように、頑張ります。」ときらり。「今日、自分たちがメインで(対角には)現チャンピオンの真白優希さんと、元チャンピオンのYuuRIさん、元ですよ、元チャンピオンのYuuRIさんがいるんですけど、プロサー出身の自分たちが食ってメインを盛り上げていきたいと思います!」と語り、そのまま大会スタートを宣言しようとしたところで、「ちょっと待って、待って!私の対戦相手いないんですけど?」と割って入ったのが真琴。ここで海乃が「株式会社アイスリボンがいろいろあるみたいで、対戦相手がいなくなって、本当に申し訳ございません。もう1試合やったあとなんですけど、(愛梨紗戦含めて)3試合頑張るので、私が…。」と言いかけたところで、「ちょっと待ったーっ!」とリングに上がってきたのは真琴のマネージャーでもある松澤さん。



「おい、お前、何、考えてんだよ!3試合も、真琴相手にふざけてんじゃねえよ!うちの真琴を甘くみるんじゃねえよ!だったら、私が相手になってやるよ!真琴、いいだろ!びびってんじゃねえぞ!」と真琴の対戦相手に名乗り出た。さらに「よし、真琴に今日、勝ったら、その(リボンタッグの)ベルトに挑戦させろ!」とアピール。「パートナーは誰だよ?」の真琴の問いに、「よし!おばあちゃんになりたての…おばあちゃんタッグで、ハム子さん!」と指名するが、ハム子は真琴のパートナーでタッグチャンピオンの立場。「じゃあ!」と横にいた海乃を引き寄せる松澤さん。収集つかないと見たか、真琴から「すいません。松澤さんとシングルお願いします。」と松澤さんの申し出を了承。真琴の対戦相手は松澤さんに決定し、ざわつきが残る中、SKIPシティ大会がスタート。




◆第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
×Brittany Blake&バニー及川(9分3秒 エビ固め)杏ちゃむ&Yappy○
※ケンタッキーボム



杏ちゃむとYappyによるヒールユニット『Bad Butts』が9月23日横浜リボン以来、2度目のタッグ結成。入場からセコンドを蹴散らしながらリングに立った2人はいきなり場外戦を仕掛ける。22年5月28日横浜リボン以来、フリーとしてアイスのリングに帰ってきたバニーにも容赦なし。さらにリングに戻った杏ちゃむはブリタニーを捉え、ロープ際、コーナーで痛ぶる。ロープに飛ばされたブリタニーがカウンターのクロスボディでカバーもカウント2。さらにフルネルソンバスターからカバーもカウント2。代わったバニーがPK、フェイスロックへ。



Yappyのアシストでロープに逃れた杏ちゃむは串刺しエルボー、串刺しダブルニーアタックから踏みつけカバーもカウント2。コーナーのYappyからパイプ椅子を受け取った杏ちゃむ。パイプ椅子を蹴飛ばして奪ったバニーが杏ちゃむと椅子を引っ張り合う。これにYappy、ブリタニーが加わるが、椅子の脚の方を持っていたBad Buttsが脚を開き、勢いをつけて閉じることで、椅子を掴むバニーとブリタニーの指先に振動を与える。代わったYappyが痛がるバニーの指先をはたき、ロープに飛んでのヒップアタック。カバーもカウント2。Yappyがコーナーでの絞首刑でバニーを痛ぶり、ノータッチで入った杏ちゃむが凶器のスティックをフルスイング。倒れたバニーにYappyが旋回式ボディプレス。カバーもカウント2。Yappyがギロチンドロップもかわしたバニーが側頭部への低空ドロップキック、ミサイルキック。ブリタニーとのダブルドロップキックでカバーもカウント2。



