試合結果
アイスリボン1305/アイスリボン道場
2023年10月07日 開始時間 12時00分〜 / 開場時刻 11時45分
「アイスリボン1305」
2023年10月7日(土)アイスリボン道場
11時45分開場/12時00分開始
観衆:45人
◆第1試合 ICE×∞王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝15分1本勝負
×咲蘭(6分50秒 ギブアップ)芦田美歩○
※ミフ・ストレッチ
※芦田が決勝戦に進出
◆第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負
○星いぶき(7分23秒 横入り式エビ固め)しのせ愛梨紗×
※もう1人はYuuRI
◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
柳川澄樺&○神姫楽ミサ(11分13秒 エビ固め)杏ちゃむ&松下楓歩×
※ラリアット
◆第4試合 ICE×∞王座次期挑戦者決定トーナメント1回戦15分1本勝負(シード枠)
○弓李(8分40秒 ギブアップ)トトロさつき×
※腕サソリ固め
※弓李が決勝戦に進出
『CLUB ICERIBBON』(全試合配信)
https://youtu.be/qaC70a6XOcw
■月額:1,190円
【入場式】
入場式の最後にいぶきがマイクを手にすると、次のように語った。
「この度、大学を辞め、専業レスラーになることを決意しました。今まで中学生、高校生、大学生の立場に甘えたことは一切ありません。これからはより一層プロレスラーという立場に責任を持って、アイスリボンのチャンピオンとして団体を盛り上げていきますので、これからも星いぶきの応援よろしくお願いします!」と大学を中退し、プロレスラーに専念することを明かした。
◆第1試合 ICE×∞王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝15分1本勝負
×咲蘭(6分50秒 ギブアップ)芦田美歩○
※ミフ・ストレッチ
※芦田が決勝戦に進出
今回のトーナメントのきっかけを作った咲蘭と、デビュー4戦目にして同期の藤滝を下し1回戦を突破した芦田のトーナメント準決勝。後から入場してきた咲蘭が1回戦同様、入場のパフォーマンスをすると見せかけて、いきなりコーナーに立つ芦田にドロップキックを放ち試合開始。さらに低空ドロップキックを決めてカバーもカウントは2。続けて丸め込むもカウント2。もう1度丸め込むも芦田がカウント1でキックアウト。咲蘭の攻撃が続く。起き上がれない芦田にストンピングを連打し、はりつけドロップキックからカバーもカウント2。コーナーに芦田を追い込み踏みつける咲蘭。さらにロープを掴んでの踏みつけ、フットスタンプを決めると、串刺しドロップキックを仕掛けるが芦田がかわす。今度は芦田が串刺しエルボーを狙うが、咲蘭がかわしコーナーに芦田を追い込みエルボー連打。ボディスラムを狙う咲蘭。こらえた芦田がエルボーで反撃。ロープに追い込んでのエルボー連打からドロップキック3連発を決めた芦田がカバーもカウントは2。
エルボーの打ち合いから咲蘭がおんぶスリーパー。コーナーに叩きつけて逃れた芦田が開脚スピンキックからカバーもカウント2。芦田が逆片エビ固め、逆エビ固め。ロープに逃れた咲蘭にビックブーツを決めた芦田が開脚ギロチンドロップからカバーもカウント2。芦田のエルボーをかいくぐった咲蘭が再びおんぶスリーパー。芦田がコーナーに咲蘭を叩きつけ、再度、開脚スピンキックを放つが、咲蘭がかわす。咲蘭が串刺しドロップキック、ダイビングフットスタンプからカバーもカウント2。芦田のエルボーをかわした咲蘭が♡さらんらっぷ♡を狙うが反転して逃れた芦田が咲蘭の腕のクラッチを切り返して咲蘭のバックに回り込むと咲蘭の腕をクロスさせながら咲蘭の片足を引き揚げて絞め上げる、初公開のミフ・ストレッチで咲蘭からギブアップを奪取。なんとデビューから5試合目で、芦田がトーナメント決勝に進出を果たした。
◆第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負
○星いぶき(7分23秒 横入り式エビ固め)しのせ愛梨紗×
※もう1人はYuuRI
