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試合結果

覆面MANIA&アイスリボン合同興行「覆面リボン at Gメッセ群馬」

2023年03月12日 開始時間 12時30分〜 / 開場時刻 11時30分

『覆面リボン at Gメッセ群馬 』
2023年3月12日(日) Gメッセ群馬
開場11:30/開始12:30
大会 観衆 252人(満員)

◆第1試合 3WAYマッチ 勝ち残りルール 20分勝負
○マッチョ★パンプ(12分30秒 裏膝十字固め)HBMATANI×
○マッチョ★パンプ(13分21秒チキンウィングアームロック)ARASHI×

◆第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
Yappy&○柳川澄樺(8分55秒 片エビ固め)鈴木ユラ&咲蘭×
※0101(リバースセントー)

◆第3試合 「群馬キャット凱旋試合」6人タッグマッチ 20分1本勝負
群馬キャット&×菊タロー&キク(13分39秒 片エビ固め)真琴○&星ハム子&焙煎たがい。
※ハム子との合体スピアー

◆第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○怨霊&PSYCHO(11分8秒 怨霊クラッチ)スペル・チノ&鈴木心×

◆第5試合 タッグマッチ 20分1勝負
○石川奈青&YuuRI(11分27秒 ジャーマンスープレックスホールド)杏ちゃむ&松下楓歩×

◆セミファイナル「朝陽 凱旋試合」タッグマッチ30分1本勝負
○朝陽&トトロさつき(13分51秒 サンシャイン)星いぶき&海乃月×

◆メインイベント 6人タッグマッチ 無制限3本勝負
ミステルカカオ&大和ヒロシ&ドラコン・リブレ(1ー2)守部宣孝&ビオレント・ジャック&風神
〈1本目〉○カカオ(8分3秒 トケ・デ・エスパルダス)風神×
〈2本目〉○守部(4分45秒 プルポ・ァ・ゲレーロ)カカオ×
〈3本目〉○ジャック(10分53秒 メキシカンストレッチ)リブレ×
2ー1 で、守部組が勝利。


【入場式】


第1試合の出場選手から順番にリングに入場し、ポーズを決めると、選手はエプロンサイドへ。入場式後の挨拶に立ったのは覆面MANIAのミステル・カカオと地元凱旋の朝陽。カカオからマイクを振られた朝陽は「女子プロレス団体アイスリボンの朝陽、20歳です。本日は群馬の方にはプロレスを知っていただきたいなと思いますし、プロレス好きで見に来てくださった方には群馬を知っていただきたいと思っています!なので、皆さんいっしょに盛り上げてくださるととても嬉しいです。よろしくお願いいたします。」と挨拶し、大会開始を宣言した。


◆第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
Yappy&○柳川澄樺(8分55秒 片エビ固め)鈴木ユラ&咲蘭×
※0101(リバースセントー)



アラサー&アラフォータッグと中学生&高校生タッグの一戦。試合は柳川vsユラでスタート。腕の取り合いからユラが先制のタックルを決め、さらにサッカーボールキック3連発からPKと攻め込むが、これをしのいだ柳川は片足ドロップキック、串刺しジャンピングニー、ネックチャンスリードロップを決めYappyにつなぐ。代わったYappyはユラをコーナー2段目に横向きに寝かせて固定すると、串刺しヒップアタック、串刺しボディアタック。カウンターのドロップキックを決めたユラが咲蘭と交代。咲蘭は串刺しドロップキック、クロスボディを決め、ユラと2人でYappyをロープに振るが、クローズラインを破ったYappyが2人まとめてラリアットで吹っ飛ばす。



丸め込みで粘る咲蘭を投げ飛ばしたYappyは柳川に交代。柳川はロープ際の咲蘭に飛び込みニーを決め、さらに鎌固めで絞め上げる。ロープに逃れた咲蘭はエルボー合戦を挑む。打ち合いからカウンターのドロップキックをヒットさせた咲蘭はドロップキック連打から柳川のボディスラムを切り返してのおんぶスリーパーで追撃。さらにユラが柳川をブレーンバスターに決め、続けて咲蘭がダイビングフットスタンプを決めるも、カバーに入ったところにYappyがアシストに入り、咲蘭をカツ丼で叩きつける。続けて柳川がダブルニーの追撃。さらに蹴りを狙うが、これをかわした咲蘭がスクールボーイ、逆さ抑え込みと柳川を逆に追い込む。起き上がった柳川はバッククラッカーで流れを変えると、続けて0101。健闘した咲蘭から3カウントを奪った。




