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試合結果

アイスリボン1154

2021年10月30日 開始時間 14時00分〜 / 開場時刻 13時35分





「Wrestle Arena League 〜Queen of 10 Minutes〜アイスリボン1154」
2021年10月30日(土)アイスリボン道場
13時35分開場/14時00分開始
観衆:58人(満員)

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○春輝つくし(8分05秒 ギブアップ)咲蘭×
※弓矢固め

◆第2試合 ハロウィンコスプレ タッグマッチ15分1本勝負
世羅りさ&×藤田あかね(12分44秒 スクールボーイ)宮城もち&テクラ○

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
雪妃真矢&×Yappy(13分43秒 片エビ固め)星いぶき○&鈴季すず
※ダブルチョップ

◆第4試合 WAL Dブロック公式戦 シングルマッチ10分1本勝負
△藤本つかさ(10分時間切れ引き分け)トトロさつき△
※藤本2点 トトロ3点


【オープニング】


メキシコから帰国し、この日が道場マッチ凱旋となる藤本とつくしが、メキシコで着用していた日本チームのジャンパーを着て試合前のリングに立ち、現地での試合内容などを報告。さらにメキシコでの試合の模様も見られる11月4日のイベントの告知も行った。「日本の女子プロレスを十分にアピールできたと思います。」と語った藤本はすでにつくしとのリーグ公式戦で引分けドローに終わっているものの、「(リーグ戦で)全勝優勝したいと思います!」と言い切り、会場をざわつかせた。


◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○春輝つくし(8分05秒 ギブアップ)咲蘭×
※弓矢固め



つくしは10月27日ピースパ凱旋に続いての道場マッチで、咲蘭とのシングル戦に臨んだ。笑顔で入場してきたつくしだが、対角の咲蘭のコスチュームが自分のコスチュームだったことに気づき「なんで勝手に着てんの!」といきなり怒りモードに。ここで咲蘭が「私の方が似合うんで。」と返したことで、さらに不機嫌モードとなる。しかし、咲蘭は動じない。開始早々にロックアップでつくしをロープ際まで追い込むと、つくしの胸元をポーンと叩いてブレイクする余裕をみせ、リストの取り合いでつくしがロープを掴んで前方回転するムーブでリストを取り返すと、咲蘭も同じムーブで応戦。つくしの手の甲へのフットスタンプ、串刺しドロップキックも、同じ攻撃で応戦した咲蘭はドロップキックの連打からコーナーに足を引っかけながらのスリーパー、つくしに正面から飛びついてのフロント・スリーパーでグランドに引き込むなど、つくしを追い込むシーンが何度も見られた。



攻められるシーンが目立っていたつくしだが、試合時間が残り3分となったところで一気に勝負に出た。その場飛びフットスタンプからの丸め込みを決めカウント2で返されるも、咲蘭をうつ伏せにしてロープに飛んでのフットスタンプを腰に突き刺す。最後は弓矢固めで絞め上げ、大健闘の咲蘭からギブアップ勝ちを奪った。


◆第2試合 ハロウィンコスプレ タッグマッチ15分1本勝負
世羅りさ&×藤田あかね(12分44秒 スクールボーイ)宮城もち&テクラ○





翌日のハロウィンを前に、ハロウィンコスチュームマッチと題したタッグマッチが行われた。チームしまなみの2人は芸人のビックスモールン風コスチュームで登場。一方、テクラはウエスタン・カウボーイ、もちはセンチメンタル・ジャーニーな16歳の80年代アイドルコスプレで登場。特にもちは入場でセンチメンタル・ジャーニーな振付をワンコーラス分完コピで踊り切るなど、すっかりアイドル気分。試合前こそ、チームしまなみの「なりたいな、なりたいな、鳩時計になりたいな♪」のパフォーマンスに奇襲攻撃を仕掛けるも、いざ2人をコーナーに振っての串刺し攻撃ではセンチメンタル・ジャーニーなステップでゆっくりと笑顔で歩を進めるために、しっかり2人に逃げられ反撃を食らってしまう。さらに野球選手になりたいチームしまなみがもちをボールにして野球を始めるも、ここでもセンチメンタル・ジャーニーなステップでもちがバッターに近づくため、バッターはスイングするタイミングが掴めない。怒った世羅がリバースカンパーナを仕掛けるも、もちは技のダメージ以上に、16歳のアイドルゆえにスカートがまくれることを意識し、レフェリーのアシストでスカートを股に挟んで技をこらえる。