代わったブリタニーが延髄ハイキック、串刺しジャンピングニー、串刺しクロスボディ、フェイスクラッシャーでカバーもカウント2。ブリタニーがエルボー連打もかわしたYappyがドラゴンスリーパーから肩口に抱え上げてのパワースラムでカバーもカウント2。Bad Buttsが串刺しダブルヒップアタック、杏ちゃむが串刺しダブルニーアタック、Yappyが串っ刺し開脚ヒップアタック。Yappyがウェイストランドでカバーもカウント2。ブリタニーがロープに飛んでのジャンピングニーアタック。バニーとのダブルサッカーキックを決め、ブリタニーが前日のフィニッシュとなったBad Omenは杏ちゃむがカット。ブリタニーがダイビングフットスタンプをYappyの腰にヒットさせカバーもカウント2。杏ちゃむがスティックのフルスイングをブリタニーにヒットさせ、Yappyがゴリースペシャルに決め、杏ちゃむがフェイスクラッシャーの合体攻撃。続けてYappyがケンタッキーボムを決め、カウント3を奪った。



試合後、マイクを掴んだYappyは「バニー、5年ぶりのYappyはどうだった?」とにやり。「アイスリボンはハッピープロレスリング。私がアンハッピーにしてやる。Bad Buttsがタッグベルトを奪ってやるよ。」とベルト獲りを宣言。



これを受けて杏ちゃむも「久しぶりに帰ってきたら、アイスリボン、とっても大変なことになっているみたいですね。でもね、これってすごいチャンスだと思うんですよね。好きなことをして、引っ掻き回されている団体をさらに引っ掻き回しても、どうってことないし、痛みもないでしょうね。だから私たちがYappyも言ったように、どんな手を使ってもベルトを獲ってやろうかなって思っているんですよ。私たちBad Buttsはもっともっと仲間を手に入れたいと思っている。私はちゃんとホームといえるホームで試合をしていない。だから外に出てたくさんの仲間が手に入ったんだよ。だからこのマットに、その仲間たちを連れてきて、こんなマンネリ化したカード、おもしろくもなんともないカードを変えてみたいと思いませんか?これが私たちBad Buttsの狙いですよ。まあね、どんな手を使っても先にベルトをもらっちゃいますけどね。楽しみにしとけ。」とBad Buttsの増殖も予告。今後のBad Buttsの動向が注目される。


◆第2試合 シングルマッチ15分1本勝負
○真琴(0分21秒 ギブアップ)松澤さん×
※リバース式フロントスリーパーホールド



急遽、実現することになった真琴と、真琴のマネージャーでもある松澤さんのシングルマッチ。松澤さんが所属するYMZで実現しているカードだが、もちろんアイスのリングでは初。松澤さんのセコンドには真白が入った。先に入場してきた松澤さんは真琴の入場曲が流れるとリングを降り、入場ゲートの横に控える。気づいた真琴が構えると、松澤さんは真琴を花道からリングに誘導。自らロープを上げて真琴がリングイン。コール―を受ける真琴。その背後からそーっと歩み寄った松澤さんがボ・ラギノールの奇襲攻撃。



起き上がった真琴にタックルを仕掛けた松澤さんだが、真琴はフロントスリーパーを決め、そのままグランドへ。松澤さんが反転するもリバース式のフロントスリーパーの形で絞め上げる真琴。松澤さんがタップし、試合はわずか21秒、ガウンを着たままの真琴が秒殺勝ちを飾った。しかし、これに納得いかない松澤さんは再試合を要求。これに真琴が応え、再試合へ。



〈再試合〉
○真琴(12分32秒 ギブアップ)松澤さん×
※松澤さんが真琴をヨーロピアンクラッチに固めた直後に激しい腰痛によりギブアップ



仕切り直しで握手を手を差し出した真琴だが、これを払った松澤さんはモンゴリアンチョップを連打。「つっか、借りるぞ!」と真琴をロープに振ってビーナスクラッチを狙うが、真琴に潰され、真琴がカバーもカウント2。真琴が膝蹴り、首投げでカバーもカウント2。真琴がチンロックも松澤さんがロープに逃れる。松澤さんがカンパーナも、自ら腰を痛める。松澤さんがエルボードロップも真琴がかわす。右ひじを痛めた松澤さん。すかさずカバーもカウント2。真琴が松澤さんの右肘一点攻撃。ロープに松澤さんの右腕をからめてのビックブーツは松澤さんがかわし、ボ・ラギノール。さらにロープにもたれた真琴の横で松澤さんがフライパンでロープに振動と与えて真琴にダメージを与える。「永田選手、お借りします!」と白目式腕固めにいくが、目が白目にならない。