◆第3試合 「群馬キャット凱旋試合」6人タッグマッチ 20分1本勝負
群馬キャット&×菊タロー&キク(13分39秒 片エビ固め)真琴○&星ハム子&焙煎たがい。
※ハム子との合体スピアー



2015年にバンクーバーキャットのリングネームでデビューし、一昨年より地元である高崎で群馬覆面プロレスを立ち上げたことを機に、リングネームを群馬キャットに変更。地元レスラーとして、またミステル・カカオの妻としての顔も持つ群馬キャットの凱旋試合は1週間後にリボンタッグ王座戦を控えた『むこまこ』を含む混合タッグ戦として行われた。試合は群馬キャットvs焙煎でスタート。バックの取り合いから丸め込みを決めたキャットだが、カウントは2。キャットがキクに、焙煎が真琴と交代。ロックアップから真琴の腕を決めたキクが蹴りを狙うが。これをかわした真琴が丸め込みへ。カウント2で逃れたキクは串刺しニーから真琴を足を決めて前方回転。さらに低空ドロップキックを決め、菊タローに交代。菊タローには過去、何度もセクハラ攻撃を受けてきた真琴はすぐにハム子に交代。セクシーポーズで菊タローを挑発するハム子だが、菊タローは思わずチェンジを要求。



怒ったハム子はタックルを仕掛けるが、菊タローは動かず。タックルの打ち合いから時間差で前のめりで倒れた菊タローをハム子がカバーもカウント2。菊タローがキクと交代。キクをコーナーに振ったハム子は真琴と焙煎を呼び込み、串刺し3連発から3人でお・し・り・ダーッ!を決める。代わった焙煎はキクに裏アキレス腱固め。代わった真琴がダブルニーでカバーもカウント2。続けてハム子がコーナーでの腹ウォッシュ。カウンターのドロップキックで反撃に出たキクはハム子に首4の字。ここで焙煎がキクに、焙煎に菊タローが、菊タローに真琴が首4の字を決め、数珠つなぎとなる。最後に入ったキャットがハム子を逆エビ固めに決め、全員を反転。ブレイク後、キャットが焙煎、キクがハム子、菊タローが真琴をヘッドロックに決め、リング中央でぶつけ合うが、自分達も正面衝突となり、6選手がダウン。しかしレフェリーのカウント2で同時に起き上がり、客席の拍手を浴びる。キャットが真琴に串刺しジャンピングニー。



さらに変形インディアンデスロックで絞め上げる。ハム子がこれをカット。真琴がジャンピングダブルニーからカバーもカウント2。ハム子vsキクへ。キクが苦刺しニーからハム子の腰へ低空ドロップキック。ハム子もお腹攻撃で応戦し、シャイニング腹ザードでキクを吹っ飛ばす。試合は菊タローvs焙煎に。チョップ合戦から焙煎の蹴りをキャッチした菊タローがドラゴンスクリュー。フィニッシュにブレーンバスターを狙うが、焙煎がリバースのブレーンバスターでぶん投げる。代わった真琴がハム子とのむこまこバーガーからエルボーの打ち合いへ。ここで菊タローが真琴の胸を掴むセクハラ攻撃に。さらにバックに回り込み、さらに体を密着させるも、ハム子がカットに入り、むこまこの合体攻撃…ハム子のラリアット&真琴のスピアーが菊タローに決まる。



真琴がカバーに入り、菊タローからカウント3を奪った。


◆第5試合 タッグマッチ 20分1勝負
○石川奈青&YuuRI(11分27秒 ジャーマンスープレックスホールド)杏ちゃむ&松下楓歩×



3月4日『1263』大会に続き、石川とYuuRIがタッグを結成。対するは杏ちゃむと楓歩の初タッグ。試合前からヘビのおもちゃを腰にぶら下げる石川とYuuRI。さらにYuuRIは1メートル大のヘビのぬいぐるみを持って登場。杏ちゃむと楓歩がレフェリーにアピールも、ヘビのおもちゃをレフェリーがコスチュームの一部として認めたため、そのまま試合がスタート。ゴングと同時に奇襲攻撃に出た石川とYuuRIは早くもヘビのおもちゃを取り出すと、杏ちゃむと楓歩と別コーナーに振り、石川が楓歩に、YuuRIが杏ちゃむにヘビのおもちゃをフルスイング。さらに中央に2人を座らせると、ヘビのぬいぐるみで2人まとめて首を絞め上げる。さすがにこれはレフェリーが止めに入り、YuuRIと杏ちゃむが場外に。楓歩が石川に低空ドロップキックをヒットさせると、石川のポケットをチェック。ポケットから出てきたのはぐんまちゃん人形、だるまなど、群馬大会を意識した石川の魔法のポケットはこの日も健在。楓歩が杏ちゃむに交代。杏ちゃむは蹴りからフェイスクラッシャーを決めカバーもカウント2。バズソーキックでカバーもカウント2。串刺し攻撃からダイビングフットスタンプを狙った杏ちゃむだが、これは石川がかわしタックルでカバーもカウント2。代わったYuuRIがネックブリーカードロップ。楓歩が入り、YuuRIを2人でロープに振るもYuuRIは2人まとめてカウンターのネックブリーカードロップに決める。