さらにあかねの逆エビ固め、世羅のやや崩れ気味の恥ずかし固めにもスカートでなんとか股間を隠しながらアイドルとしてのイメージを保ったもちは、中盤を過ぎるといきなり速い動きに転じ、あかねにフライングクロスチョップを決める。さらに世羅にはうすDONを決めるなど、チームしまなみのリズムを崩していく。また、カウボーイのテクラも手袋を脱いで相手の頬を張り、決闘の意思を示すと、細目の投げ縄で世羅を捉えて振り回すなど、こちらもキャラ全開。チームしまなみはなんとかビックスモールン式の鳩時計を作り、鳩時計の鳩を振り落とす形での合体ボディプレスをもちに決めるも、テクラにはかわされてしまい自爆。



ダメージを受けたあかねをテクラが丸め込み、試合はカウボーイと16歳のアイドルに凱歌が上がった。


◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
雪妃真矢&×Yappy(13分43秒 片エビ固め)星いぶき○&鈴季すず
※ダブルチョップ



11月13日大田区大会で行われるリボンタッグの前哨戦として雪妃とすずがタッグマッチで対戦した。試合前からお互いを意識し合う2人は、共に先発で登場すると、相手の動きを探り合いながらも激しいグランドでの攻防を展開した。さらにYappy対すず、雪妃対いぶきを経ての2度目の直接対決ではすずが飛び込みの前蹴りをヒットさせ、さらにエプロンに雪妃の上体を引き出しての場外助走付き顔面キックを決めるも、対する雪妃もローキックからのソバットで反撃。ブレーンバスターからのサソリ固め、さらに雪の結晶を狙ってすずを抱え上げるも、頭上で前方に反転して逃れたすずはスピア、よくばりロックへ。そしてハーフネルソン・フェイスバスターを決めたすずは、雪妃のハイキックを浴びるも、竜巻旋風脚、飛び込み前蹴りを決めるなど、互角の攻防を展開した。ここで両者がダメージからダブルダウンとなり、それぞれYappyといぶきに交代。



最後はいぶきがコード・ブレイカー、ライトニングスパイラルを決め、飛び込みダブルチョップでフィニッシュするも、その間、雪妃とすずは場外でつかみ合いの乱闘を展開。試合終了のゴングに一度は離れたが、先に雪妃が引き揚げると、リング上にいるパートナーのいぶきを無視して、すずが雪妃を追いかけ花道で乱闘しながらゲート内へ。思わず勝ったいぶきも苦笑いの2人の熱さはこのまま翌日のアジュレボvsあのすずの直接対決となる前哨戦へとつながっていきそうだ。