エルボーの打ち合いからよろけて倒れた松澤さんは「膝が…。」と右膝を抑えて苦悶。「折れた、折れた。」と真琴を呼び込む。近づいた真琴に下から攻撃を仕掛けようとした松澤さんだが、すでにその魂胆を読んでいた真琴が松澤さんの右膝裏を蹴り上げ。真琴が首投げでカバーもカウント2。真琴がフェイスクラッシャー3連発でカバーもカウント2。真琴が逆片エビ固め、かかと落としでカバーもカウント2。真琴のビックブーツがMIOレフェリーに誤爆。



動揺する真琴をSTO気味に倒した松澤さんがカバーもレフェリー不在。MIOレフェリーに詰め寄る松澤さん。真琴が串刺しビックブーツも松澤さんがかわす。3発目のボ・ラギノールを決めた松澤さんが真琴をコーナーに逆さ吊りにすると、いつも以上に長いブロンコバスターでカバーもカウント2で松澤さんが真琴の肩を上げ、「まだだ。」のアピール。松澤さんがラ・マヒストラルを仕掛けるも真琴が潰してカバー。カウント2。松澤さんがスタナーからヨーロピアンクラッチ。キックアウトできない真琴。ところがカウントは2で止まった。3が入る前に松澤さんがブリッジしたために腰を痛め、残り1秒が耐えきれずにギブアップ負けを喫した。




◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
星ハム子&○勝愛実(10分35秒 体固め)トトロさつき&グリズリー藤滝×
※ダイビング・エルボードロップ



前日の道場マッチのメインでバースデーマッチとしてタッグで対戦したハム子と勝が、今度は『ハムカツ』タッグを結成した。対するはトトロとグリズリーのドンドコどすこいーず。試合はこの4人にふさわしいタックルのぶつかり合いでスタート。どすこいーずが打ち勝ち、トトロがハム子を、グリズリーが勝を踏みつけての物置攻撃。ハム子を場外に落とし、グリズリーが勝を引き起こすが、勝が前蹴りでグリズリーの動きを止め、キャメルクラッチへ。ハム子を呼び込み、グリズリーの前でセクシーポーズの拷問攻撃。ダメージの残るグリズリーにハムカツがダブルタックル。勝が低空ドロップキックで踏みつけカバーもカウント2。代わったハム子がコーナーで腹ウォッシュ。勝を呼び込み串刺し連係からダブルのお・し・り・ダーッ!



ハム子がブルドッキングヘッドロックもグリズリーがハム子を前方に押し出しての串刺しラリアット。グリズリーがベアハッグバスターでカバーもカウント2。グリズリーがジャンピングボディプレスでカバーもハム子が剣山。苦しむグリズリーにハム子がボディプレス。カウント2。ハム子が腹アタックもグリズリーがカウンターのラリアットでカバーもカウント2。代わったトトロがボディプレスでカバーもカウント2。ハム子が突っ張り。トトロも突っ張りで返す。ロープに飛んだトトロに勝が飛び込みエルボー。続けてハム子が飛び込みラリアット。ロープ際に尻もちのトトロに、勝が絶対に食らいたくない技(=飛び込みニー)。ハムカツがダブルエルボードロップ。ハム子がカバーもカウント2。トトロがタックルもハム子もタックルを決め返し勝に交代。勝が顔面ブーツの連打。起き上がったトトロと髪を掴み合う。ラリアットの打ち合いはトトロが打ち勝つ。



代わったグリズリーがラリアット。エルボーの打ち合いからグリズリーが飛び込みラリアット。トトロを呼び込みおんぶプレス。グリズリーがカバーもカウント2。勝が膝蹴りを決めハム子とのサンドイッチローリングラリアット、ハム子のシャイニング腹ザードから勝が低空ラリアットでカバーもカウント2。グリズリーが膝立ちの勝に少林寺キック。カバーもカウント2。トトロが勝をカミカゼ。グリズリーが続けてリバーススプラッシュでカバーもハハム子がカット。勝がカウンターの裏拳でカバーもカウント2。続けてハム子がダイビングボディプレスを決め、最後は勝がダイビングエルボードロップでグリズリーからカウント3を奪った。