杏ちゃむをカバーもカウント2。YuuRIがブレーンバスターからカバーもカウント2。YuuRIの飛び込みを脇固めで切り返した杏ちゃむ。グラウンドに持ち込むがYuuRIがロープへ。杏ちゃむが蹴りの連打、フィッシャーマンズ・スープレックスもカウント2。代わった楓歩がドロップキック、飛び込みミドルキックからカバーもカウント2。YuuRIがサッカーボールキック3連発からPKを狙うが、これをかわした楓歩がドロップキック。YuuRIが河津落としからPKを決めカバーもカウント2。代わった石川がタックルからヘッドロックへ。これをしのいだ楓歩が串刺しエルボー、ミサイルキックでカバーもカウント2。エルボー合戦から楓歩がスクールボーイもカウント2。楓歩がコンバイン。YuuRIがヘビのぬいぐるみを振りまわしてカット。YuuRIが楓歩に619を決め、石川が側転プレスでカバーもカウント2。楓歩が蹴りの連打をヒットさせると、楓歩が石川に、杏ちゃむがYuuRIに同時ダイビングボディアタック、同時ドロップキックを決め、楓歩が石川をブレーンバスターからカバーもカウント2。ファンファーレを丸め込みで切り返した石川がカウント2。楓歩の蹴りをかわし、石川が楓歩をYuuRIに振る。YuuRIがトラースキックを決め、石川が乙女の逆襲もカウント2。リバースタイガードライバーもカウント2。石川がジャーマン・スープレックス・ホールドでカウント3を奪取。冒険家となってから連敗続きだった石川が勝利をモノにした。




◆セミファイナル「朝陽 凱旋試合」タッグマッチ30分1本勝負
○朝陽&トトロさつき(13分51秒 サンシャイン)星いぶき&海乃月×



朝陽にとって、デビュー後、初めての地元凱旋マッチ。トトロとの同期タッグで試合に臨んだ朝陽は新コスチュームで登場。コール時、リング四方からの青色テープに包まれ、自ら先発に出た。いぶきとがっちりロックアップでスタートもいぶきにロープ際に追い込まれての踏みつけ、キャメルクラッチ、さらに腰へのダブルニーから逆エビ固めを決められてしまう。トトロがカットに入るも代わった海乃にコーナーでの踏みつけ、ストンピングを浴びた朝陽。カウンターのドロップキックをヒットさせトトロに交代。トトロは海乃をタックルで吹っ飛ばし、アシストに入ったいぶきにコーナーに振られるも、カウンターのタックルでいぶきを吹っ飛ばし、その上に海乃をボディスラムで叩きつける。続けて海乃をエプロン際で踏みつけたトトロだが、海乃がスモールパッケージで切り返しカウント2。代わったいぶきがドロップキック、ロープ際に追い込んでのニーでカバーもカウント2。トトロを抱え上げようとするも、これはトトロが踏ん張る。



いぶきが逆水平チョップを決め、ロープに飛ぶもトトロがボディアタックを決め、さらにボディプレスでカバーもカウント2。トトロが朝陽に交代。朝陽がジャンピングヒップアタックからエルボー。いぶきもチョップで反撃。打ち合いからいぶきがドロップキック。ライトニングスパイラルでカバーもカウント2。朝陽がカウンターの低空ドロップキックをヒットさせ、続けてドロップキックから飛びつきの旋回式アームブリーカーへ。ロープに逃れたいぶきに619を決めカバーもカウント2。ダブルリストアームサルトを狙うが、いぶきが踏ん張る。いぶきがトラースキック、バズソーキックのコンビネーションからカバーもカウント2。いぶきが蒼魔刀でカバーもカウント2。代わった海乃が片足ドロップキックを連打。



