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2021年07月04日  開始時間 12時00分〜 / 開場時刻 11時30分

アイスリボン1131 in SKIPシティ



「アイスリボン1131 in SKIPシティ」
2021年7月4日(日)SKIPシティ多目的ホール
11時30分開場/12時00分開始
観衆:158人(満員札止め)

【入場式】


入場式で挨拶に立ったのは、この日がデビュー戦の咲蘭。初めてリングの中央でマイクを手にした咲蘭は「本日デビューさせて頂く咲蘭です。よろしくお願いします。精一杯頑張りますので、応援の方よろしくお願いします。」と緊張気味に語った。


◆第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
チェリー&×真白優希 (10分59秒 エビ固め) 雪妃真矢〇&尾ア妹加
※雪の結晶




7月24日後楽園ホール大会でリボンタッグ王座決定戦に臨む元リボンタッグ王者の雪妃&妹加がチェリー&真白の異色タッグと対戦。試合前、真白はチェリーに対して「ファンタジーのガチャ王になりませんか?」とリング上でガチャ王国への公開勧誘。一瞬、答えに窮したかに見えたチェリーだが、笑顔で「なりたーい!」とガチャ王国入りに興味を示した。ガチャ王国否定派の雪妃と妹加は「チェリーさん、目を覚ましてください!」と開始早々に奇襲攻撃を仕掛けるが、チェリーと真白は息の合った動きで応戦。返り討ちにすると、2人をまとめて倒し、踏みつけてのポーズを決める。流れを掴みたい雪妃と妹加は真白に的を絞った集中攻撃に出るが、真白の粘りとチェリーのインサイドワークになかなかペースが掴めない。そして雪妃が遂に真白の特盛クラッチで丸め込まれるが、これは妹加がカットに入り、さらに真白にラリアットをぶち込む。ダメージ大の真白に雪妃は膝蹴り、飛び込みの顔面蹴りを決めると、最後は雪の結晶で真白から勝利を飾った。


◆第2試合 咲蘭デビュー戦 シングルマッチ15分1本勝負
〇ラム会長 (6分11秒 ギブアップ) 咲蘭×
※逆エビ固め


練習生のぶどう改め咲蘭のデビュー戦。その相手を務めたのが元祖キッズレスラーのラム会長。ロックアップで始まった一戦はバックの取り合い、ヘッドロックの取り合いと続き、まず会長が先制の蹴りを連発。ガクッと膝を落とし、コーナーへと追い込まれた咲蘭の顔面を踏みつけた会長はブレイクがかかると、仁王立ちでリング中央に立つ。立ち上がった咲蘭はエルボーを打ち込んでいく。これを受けて立った会長は逆水平チョップで反撃。咲蘭を吹っ飛ばすとキャメルクラッチ、レッグロックとグランドで攻める。なんとかロープに逃れた咲蘭の顔面に蹴りを入れた会長は咲蘭を引き起こすと、腕を絞っていく。これをしのいだ咲蘭はクロスボディの3連発で初めてのカバーに入る。カウント2でキックアウトした会長は咲蘭をロープに追い込み619を狙うが、カニばさみでかわした咲蘭ははりつけドロップキック、ドロップキックで2度目のカバーに入るもカウント2で返される。しかし、今度はおんぶスリーパーを決めた咲蘭は必死の絞め上げ。会長にコーナーに叩きつけられロックが外れると、スクールボーイ、逆さ抑え込みと丸め込みで勝負。これをしのいだ会長はカウンターのドロップキックから619を決めフォール。これをカウント2でキックアウトした咲蘭だが、直後に決められた会長の逆エビ固めにギブアップを喫した。



〈試合後のラム会長〉
「こんな大役を女子プロレス初めて3年目ぐらいですけど、すると思わなかった。正直。アイスリボン、変な無茶ぶりしてくるなって正直思ったけど、でも、これはアイスリボンだからこそのマッチメイクだと思うんだよね。元祖キッズレスラーの私を久々のキッズレスラーのデビュー戦に選んだっていうのは、アイスリボンのクレバーなところだよね。(咲蘭の印象は)エキシとか今まで会場で何回か彼女を見かけていたわけだけど、マジで昔の自分を見てるかのよう。ああいう感じだった。イジイジしてて全然喋らなくて。殻に籠もってるみたいな。人見知りなんだろうけど、でも、ああやって試合であんだけ声を出して、エルボーもあんな痛いのを打ってきたってことは、2代目ラム会長ぐらいに行くんじゃないかなって私は思っております。あれだけ出来れば全然いいよ。泣いてるかもしんないけど、女なんて泣く生き物なんだからしょうがないよ。頑張って欲しいです。キッズレスラーって凄いパワーがある肩書きだから、それに甘えがちだと思うんだけど、正直キッズレスラーって甘いもんじゃねぇから。でもその分、這い上がってのし上がって成り上がって、アイスリボンを牽引する1人になって欲しいなと思っております。頑張って欲しいです。」
〈試合後の咲蘭〉
「(泣きながら)悔しい気持ちでいっぱいです。負けて悔しい気持ち。(エキシビションと試合とは)違いました。(お客さんの声援は)めちゃくちゃ嬉しかったです。(今の涙は)悔し泣きです。体中に痛さが伝わりました。(これからは)元気に明るくしていきたいと思います。(今日のコスチュームは)クールっぽくいきたいなと思って。(今日のデビュー戦の点数は)40点。(目標とする具体的な選手は)青木いつ希選手の明るさとかが凄いいいなと思って、元気とか、たくさん出しているなって伝わるぐらいになりたいです。」


◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
世羅りさ&〇藤田あかね (11分44秒 片エビ固め) 青野未来&石川奈青×
※変形バックフリップ




リボンタッグ王座決定戦に臨む世羅&あかねのチームしまなみは青野&石川のヤングビューティーエクスプレスと対戦。序盤で捕まったのがこの日が復帰戦の石川。世羅、あかねが早いタッチワークと圧倒的パワーで石川を揺さぶり、一気に決めに行こうとする。しかし、石川も粘りをみせ、世羅にドロップキック、クロスボディを決めると、青野のつなぐ。世羅とあかねのダブル攻撃を受けた青野だが、2人をまとめてラリアットで吹っ飛ばし、互角のパワーを発揮する。青野の援軍を受けて石川も奮起。ドロップキック、エルボー、さらにテキーラ沙弥の得意技の一つだったトクホを串刺しで決め、青野との合体ダブルアーム・スープレックス、そして側転しながら相手の頭部を両足で挟み、そのまま回転エビ固めに決める新技を披露。最後はあかねの変形バックフリップにフォール負けを喫した石川だが、その健闘が光った。


◆第4試合 6人タッグマッチ30分1本マッチ
テクラ&トトロさつき&〇鈴季すず (12分43秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド) 山下りな&宮城もち&バニー及川×




8月9日横浜武道館大会でFantastICE王座戦を行う山下とすずが前哨戦に臨んだ。先発に出たすずは当然のように山下を指名するが、これを拒否する山下。しかしすずはテクラ、トトロと共に相手コーナーに奇襲を仕掛けると、強引に山下を引っ張り出し、3人で連続串刺し攻撃を決め、さらにいきなり一騎打ちで勝負に出る。山下がすずのドロップキックをかわせば、すずが山下の蹴りをかわしにらみ合い。ここで山下がサッとコーナーに戻り、はやるすずの気持ちを見透かすかのようにバニーに交代。山下はもちとのサンドイッチ攻撃も決め、さらにもちにモンゴリアンチョップを決めたテクラとすずをまとめてラリアットで吹っ飛ばそうとするが、これはテクラとすずがブリッジでかわし、逆にダブルのスピアを決めるなど、試合は徐々にヒートアップ。ロープ際の山下に後頭部ニー、はりつけドロップキックを放ったすず。しかし、山下はそのすずをエプロンでスプラッシュマウンテンの体勢に持ち上げ、断崖式を狙う。これをなんとかしのいだすずはエプロンでの蹴りからエプロンから場外へのフェイスクラッシャー、そしてエプロンに山下をうつ伏せに倒し顔面への飛び蹴りをヒットさせる。リングに戻ったすずはジャーマンは決められなかったが、山下をブレーンバスターで叩きつける。山下もサイドキックから飛び込みラリアットですずを吹っ飛ばすも、すずもすぐにスピアで反撃するなど、両者が譲らない攻防を展開した。最後はすずがバニーのヨーロピアンクラッチを切り返し、山下に見せつけるかのようなジャーマン・スプレックスでフィニッシュ。試合後もすずから山下にエルボーを仕掛けていくなど、タイトル戦まで激しい前哨戦が続くことは間違いない。