◆第4試合 シングルマッチ15分1本勝負
△しのせ愛梨紗(時間切れ引き分け)海乃月雫△



10月5日&10月12日道場マッチでタッグを結成した愛梨紗と海乃の同期タッグだが、2試合とも2人の息が合わず、同士討ちが原因で連敗を喫し、試合後に仲間割れ。感情むき出しで番外戦に発展してしまった。そのしこりが残る2人のシングルマッチが実現。試合は握手を求める愛梨紗に海乃がエルボー連打を仕掛け開始のゴング。愛梨紗もエルボーを打ち返す。打ち勝った海乃が倒れた愛梨紗にストンピング、コーナーでの踏みつけ。さらに海乃が場外戦を仕掛け一方的に愛梨紗を痛ぶる。リングに戻った海乃がロープ際での顔面ウォッシュ。上体がエプロンに出た愛梨紗に場外助走付きのジャンピング顔面蹴り。



カバーもカウント2。海乃がレッグロック。愛梨紗がロープに逃れる。愛梨紗がエルボー連打。串刺し攻撃を狙って飛び込みも海乃がカウンターのビックブーツ。さらにコーナーでぶら下がりの腕十字。愛梨紗がカウンターのタックルからタックル4連発でカバーもカウント2。愛梨紗が逆エビ固め。海乃がロープに逃れる。愛梨紗がロープ際の海乃に飛び込むクロスボディ。カバーもカウント2。海乃が愛梨紗の飛び込みを丸め込むもカウント2。海乃がドロップキック。ロープ際での飛び込み顔面ウォッシュ。カバーもカウント2。愛梨紗がチンクラッシャー、クロスボディ4連発でカバーもカウント2。愛梨紗が河津落とし、ネックブリーカードロップでカバーもカウント2。海乃が投げ捨てジャーマン。両者大の字から膝を衝いてのエルボー打ち合い。



起き上がってのエルボー打ち合いから愛梨紗がタックル、ボディスラム3連発でカバーもカウント2。愛梨紗がダイビングボディアタック3連発でカバーもカウント2。愛梨紗がちあふる☆ほいっぷもカバーにきたところを海乃が丸め込み。カウントは2。海乃がSTF、フィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウント2。海乃がミサイルキック。愛梨紗が丸め込みもカウント2。愛梨紗が至近距離からのシャイニングウィザードを決め、さらに助走付きの2発目を狙うが、海乃がカウンターのクレイモア。さらに助走付きのクレイモアからフィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウント2。海乃がドラゴンスプラッシュを決め、カバーに入ったところで15分タイムアップのゴング。



試合はドローに終わった。

〈試合後のリング上〉
愛梨紗「タイトルマッチとか、ずっとずっと前を走っている海乃に、今日は初めてのシングルで勝てなかったけど、負けなかった。同期だけど、私は1年欠場していたし、海乃は再デビューで、元々のキャリアはあるし、同期って言っていいのか、ずっとずっと分かんなくて、ずっとずっと先まで行っている海乃と同期って言いたいけど、言えなくて、本当は仲良くしたいけど、でも…。」
海乃「もちゃもちゃ喋んな!はっきり言え!私はあんたがなんて思っていようと、大切で唯一の同期やと思っています。なんで、これからもいい仲間で、いいライバルでいてください。」
※海乃から握手を求め、これに愛梨紗が応える。