プロレス専業を発表したいぶきが2大会連続でトライアングル戦に出場。H!Flyのメンバーであるしのせとの共闘が予想されたが、開始早々、しのせがYuuRIと共闘。いぶきを2人でロープに振るとダブルタックルで吹っ飛ばす。続けてしのせがいぶきに声を掛け、YuuRIにダブルタックルを決めるとYuuRIを起こし、いぶきと2人でコーナーに振る。しのせがいぶきを振るがこれをYuuRIがかわし、今度はしのせがYuuRIをコーナーに振るが、いぶきがカウンターの前蹴りでYuuRIを吹っ飛ばす。そのYuuRIをしのせがカバーもいぶきがカット。今度はいぶきとYuuRIがしのせをロープに振る。しのせがカウンターのクロスボディで2人を倒す。いぶきが場外に落ち、しのせがYuuRIをタックルで倒してカバーもカウントは2。YuuRIがボディスラムから逆エビ固めを狙うが、しのせが切り返してのエビ固め。カウントは2。しのせがYuuRIをコーナーに振る。YuuRIがエプロンに逃れ、飛び込んできたしのせにスリーパー。
リングインして飛び込んできたいぶきもスリーパーに決め、さらにしのせにランニングネックブリーカーを決めカバーもカウント2。YuuRIとしのせがエルボーの打ち合い。しのせがカニばさみでYuuRIを倒してデスロックを仕掛けるが、そこにいぶきが入り、しのせに逆水平チョップ。しのせが倒れることでYuuRIにもダメージを与える。しのせが場外に。いぶきがYuuRIを弓矢固め。しのいだYuuRIがタックルからサッカーキック3連発からPKもいぶきがかわすとサイドからの低空ドロップキック。YuuRIがカバーもカウントは2。いぶきとYuuRIがエルボーの打ち合い。いぶきがダブルチョップからカバーもカウント2。YuuRIがいぶきのバックに回る。コーナーに上がったしのせがダイビングボディアタックを2人に決め、いぶきをカバーもカウントは2。いぶきが河津落としから変形アームバー。YuuRIがいぶき、しのせに続けてトラースキックを決める。YuuRIの飛び込みをロープを持ち上げてよけたいぶき。そのYuuRIの背中をしのせが押して場外に落とすが、そのしのせのバックに回り込んだいぶきが横入り式エビ固めを決めカウント3を奪った。
◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
柳川澄樺&○神姫楽ミサ(11分13秒 エビ固め)杏ちゃむ&松下楓歩×
※ラリアット
清水ひかりの欠場により10月22日大阪大会でのリボンタッグ王座挑戦が中止になってしまった楓歩がQ.V.の杏ちゃむをパートナーに先週に続き、再びリボンタッグ王者の『1111』と対戦した。前哨戦ではなくなってしまったものの、先発に出た楓歩は柳川と激しいリストの取り合いを展開し杏ちゃむと交代。柳川も神姫楽と交代。杏ちゃむのドロップキックを神姫楽がかわし、柳川を呼び込むと2人で杏ちゃむをロープに振りクローズライン。もう一度、ロープに振ってダブルドロップキックを狙うが、蹴り足を杏ちゃむがキャッチし、楓歩が『1111』に2人まとめてドロップキックで吹っ飛ばす。杏ちゃむが神姫楽に串刺しエルボー、串刺しダブルニー、ダイビングボディアタックでカバーもカウントは2。杏ちゃむが脇固め。
ロープに逃れた神姫楽に低空ドロップキックを決めフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うも神姫楽がこらえてカウンターのタックル。代わった柳川が片足ドロップキック。ロープ際の杏ちゃむに飛び込みニー、低空ドロップキックからダブルニードロップでカバーもカウントは2。杏ちゃむが低空ドロップキックからダブルニーアタックでカバーもカウントは2。代わった楓歩が串刺しエルボー、ミサイルキックでカバーもカウントは2。柳川がネックブリーカードロップでカバーもカウントは2。柳川が串刺しジャンピングニー、神姫楽が串刺しタックル、神姫楽が柳川を踏み台にしてのジャンピングエルボードロップを決め、柳川が鎌固めも楓歩がロープに逃れる。楓歩がSTOからショートレンジの低空ドロップキックでカバーもカウントは2。柳川のスピンキックを楓歩がかわすも、柳川のコンテンポラリーキックがヒット。