◆第5試合 タッグマッチ30分1本勝負
藤本つかさ&〇松本浩代 (17分37秒 片エビ固め) 春輝つくし×&星ハム子
※ロックドロップ


リボンタッグ王座獲りへ、遂に藤本と浩代がタッグを結成。2人のタッグに敵意むき出しのつくしがその対角に立った。先発は藤本とつくし。いきなりドロップキックを決めたつくしだが、藤本もドロップキックで応戦し、素早い攻防後、共にパートナーと交代する。浩代はハム子との力比べで押し勝つも倒れたハム子はその状態からセクシーポーズを決め、浩代を惑わすと、コーナーに詰め、つくしのアシスト付きで腹ウォッシュ、さらにつくしとのダブルお・し・り・だーッを決める。代わったつくしは浩代の髪を掴み引きずり回そうとするが、逆に浩代に投げられ、さらに手の甲へのダイビングフットスタンプを浴びてしまう。ここで浩代が藤本に交代。藤本はつくしにはりつけドロップキックを放つが、すぐにつくしもはりつけドロップキックのお返し。しかし、藤本はブリッジで抜けると直後にカウンターのドロップキックでつくしを吹っ飛ばし、逆エビ固めへ。ハム子がカットに入ってつくしをアシストも、代わった浩代がつくしにストンピングの連打。エルボーで反撃するつくしをスラムで投げた浩代はつくしのマウントを取るが、つくしが切り返しマウントを取り返すと、上からエルボーを連発。しかし浩代は下からつくしをキャッチし、反転すると逆エビ固めに持ち込む力技をみせる。さらに藤本と交互につくしを蹴りまくり、2人でつくしをロープに振る。初連係かと思われたが、つくしが浩代のバックに回り込むと藤本と同士討ちし、2人を同時ホイップで倒し、2人まとめてドロップキックで吹っ飛ばすなど、つくしが意地をみせた。代わったハム子と浩代がタックル合戦となるも、浩代が藤本を呼び込みハム子をロープに振る。藤本のドロップキックと浩代のタックルがハム子を吹っ飛ばす合体攻撃を披露。試合は藤本vsハム子へ。藤本がサッカーキックの2連発からPKを狙うが、これはハム子がキャッチ。藤本をボディスラムで持ち上げようとするが藤本が卍固めで切り返す。さらに串刺しドロップキックを狙う藤本が助走に入るもつくしがドロップキックでカット。ハム子とつくしにロープに振られた藤本だが、忍者キックで吹っ飛ばすとハム子に極楽固めを狙う。しかしこれもつくしがドロップキックでカット。ハム子が藤本にシャイニング腹ザード、つくしがミサイルキックをヒットさせるが、藤本はドロップキック、串刺しドロップキックですぐに反撃。つくしも負けじと藤本をボディスラムで投げ、顔面蹴り。浩代がカットに入り、藤本がミサイルキックからジャパニーズオーシャンの体勢でつくしを肩車にする。バックに回って逃れたつくしはエルボーの猛ラッシュから豊田真奈美式丸め込み。藤本がカウント2でキックアウトすると、つくしがロープ際の藤本の顔面に低空ドロップキック。藤本も延髄ハイキックでやり返し、さらに倒れたつくしにドロップキックの追い打ちから浩代に交代。はりつけボディアタックを決めた浩代はコーナーに上がるが、これをハム子がエプロンで押さえ、つくしが浩代のバックに回っての投げ捨てジャーマン、飛び込みエルボー、さらにエルボーの連打からジャーマンを狙う。これをこらえた浩代はつくしにラリアットをヒット。ここでハム子がリングイン。浩代にラリアットを決めバックフリップ。落とされた浩代にコーナーからつくしがダイビングフットスタンプを決め、浩代を引き起こしたつくしはタイガー・スープレックスを狙う。これをこらえた浩代がつくしにロックドロップ。つくしを引き起こした浩代はライガーボムを狙うが、つくしが必死に逃れる。浩代はバックエルボーを叩き込むと再びライガーボムの体勢へ。今度はつくしが逆打ちで切り返し会場をどよめかせる。ダメージの残る浩代にエルボーを連打したつくしはハルカゼを決めるが、藤本がカット。さらに丸め込みを連発するつくしだが、藤本のアシストから、浩代のラリアット2連発を叩き込むとロックドロップを狙う。必死にこらえるつくし。藤本が浩代にコーナー方向につくしを振るように指示。そのタイミングに合わせ藤本がビーナスシュート。まともに浴びて棒立ちになったつくしに浩代がロックドロップを決めカウント3を奪取。藤本と浩代が土壇場で最強連係を爆発し、初陣を勝利で飾った。