◆第4試合 WAL Dブロック公式戦 シングルマッチ10分1本勝負
△藤本つかさ(10分時間切れ引き分け)トトロさつき△
※藤本2点 トトロ3点



藤本のメキシコ凱旋試合はトトロとの公式戦。ゴングと同時にフライングクロスボディアタックで飛び込んだトトロを藤本がドロップキックで遊撃し、カサドーラを狙うが、「させるかーっ!」とトトロが藤本を押し潰しカウント2。さらにロープに振ってのタックルを決めたトトロはカバーに入るが藤本はカウント2でキックアウト。このカバーの攻防が3度続く。起き上がった藤本がドロップキックを放つが、これをしのいだトトロが再びタックルを決めて藤本を吹っ飛ばすと、ロープ際に藤本を引きずりロープを掴んでの踏みつけ攻撃。さらにコーナーに叩きつけて踏みつけようとしたトトロだが、藤本はこれをこらえ、逆に下から足をバタつかせてトトロを蹴りつけながら引き離していく。起き上がった藤本はトトロの背中に蹴りを入れ、仰向けに倒すとトトロの腿裏に蹴りを2発。そしてトトロを起こすと卍固めへ。ロープに逃れたトトロにはりつけドロップキックを決めた藤本。そのまま場外に落ちたトトロにトペスイシーダを狙うかと思われたが、トトロがセコンドに入っていたつくしを盾にし、これに気づいた藤本が踏みとどまり、メキシコでも披露したポーズで一息つく。リングに戻ったトトロはセントーン2連発でフォールを狙うもカウントは2。人間椅子からのボディプレスは藤本にかわされてしまう。藤本はコーナーに詰めての水平チョップから対角に振っての串刺しドロップキック、串刺し低空ドロップキックの2連打、さらにミサイルキックを決めると、グランドに持ち込み極楽固めへ。トトロがしのぐと、今度はインフィニティを狙った藤本だが、これを振り払ったトトロは藤本のバックに回り込みゴリスペシャル。さらに藤本の片手、片足をフックさせて藤本が斜め逆さになる体勢で絞め上げると、続けてファイヤーマンズキャリーからカミカゼ、コーナー2段目からのダイビングセントーンでカバーに入るも、藤本はカウント2で返す。勢いに乗ったトトロは動くこと雷霆の如しを狙って藤本を抱え上げるが、体をバタつかせて着地した藤本はトトロにエルボー。トトロもエルボーで返しエルボー合戦へ。



藤本がカサドーラからサッカーキックを決め、ダイビングローリング・ネックブリーカーからカバーもカウントは2。藤本はインフィニティの体勢に入るが、トトロは逆に藤本を抱え上げて再び動くこと雷霆の如しを狙う。しかし、ここで藤本が再び体勢を入れ替えてインフィニティを決めるもカウント2。たいようちゃん☆ボムを狙った藤本だが、トトロに逃げられる。藤本は延髄ハイからのビーナスクラッチもカウント2。起き上がったトトロがその場飛びのクロスボディ。カウント2で逃れた藤本に飛び込みラリアット。カバーに入るがカウント2。このカバーの攻防が3度続き、藤本を抱え上げたトトロが動くこと雷霆の如しを決めたところで試合終了のゴング。ドローに終わり、藤本が2戦2分けで得点2、トトロは2戦1勝1分けで得点3。これでDブロックは残り2試合を残して、つくしとトトロが3点でトップ。藤本が2点でこれを追う形となった。藤本がブロック優勝するためには残る真白戦に勝利した上で、つくしvsトトロが引き分けになることが条件。3選手が4点となり、同点決勝に持ち込める。一方、つくしとトトロは残る直接対決に勝てば5点となり、勝者がブロック優勝となる。

〈試合後のリング上〉


トトロ「ああ、全勝優勝、なくなってもうたやんけ。でも、日本に帰ってきて、初めての試合、どうでしたか?」
藤本「トトロがちっちゃく見えるくらい、メキシコではでっかい人たちとたくさんやって、たくさん勝ってきたんだよ。今日、自信があったのに勝てなかった。私だって全勝優勝したかったよ!」
トトロ「最初のしあいの時点でないけどな!でも、大田区でそのベルト、防衛戦が決まっている藤本つかさとドロー。私、大田区でやりたいカード、挑戦したいベルトあるので、そのベルトを獲って、このリーグも優勝するので、応援お願いします。」 藤本「私だってね、大田区でつくしからこのベルトを防衛して、リーグ戦で勝てなかった人たちとやってやるよ。(ベルトを掲げて)トトロも入ってるからね、その中に。」
トトロ「楽しみにしています。よし!じゃあ、今日は今、乗りに乗っている私、トトロさつきが締めます。」
※出場選手がリングに上がり、トトロが「プロレスでハッピー!アイスリボ〜ン!」で大会を締めた。