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試合結果

アイスリボン1200

2022年05月07日 開始時間 17時00分〜 / 開場時刻 16時35分

「アイスリボン1200」
2022年5月7日(土)アイスリボン道場
16時35分開場/17時00分開始
観衆:53人(満員)

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○星いぶき(7分00秒 グッド・いぶニング)神姫楽ミサ×

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
トトロさつき&×Yappy(9分02秒 タチアガール)石川奈青○&網倉理奈

◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
真白優希&×咲蘭(11分09秒 ギブアップ)櫻井裕子&柳川澄樺○
※変形弓矢固め

◆第4試合 シングルマッチ20分1本勝負
○朝陽(13分43秒 片エビ固め)松下楓歩×
※変形ダイビングボディプレス

『CLUB ICERIBBON』(生配信)
https://youtu.be/la1O49u020s
■月額:1,190円


【入場式】
5月4日横浜武道館大会以来、最初の道場マッチ。新章突入のアイスリボンを代表して入場式の挨拶に立ったのは最年少の咲蘭。「若さはパワーだけではないことをお見せします!」と力強く語り、大会スタート!




◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○星いぶき(7分00秒 グッド・いぶニング)神姫楽ミサ×





休養前の藤本のパートナーとして横浜武道館大会のリングに立ったいぶきが第1試合に登場。KISSmeT PRINCESSメンバーの神姫楽ミサとの初シングルマッチに臨んだ。ロックアップからミサにロープに詰められ、エルボー連打の先制打を浴びたいぶきだが、ミサの攻撃を浴びながらも、落ち着いた試合運びをみせ、ミサがエルボーを打ってくると、逆水平チョップで反撃。ミサの胸元を真っ赤に腫らしたいぶきは、動きの止まったミサを卍固めに決めると、人差し指を立てポーズを決めるつっか式を披露。さらにはりつけドロップキックを決めるなど、藤本を意識したムーブを披露。最後もミサの技を受け切った上で、いぶきがコードブレイカー、飛び込みチョップからのグッド・いぶニングでフィニッシュした。




◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
トトロさつき&×Yappy(9分02秒 タチアガール)石川奈青○&網倉理奈





KISSmeT PRINCESSとして正式ユニットを結成した石川、網倉、神姫楽。この日はリボンタッグ王者として道場に凱旋したトトロとYappyを相手に、石川と網倉がプリンセスらしいお転婆ぶりを存分にアピールしていった。序盤はYappyがコーナーでの首吊りスリーパー、ヒップアタック、トトロがウエイトを乗せた人間椅子攻撃、セントーンを決め、さらにトトロがYappyをおぶってのプレスやセントーンとギロチンドロップの合体攻撃でKISSmeT PRINCESSを圧倒していくが、石川と網倉が連係を活かし、Yappyを捉える。石川がYappyをロープに振り、エプロンからリングインした網倉がカウンターのエルボー。倒れるYappyを石川がスクールボーイに決める。これはカウント2でYappyが返したが、直後に石川がタチアガールで丸め込んでのフォール勝ちを飾った。





試合後、勝利した石川はマイクを持ち、KISSmeT PRINCESSのCD発売を記念した興行『Princess's Party』が5月18日、アイスリボン道場にて開催させることを発表。さらにCOLOR'Sの網倉からアイスリボン参戦限定でリングネームをあーみんに改名することが発表された。勢いづくKISSmeT PRINCESSの快進撃に注目!


◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
真白優希&×咲蘭(11分09秒 ギブアップ)櫻井裕子&柳川澄樺○
※変形弓矢固め





アイスリボンのリングだからこそ実現した柳川(=JTO)と櫻井(=COLOR'S)の越境タッグ。共に身長が高く、コーナーに立つ2人の佇まいだけでも絵になる。対するは5月4日横浜武道館大会で山下からフォールを奪い、トライアングルリボン王座防衛を果たした真白と、最年少ながら、ベルト獲りにも意欲をみせる咲蘭。序盤はその咲蘭が捕まり、櫻井、柳川の上から押さえつけるようなグランド攻撃に動きを止められてしまう。しかし、真白がインサイドワークでうまく咲蘭をアシスト。徐々に試合の流れを変えていく。一方、今回が初結成の越境タッグはダブルの攻撃がちぐはぐだったり、タッグとしてのチームワークは今ひとつ。最後は咲蘭に、バッククラッカー、変形フェイスクラッシャーとつないだ柳川が、変形弓矢固めでギブアップ勝ち。