〈試合後のリング上〉
※試合後、笑顔で握手を交わす藤本と浩代。
藤本「超破壊タッグも良かったけど、ウチらも強いっすねぇ。強すぎてお客さんどん引きしてる。どん引きタッグですかね。」
浩代「名前?ダサくない?」
藤本「つくし、悔しい?組むより戦う方が断然楽しいわ。つくしもそうだよね?つくしが私の気持ちを一番分かってくれたと思う。この人(=浩代)と私がシングルマッチをしたいっていう気持ち、だからお願い、今はどん引きタッグで行かせて。(浩代に向かって)でも、忘れてないですよね?シングルのベルト、8月9日横浜武道館、組んでも戦っても対角のつもりですから。でも、そのためにはお互いベルトがあってシングルをした方が箔が付くから、やってやりましょう。よろしくお願いします。」
浩代「覚悟決めたな。」
藤本「覚悟はとっくに決めてます。」
浩代「OK!まずはタッグ。」
藤本「まずはタッグ。7月の後楽園で対戦するタッグは誰だ!」
※雪妃&妹加、世羅&あかねがリングに上がる。
藤本「今日は間接的な前哨戦でしたけど、それぞれのチームは勝ったのかな?この3WAYタッグ、7月24日の後楽園、メインエベントでやらせて頂きますので、よろしくお願いします。それでは、今日出場した全選手リングに上がって来て下さい。(咲蘭を呼び円陣の中央へ)咲蘭、緊張したね。控室でワンワン泣いてたね。これも全部思い出になるよ。大きい人が好きなんでしょ?大きい人いっぱいいるから。いつか対戦出来るように、これから成長をみんなに見せてってあげてね。」
咲蘭「はい!」
藤本「初めて咲蘭が円陣に入ったので、最後、締めよっか。いつも観てたでしょ?お客さんとして観てたでしょ?練習生として観てたでしょ?それを今やるんだよ、選手として。行け!」
咲蘭「今日はありがとうございました。プロレスでハッピー!アイスリボ〜ン!」

〈試合後の藤本つかさ&松本浩代〉


藤本「なんかお客さんが引いてるのが分かって、ウチら強いんだなって思いました。100か0のタッグだと思ったんですよ。全く機能しないか、めちゃくちゃ機能するか。まあ、伊達に長く関わってないなと思って。タッグを組むって決まった以上は全力を出す2人なので。そこはもう、もう問題ないです。」
浩代「やっぱり私は女子プロレスラー対女子プロレスラー。常にどこの団体に上がっても戦っているつもりなんで。今このアイスリボンで誰と戦うのか、誰と組むのか、組んでも戦ってもやっぱり対女子プロレスラーだと思っているし、全てにおいて負けるつもりがないっていう覚悟を、この夏証明してやりたいと思います。やるならとことん、やるなら一番。松本浩代が一番強ぇんだ、一番凄ぇんだっていうのを、このアイスリボンのマットで証明したいと思います。」
――横浜武道館が終わってる時には2本のベルトを持って…。
藤本「(質問を遮るように)そうですね。」
浩代「お前じゃねぇし。」
藤本「2本持って降りるんで。」
浩代「2本持ってね、降りますよ。戦っても楽しいっていうのはこういうことなんですよ。つくしもそうだし。松本浩代が相手をして、戦うことの辛さ、楽しさを見つけさせてやりますよ、アイスリボンに。2冠で、私が。その場を作りますよ。」
――7月のタッグの決定戦に関してはもう自信ありですか?
藤本「そうですね。今日間接的な前哨戦という形でそれぞれタッグを組んだんですけど、(自分たちが)行けるでしょ。」
浩代「負けるつもりで組もうなんて言わないんで。」
藤本「つくしが今日の試合で一番思っていた部分は、私が浩代さんに取られた部分だったんですが、私はベルトを獲るためっていう明確な目標があったんで、そこの差が出たのかなと思います。ハムさんは我が道を行ってて、(浩代に)若干惑わされてましたからね。ああいう人が危ないですからね、気を付けてください。」
浩代「そうなの?分かりました。ハム子にも対策を(笑)。」

――咲蘭選手のデビュー戦はどうでしたか?
藤本「キッズレスラーらしい試合前、試合後、試合中もですけど、だったなと思って。コスチュームの一部、スパッツを忘れちゃったんですよ。お母さんにギリギリで届けに来てもらって、その時に号泣しちゃって、そこからなんか、喜怒哀楽の全てが出たんじゃないかなと思って。私たちはほほえましくて、ラム会長とかも昔を思い出して懐かしいとか言ってたんですけど、本人はいたって真剣に泣いてたんで、なんかそういう部分が新しいと懐かしいアイスリボンだし、また違う新しい風を吹かせてくれるんじゃないかなと思いました。感情表現とか笑顔とかが苦手な子なので、そういう苦手っていう部分をちゃんと公表したことに私は素晴らしいなと思うので、どんどん苦手なことを言って、それを克服する姿をこれから見ていきたいなと思います。」


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