カバーもカウントは2。代わった神姫楽が助走付き正面ドロップキック、串刺しタックル、タックル、エルボードロップ、さらにセントーンを狙うが、これは楓歩がかわす。楓歩がカウンターのドロップキックでカバーもカウントは2。楓歩の延髄ハイキックをかわした神姫楽がセントーンから逆エビ固め。神姫楽がエルボー連打、楓歩もエルボーで応戦し、柳川が入ったところで杏ちゃむも入り、杏ちゃむが柳川をフィッシャーマンズ・スープレックス。楓歩が神姫楽を丸め込むもカウントは2。楓歩が延髄ハイキックからファルコンアローでカバーもカウントは2。楓歩が変形ブロックバスターもカウントは2。楓歩の蹴りを神姫楽がかわし、柳川がスピンキック、神姫楽が飛び込みラリアットでカバーもカウントは2。神姫楽がミサボムを狙うもこらえた楓歩が延髄ハイキック。耐えた神姫楽が飛び込みラリアットをカウンターで決め、がっちりと丸め込んでカウント3を奪った。
〈試合後のリング上〉
神姫楽「楓歩のやり場のない気持ち、すごくわかるよ。うちらも正直、ひーかほと大阪で対戦っていうのをずーっと意識して1回目の防衛戦も戦ってきたし、すごく楽しみにしてた。お客さんもすごい楽しみにしていたけど、どうしょうもないよ。私たちはまた楓歩の隣にひかりさんが戻ってくるまで、ずっとずっとずっと防衛し続けるから、絶対、ひーかほとの約束は今度は私たちがちゃんと守るから…。」
※リング下に降りていた杏ちゃむが神姫楽のマイクを遮り「いやいやいやいや、うるせえよ、本当にさあ。」と言いながらリングに上がる。
杏ちゃむ「ぐちぐちぐちぐち言ってて、Q.V.忘れてんじゃないの?(楓歩に)パートナーいないんですよねー?じゃあ、ここでYuuRIちゃん!(リング下にいたYuuRIもリングに上がる)次、どこ?大阪でやんの?うちらだって、いつなんどきでも挑戦受けてるよね?ね、YuuRIちゃん。」
YuuRI「(ややうつむき気味で神姫楽に)いつでしたっけ?」
神姫楽「10月22日、大阪。」
YuuRI「……10月22日はガンジョ興行が東京でありまして…。」
柳川「ほらほらほらほら、いっつもスケジュール合わないじゃん!」
YuuRI「逆に杏ちゃむさん、10月22日って空いてるんですか?」
杏ちゃむ「10月22日は…名古屋だ、コノヤロー!空いてなかったーっ!」
YuuRI「自分だけじゃなくてさぁ…。」
いぶき「ちょっと待ったーっ!(と言いながらリングに上がる)。(Q.V.の2人に)うるせえな、黙ってろよ、出れないんだったら!ピンチはチャンス…楓歩!ピンチはチャンスだよ。はたち〜ずで大阪、リボンタッグ、どうでしょうか?」
楓歩「……そのパスはないですわ、いぶきさん。私、パートナー欠場になってるんすよ。えーどうしよう。ちょっと悩んでしまうくらい、はたち〜ずも自分、好きなんですよ。…ひかりさんもいつ帰ってくるかわからない。私はひかりさんと1番最初にタッグを狙うと言ったけど…松下楓歩として、今、進まなきゃいけないと思ってます。いぶさん、お願いします。」
いぶき「……って言っておいて…言ったのは自分なんですけど、いぶも楓歩とのはたち〜ず、すごい嬉しいし、あと4ヵ月ぐらいしかないから、その間に2人のベルト、ほしいけど、やっぱり楓歩が初めてのベルトを巻くのは星いぶきと清水ひかり、どっちがいいって言われたら、楓歩は清水ひかりを選ぶと思うし、自分も楓歩の立場だったらひかりちゃんを選ぶと思う。だから自分が言っておいてなんだけど、ちょっと楓歩は待っておいてもらって(会場ざわつく)待っておいてもらって、自分にはもう1人いるんすよ。」
柳川「誰だよ!」
いぶき「星ハム子っていうヤツがいるんだよ!」
柳川「親子かよ!」
いぶき「親子スター、そのベルト巻いたことあるんですよ。だから10月22日、ひーかほの代わりに親子スターが挑戦する。」
柳川「勝手に決めていいのかよ?」
いぶき「いいよ。あいつは今チャンピオンじゃないから、うちが権限持ってるんだよ!決まりで!ありがとうございました!」
※楓歩といぶきがリング降りる。
YuuRI「じゃあ、その親子スター対1111、勝った方に挑戦させてもらうよ!いいですね、社長!(※本部席に佐藤社長の姿がないのを確認して)いねえのかい!何がなんでもその勝った方に挑戦させてもらうんでね、これは決定で。」
柳川「ちゃんとスケジュール空けとけよ!」
YuuRI「空けてやるよ!お前らなんて…。」
いぶき「(リング下から)早く終わりにしろ!音楽かけて!」