海乃「ただ!今日のドローは納得いってないんで、いつかゆっくり時間無制限で決着つけようや。今日はありがとう。」
※海乃が愛梨紗を抱え起こし、2人でリングを降りた。


◆第5試合 タッグマッチ30分1本勝負
真白優希&○YuuRI(16分41秒 ギブアップ)咲蘭&若菜きらり×
※胴締め式ドラゴンスリーパーホールド



10月19日後楽園ホール大会でICE×∞王座戦を行い、結果的には真白がベルト初戴冠となったが、試合後、YuuRIが笑顔で真白を祝福するなど、勝敗を超えた同期の絆が2人の間に生まれた。この日のメインではその現&前ICE×∞王者がタッグを結成。アイスリボンの未来を担う咲蘭&きらりと対戦した。試合は咲蘭、きらりのドロップキックの奇襲でスタート。さらに真白、YuuRIをコーナーに詰めての串刺しエルボー、串刺しドロップキックの連係から真白を場外に落とし、YuuRIにダブルドロップキック。きらりがカバーもカウント2。きらりがYuuRIをロープ際に詰めてのエルボー連打。ロープに飛んだきらりの足を払ったYuuRIが側頭部への低空ドロップキック、コーナーでの踏みつけ。これを真白がアシスト。代わった真白がソバット。YuuRIがフェイスクラッシャーを決め真白がカバーもカウント2。真白がスリーパー。



ロープに逃れたきらりを踏みつけ、さらに膝立ちのきらりの顔面を蹴りまくる。起き上がったきらりにエルボーを入れてカバーもカウント2。きらりがエルボーで反撃も真白がエルボー1発で倒し逆片エビ固め。代わったYuuRIがサッカーキック、串刺しエルボーでカバーもカウント2。膝立ちのままエルボーで反撃するきらりに、YuuRIがトラースキック、ボディスラム、ブレーンバスター。カバーもカウント2。代わった真白が串刺しドロップキックでカバーもカウント2。きらりが真白をコーナーに詰めてのエルボー連打。対角に振ろうとするが、真白が切り返し、きらりを振る串刺しドロップキックでカバーもカウント2。エルボーの打ち合いからきらりがドロップキック。カバーもカウント2。きらりがローリングネックブリーカードロップでカバーもカウント2。



代わった咲蘭がドロップキック、フットスタンプでカバーもカウント2。咲蘭が脇固め、アームバーもYuuRIがカット。真白とYuuRIが咲蘭を抱え上げるが、咲蘭が2人を投げ飛ばし2人まとめて飛び込みドロップキック。真白に619もかわした真白がバックを取る。咲蘭がカサドーラもカウント2。真白が膝カックンから低空ドロップキックでカバーもカウント2。代わったYuuRIが正面ドロップキック。619を一度かわした咲蘭だが、YuuRIがネックロープから619を決め、ローリングネックブリーカーでカバーもカウント2。咲蘭がコルバタからクリストで腕を決める。ロープに逃れたYuuRIに咲蘭が619、ダイビングフットスタンプ。



代わったきらりがダイビングボディアタックでカバーもカウント2。きらりがドロップキックでカバーもカウント2。きらりがドロップキックでカバーもカウント2。きらりがドロップキック3連発でカバーもカウント2。きらりが逆エビ固め。真白がカット。咲蘭が入り、2人でYuuRIをロープに振るが、YuuRIがクローズラインを切り、咲蘭をきらりにぶつけ、きらりにランニングネックブリーカードロップ。さらに咲蘭をきらりの上にボディスラムで叩き落し、きらりをカバーもカウント2。真白が入り、YuuRIがきらりを振ろうとするが、きらりが切り返し、YuuRIを真白に振る。間一髪で同士討ちにはならずも、きらりがYuuRIを後ろから丸め込みカバーも真白がカット。真白がきらりを羽交い絞めにし、YuuRIがハイキックもきらりがかわし、真白に誤爆。咲蘭が入り、YuuRIにサンドイッチドロップキック。



きらりがカバーもカウント2。きらりがスタナー2連発からカバーもカウント2。きらりがミサイルキックを決め、倒れたYuuRIに咲蘭がダイビングフットスタンプ。きらりがカバーもカウント2。きらりがドロップキック。倒れたYuuRIに低空ドロップキック連打も起き上がったYuuRIがカウンターのトラースキックを決め、飛びつきの胴締めスリーパー。さらに胴締めドラゴンスリーパーに移行し、きらりからギブアップを奪った。