カバーに入るもカウント2。DDTからカバーもカウント2。海乃がSTF。ロープに逃れた朝陽はフェイスクラッシャーからカバーもカウント2。エルボー合戦から朝陽がネックブリーカードロップ。海乃がスクールボーイもカウント2。海乃が片足ドロップキックからカバーもカウント2。いぶきが入り、海乃を持ち上げての合体プレスもカウント2。いぶきがダイビングボディアタック、海乃も続けてミサイルキックでカバーもカウント2。海乃のフィッシャーマンズ・スープレックスをこらえた朝陽がアシストに入ったトトロに海乃を振り、トトロが飛び込みラリアット。朝陽がミサイルキックでカバーもカウント2。カットに入ったいぶきをトトロがラリアットで場外に落としている間に、朝陽が海乃に新技・サンシャインを決めカウント3を奪取。





地元凱旋試合を自らのフォール勝ちで飾ってみせた。

〈試合後の朝陽〉


――地元凱旋試合を終えて、いかがですか?
「やっぱりお客さんが声出して応援できるようになったので、すごい“朝陽!朝陽!”って言ってくださる声がいっぱい聞こえて、すごい嬉しくて、頑張らなくっちゃって思ったし、粘ったなって思います。元々、群馬で試合したいっていうのはずっと言っていたんですけど、自分の中で葛藤がたくさんあって、自分からやりますってことが言えなくて、そんなときに覆面さんの興行に乗っかる形で、アイスリボンが群馬に初進出ということで、アイスリボンとして、本当に本当に感謝しています。ポスター貼りとか、プロモーションも自分らしく前向きにやっていたんですけど、その努力の結果がこういう会場の満員につながるのかなとか考えたりして、本当はお客さんが全然入らなかったらどうしようと思ったんですけど、びっしりお客さんが入っていて。群馬リボンやらないの?っていうことは聞かれるんですけど、私は今日で燃え尽きた感があります。なので群馬リボンはやらないんじゃないかなって今は思っています。」

――それだけ満足度が高かったということですか?
「はい。事前に言っていたとおり、灰になっています。サラサラの灰です(笑)。」

――今日の試合でもう目いっぱいだった?
「本当にドタバタしていて。ということは私以上にカカオさん、キャットさんはもっとドタバタしてたんだろうなと思うと、主催でやるのは難しいなと思いました。まだまだ自分のことで精一杯なので、周りにもっと視野を広げられたらいいかなって思います。」

――余裕が出ない限りは群馬リボンは難しい?
「そうですね。もうちょっと視野広く生きていきたいなって思います。」

――かつては群馬から道場まで通っていた朝陽選手が…。
「今日は群馬から群馬に移動するっていう新鮮さを味わいました。」

――その辺、地元への思い入れってうのもあるとは思いますが。
「地元が高崎じゃないので。(本当の地元は)本当に何にもないところなんですよ。高崎は乗り換えで利用していたみたいな。大好きないぶきと海乃と、そして次、ICEに挑戦するトトロさんと、心強いタッグパートナー、信頼できる安定したメンバーだからこそ安心してできたし、落ち着いてできたし、やられまくりましたけど、すごい楽しかったなあ。いいなあ、凱旋って。しみじみしております。」

――じゃあ、またやりたくなりそうですけど。
「またいつか、どこかでやりたいと思います。」

――最後に今日、応援に来てくれた地元のお客さんにメッセージをお願いします。
「覆面リボン、ご来場ありがとうございました。たくさんのお客さん、たくさんの声援をいただけて、本当に私は心がいっぱいでございます。…もうひとつ言っていいですか?私、おばあちゃんが富岡に住んでいまして、そのおばあちゃんに“見に来ない?”って言ったんですけど、おじいちゃんが入院しているから“おばあちゃんは1人で家で応援するよ”って言って、きのう前日に電話して、ちょっと泣いたくらい、本当は一番見てほしかった人がいたんですけど、見せられなかったのが悔しいです。そこだけ引っかかるけど、 富岡のほうで家で応援してくれるって言ったから、安心して試合もできたし、おじいちゃんにもおばあちゃんにこのハッピーな気持ちが伝わっているといいなって思います。」

――おばあちゃん来てもらわないといけないから、どこかでやらないと。
「そうですね。やらないとダメですね!これで皆さんがハッピーな気持ちで帰ってもらえれば、朝陽は大大大満足です。ありがとうございました!」


【エンディング】


メインの覆面MANIAの6人タッグ終了後、カカオが朝陽を呼び込む。カカオから群馬大会の総括を振られた朝陽は「皆さん、今日ハッピーな気持ちになれましたか?ご来場いただき、本当にありがとうございます。群馬で試合をすることができて、自分の夢が1個叶いました。また絶対、群馬に試合しに来るので、そのときもよろしくお願いいたしまーす!」と語った。