※1111とQ.V.がにらみ合い。Q.V.がリングを降りる。1111がベルトを誇示しながら最後に引き揚げる。
◆第4試合 ICE×∞王座次期挑戦者決定トーナメント1回戦15分1本勝負(シード枠)
○弓李(8分40秒 ギブアップ)トトロさつき×
※腕サソリ固め
※弓李が決勝戦に進出
10周年の年にICE×∞王座獲りを狙う弓李と、虎視眈々と返り咲きのチャンスを狙ってきた元ICE×∞王者のトトロによるトーナメント戦。勝った者が第1試合で勝利した芦田との決勝戦に進出することになる。負けられない一戦にまず仕掛けたのはトトロ。入場してきた弓李がいつものようにコーナーに上がったところで、トトロが回り込んで抱え上げると高角度の投げ捨てパワーボム。起き上がった弓李がトトロのラリアットをかわしてのトラースキック。こらえたトトロが弓李をファイヤーマンズキャリーも逃れた弓李が一本背負いから腕4の字固め。トトロがロープに逃れるも、トトロの右腕に弓李がギロチンドロップを決めフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うが、こらえたトトロがボディスラムからカバーもカウント2。トトロが串刺しラリアット2連発からカバーもカウント2。トトロが逆エビ固め。
ロープに逃れた弓李にトトロがエルボー連打からロープ際に飛び込むも弓李がカニばさみから飛び込みニー、ダイビングボディアタックでカバーもカウントは2。弓李が腕ひしぎ十字固めから起き上がるトトロを三角絞め。三角絞めごと弓李を抱え上げたトトロがコーナーに弓李を叩きつけ串刺しラリアットも打ち込んだ右腕を気にする。弓李の徹底した腕攻撃がじわじわとトトロを追い込んでいく。さらにエルボーの打ち合いからトトロがラリアットで弓李を倒すも右腕のダメージからかすぐに起き上がった弓李はそのトトロの右腕を取ってコードブレイカーの形で腕を攻撃する。さらにグランドでのアームバー。ロープに逃れたトトロのロープを掴んでいる右腕にダイビングフットスタンプ。
さらに腕サソリ固めを狙うが、これはトトロが吹っ飛ばして逃れると飛び込みラリアット。カバーもカウントは2。トトロがカミカゼからカバーもカウント2。トトロがラリアット、飛び込みラリアットでカバーもカウントは2。トトロが追撃のラリアットでカバーもカウントは2。トトロが弓李を持ち上げ、動くこと雷霆の如しを決めるも弓李が反転して丸め込み。カウント2でキックアウトしたトトロだが、弓李が腕サソリ固めを決め、トトロからギブアップを奪った。弓李の勝利により、トーナメント決勝はキャリア10年の弓李vsキャリア1ヵ月半の芦田に決定した。
試合後、マイクを手にした弓李は「勝ちました〜っ!はぁ…しんどかった〜。いぶ。見てた、いぶ?(リングサイドに座っていたいぶきが立ち上がって、リング下まで歩み寄る)。今日みたいにお前の腕、折ってやるよ。あ、その前に芦田…(リングサイドにいた芦田の方を向いて)首洗って待っといてよ。」と2人に宣戦布告。
最後は弓李が「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で締めた。
【大会後の星いぶき】
※全試合終了後に改めていぶきに話を聞いた。
「キッカケは大学2年生に進級してから、朱崇花(現VENY)さんとか世羅さんとか先輩レスラーと当たるようになって、プロレスってこんな楽しいんだって思って。自分のなかで勉強よりプロレスが芽生えちゃって。大学行きながらのプロレスも文武両道でかっこいいなと思うんですけど、そのぶん練習出れなかったりっていうことがあって。練習が出れない選手がトップに立てるのかなと思った時に自分というか、お客さんも無理だろうって思うだろうなって思ったので。これはもう、あきらめてプロレス専業のレスラーとしてアイスリボンを盛り上げていきたいなと思ったのがきっかけです。ホントはもうちょっと早く発表したくて、自分的には(8月の)後楽園ホールで発表したかったんですけど、その時はじめてシングルベルトを取って、すごい嬉しいのに、これで悲しい話をしたら自分的にもテンション上がらないし、自分のことを考えたのもひとつあって。でも、お客さんに早く言わないとみんなにウソついてることになっちゃうので。そこで言いたかったんですけど、もうちょっと置いて、良きタイミングで言おうと思ったのが今日だったので、今日言いました。」
――悲しい部分もある?