〈試合後のリング上〉


YuuRI「アイスリボンの現チャンピオンとアイスリボンのスーパーヒーローが勝ったぞーっ!これからも組んでも良し、戦っても良し!最高の同期でいような!」
真白「OK、OK!ヨー!ヨー!ヨー!ありがとう!そういえば今日、プロサー生の試合があったと思うんですけど、私自身もプロサー出身で、ギャン泣きでスタートした思い出があります。対戦相手のきらりと咲蘭もプロサーやったことある?ある?」
咲蘭「あります。自分もつくしさん相手にめっちゃ泣いてました。プロサー興行、緊張してめっちゃ悔しかったけど、今こうやってメインでチャンピオンと元チャンピオンと対戦できることがとても楽しいです。」



きらり「自分もプロサー出身で、ついこないだも咲蘭さんとシングルで対戦して、すごい悔しい思いしたんですけど、今こうやってタッグで戦えて、メインで戦えて、今日は今日ですごく悔しくて、私もいつか赤コーナー側の人間になりたくて、次はメインで勝てるようにもっといっぱい練習して強くなりたいです。プロレス・サークル、毎週月曜日と水曜日に6時半からやっているので、女性限定なんですけど、ぜひ来てください!」
※握手回りのあと、真白とYuuRIがセンターに立ち「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。

〈試合後の真白優希&YuuRI〉


――後楽園ホール大会でICE×∞王座を懸けて対戦した2人がメインでタッグを組んで、しっかり勝利で大会を締めました。
真白「そうですね。この前戦った相手と組んで、連係がうまくいくかどうかも分からなくて…。」
YuuRI「初タッグだからね。タイトル戦が初シングルで、次にまさかの初タッグっていう。同期なんだけど、交わることがあまりなくて。でも前回の試合があったから、あの熱い、同期のうちらにしかできない戦い。あの奥深い戦いがあったからこそ、今回の勝利につながったんじゃないかなって思うけど。連係が失敗しちゃったのも、初タッグだからしょうがない。でもマイクでも言ったとおり、組んでも良し、戦っても良しの最高の同期でいられたらいいなって思っているんで、また組みたいし、戦いたいと思ってる。今回はきらりと咲蘭と対戦になったんですけど(後楽園ホール大会前の道場マッチで)きらりに同期ってなんなんだろうって質問をされたときに、正直、あまり答えられなくて、でもあまり言葉にできない、そういう深い関係、それはやっぱり同期と、これからたくさん対戦なり、組んだりで築くものって本人に気づいてほしいと思うので。それを今回の私たちとの戦いでなにか気づけたものがあったらいいなって思っているし、2人のタッグは最近、すごく急成長中していると思うので、これからも戦っていきたいと思っているので、またいつでも対戦しましょう。」
真白「そうですね。同期ってやっぱりなかなか特別な存在でもあり、戦ってもいいし、組んでもいいし、刺激的になる相手だなと思うので、それがきらりと咲蘭、2人に伝わっていればいいなって、すごく思っていて、きらりもデビューして3ヵ月だし、咲蘭は私の1個後輩なんですけど、まだまだ若手だと思うんですけど、こういう負けた悔しさを経験して成長していくものだなと思っているので、今日の負けはすごくいい負けだなって思っていてほしいですね。」

――今日は後輩に胸を貸すというよりも、真正面から潰しにいく試合でしたが、その辺も相手の2人のことを思ってっていうことですか?
真白「私も潰されて、めちゃめちゃ強い相手と戦ってきて、それでめちゃめちゃ悔しい、こいつをめちゃめちゃ倒したいって思った経験もあったので、それを教えたかったなっていうので、受けるんじゃなくて潰しにかかるっていう厳しい戦い方をしました。」

――リング外でいろいろと揺れ動いているアイスリボンですが、現チャンピオンとスーパーヒーローとして、どう向かっていこうと思っていますか?
真白「いろんなことがあるけれど、私は私なりの試合をしていきたいと思っているので、見ていてほしいなと思います。」
YuuRI「同じく私も私らしいがんばれの試合がしたいな思っています。今日負けても明日勝てばいい。」