個々の実力があるだけに、チームワークが加われば、この越境タッグはアイス勢にとっても脅威となりそうだ。


◆第4試合 シングルマッチ20分1本勝負
○朝陽(13分43秒 片エビ固め)松下楓歩×
※変形ダイビングボディプレス



アイスリボン新章の幕開け、そのメインを飾ったのは、朝陽vs楓歩の1年9組のシングル対決。昨年11月13日大田区大会での楓歩のデビュー戦以来、2度目の顔合わせがこのタイミングで実現した。がっちりと握手を交わした両選手。しかし、このタイミングで朝陽を引き寄せた楓歩がいきなりブレーンバスターを決める。即座に立ち上がった朝陽がダブルリスト・アームサルトで反撃。起き上がった楓歩がエルボーを叩き込めば、ニヤリと笑みを浮かべた朝陽がエルボーで応戦。さらに朝陽はコーナーに楓歩を投げ、踏みつけから、キャメルクラッチと攻め込んでいく。ロープに逃れた楓歩はドロップキックをヒットさせ、ブレーンバスターを狙うが、こらえた朝陽は楓歩を抱え上げ、ロープに逆さづりにする。ややタイミングがずれるも、楓歩の胸元に蹴りを入れる。倒れた楓歩を起こし、コーナーに振ろうとするが、これを切り返し、逆に朝陽をコーナーに振った楓歩が串刺しドロップキック。さらに反対コーナーに振るが、朝陽は飛び込みに合わせてエプロンに逃れると、ロープをくぐってリングに入ると、フェイスクラッシャーからカバーもカウント2。朝陽はグランド技に移行し、脇固めから独自のサブミッション・ホールドを決めていく。ロープに逃れた楓歩はタックルからサッカーキック連打、低空ドロップキックでフォールもカウント2。再びエルボーの打ち合いへ。側頭部へのエルボーラッシュで楓歩を打ち負かせた朝陽は楓歩の延髄ハイをかわして裏アキレス腱固め。ロープに逃れた楓歩に619を決めた朝陽はネックブリーカードロップ、ミサイルキックからカバーに入るがカウント2。





ビクトリーサンライズを狙った朝陽だが、これをこらえた楓歩はデスロックから反転する変形の足4の字固めへ。ロープに逃れた朝陽はヒップアタックを狙うが、これをこらえた楓歩は朝陽のバックに回り込む。切り返した朝陽がエルボーに出るも、楓歩は朝陽を捉えてのファルコンアローもカウント2。続くミサイルキックもカウント2。朝陽がカウンターのヒップアタックを決めるが、直後の丸め込みを楓歩が切り返してのエビ固め。エビ固めの仕掛け合いから起き上がると、楓歩が延髄ハイから変形サイドバスター、ブレーンバスターからのカバーはいずれもカウント2。



ここで楓歩が朝陽をコーナーに振る。朝陽は三角飛びからのダイビングボディアタックを決めるが、着地の際に左腕を痛めてしまい、楓歩と共にダブルダウンを取られる。立ち上がった2人はエルボーの打ち合いから朝陽が楓歩をボディスラム。素早くコーナーに上がると、カンクーントルネードを狙うが、高さが足りずに変形ダイビングボディプレスに。しかし、形は違ってもまともにプレスを浴びた楓歩はこれを返せず、朝陽がギリギリの気力を保ち、執念のカウント3を奪った。



なお、エンディング終了後、朝陽は救急車で病院へ。検査の結果、骨に異常は見られなかったものの、翌日予定されていたキララズカの大会は欠場となった。

〈試合後のリング上〉


朝陽「楓歩と試合、楽しかった。観ている皆さんは、今日もこれからもアイスリボンに観にきてくれるっていう保証はないですけど、今日のメイン観て、さらに来なくなってしまうお客さんがいるかもしれない。自分はそれが悔しい。だから試合で魅せたかった。自分だけ、こんな…楓歩はすごく良かった。自分だけこんなに情けない試合してしまって、すいません。楓歩!朝陽が目指したいのはね、組んでもよし、戦ってもよし、友達でもある、そんな1年9組なんだ。今日試合してどうだった?私はこれからも楓歩と組みたいって思えたよ。」
楓歩「今日、悔しかったって、情けなかったって、それはこの試合をした自分もですよね。私だって、1年9組、組みたい。組んでなかったわけじゃないけど…。」
朝陽「誰のせいだと思ってんだってねえ、皆さん、お思いだと思いますけど。」
楓歩「申し訳ございません。これからも一緒にアイスリボンを創っていってください。」
朝陽「もちろん!創っていこうよ、1年9組で!ねえ!」
楓歩「自分はつくしさんとつっかさんがこのリングからいなくなってから、アイスリボンは不安だ、心配だって言われるのがすごい悔しくて、だから2人がいなくて、つっかさんが休業している間でも、自分たちがこのリングを守って、つっかさんにこのアイスリボンに自信を持って帰ってきてもらえるように、これからも頑張ります。ありがとうございました!」



最後は朝陽と楓歩がセンターに立ち「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で締めた。

〈試合後の松下楓歩〉
「(朝陽は)ICEに挑戦して、あれだけすごい、すごいって言われて、その朝陽さんに今日のメインで勝ってこそ、これからのアイスリボンを引っ張っていける選手になれるなと思っていたので、悔しいです。素直に、本当に。でも1年9組(組む機会を減らしたのは)自分が蒔いた種ですけど、朝陽さんがああやって言ってくれたのは嬉しかったですし、自分もこれから続けていきたいと思います。(デビュー戦とは)違うものにしたかったからこそ、ゴング鳴る前に自分からやってやりたいと思って(ブレーンバスターに)行きました。でも結果は同じでしたね。結果が変わらなかったからこそ、また自分はリベンジしたいって思います。なんか今試合を終えてみて、あの2人がいたからこそ、成り立ったものもあると思うし、2人がいなくなって今日終わって、やっぱりやらなきゃなってすごい思います。自分たちもやる気満々ですし、アイスは他にもたくさんいるじゃないですか?でもその人たちにも負けないように、自分が頑張ります。(1年9組に関しては)自分のシングル連戦も終わって、会社次第ですけど、やりたいです。(ベルトを狙う気持ちは)もちろんです。自分は今年中にベルトを獲りたいっていうのがあるので。もちろんICEもほしいですし、でもやっぱりリボンタッグに挑戦するなら朝陽さんと挑戦したいなと思います。(新しいアイスリボンで不安はありますか?)不安ももちろんあります。でも自分はやってやる気持ちしかないですし、すごい楽しみです。」