「ホントに涙が出るぐらいの決断だと思うんですけど、自分が頑張って大学入ったっていうのもあったので。悲しい部分もあったんです、個人的には。(8月後楽園での発表は)やめようとなって、今日になりました。」
――プロレスを選んだ理由は?
「プロレスが大好きだから、プロレスラーになった。勉強もするのが楽しいから大学生になったのもあるけど、プロレスのほうが上にきたので、専業レスラーになろうと思いました。」
――休学ではなく退学を選んだと?
「1年休学して、来年復学しますってなっても、また練習に出れないっていうのが嫌だったので。だったらもう辞めて、練習もアイスリボンの宣伝とかもしていきたいので。だったら専業で、一本でやろうかなって。」
――今後の目標は?
「自分的にははじめての専業レスラーってなるし、今アイスリボンはピンチだと思うので。ホントにチャンスに変えて、アイスリボンの新しい第一歩を自分が先頭に立って進めていきたいなと思います。」
――母のハム子さんにも伝えてますよね?
「辞めたいとは言いましたけど、最初に相談したのは母ではなかったです。怒られるっていうのもあって。母娘関係だとすぐケンカになっちゃうので。最初は祖父に相談して、あいだに入ってもらって、言おうかなと。それも面倒くさいなと思ったので、自分から言っちゃいました。でも、最初は祖父に相談しました。」
――ハム子さんの反応は?
「自分が決めたならいいんじゃない、大人だしって感じでした。」
――大阪でリボンタッグに挑戦することになったが?
「勝手に決めちゃったんですけど、でもやっぱり帰ったら怒られちゃうかなと思います(苦笑)。権限はチャンピオンの自分にあると思うんですけど、でもこれを聞いて納得するかっていうと、先輩・星ハム子的にはならないと思うので。次参戦するのが明後日なので。そこで星ハム子の気持ちを言ってくれるんじゃないですかね。それを自分は受け取って、したくないならしたくないなりに、向こうが見つけてくるのか、こっちがいくのかわからないけど、星ハム子にあとは決めてもらいます。」
――タッグ挑戦も決まり、シングル初防衛戦もあり、さらにH!Fly興行もありますし、専業としてやりがいのある戦いが続きます。
「はい。勉強は捨てられるので、テストのこととかも考えずに。プロレスだけ考えていけるので、少しは楽になるかなと思います。」
――ではファンの皆さんに改めて一言お願いします。
「ご報告が遅くなってしまい申し訳ございません。このたび、星いぶき、大学を辞め、専業レスラーになりました。入場式でも言った通り、学生という立場に甘えたことは一切ないし、勉強もすごい頑張ってきました。でも、プロレスが好きでプロレスを始めて、勉強とプロレス、どっちを取る?ってなった時、プロレスを選んでしまった自分にも責任があるので。アイスリボンのチャンピオンとして、アイスリボンと女子プロレスを引っ張っていけるような立場になれるようになりたいと思いますので。これからも星いぶきの応援、よろしくお願いします!」