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試合結果

アイスリボン新木場大会

2016年11月03日 開始時間 18時00分〜 / 開場時刻 17時30分



「アイスリボン新木場大会(アイスリボン765)」
2016年11月3日(木・祝)新木場1stRING
17時30分開始/18時00分開場
観衆:285人(満員札止め)

◆第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
○柊くるみ&松屋うの(8分57秒 体固め)尾崎妹加&テキーラ沙弥×
※ダイビングボディプレス


新木場大会のオープニングは沙弥vsうのの同期&同級生対決に、パワーファイターのくるみと妹加がそれぞれのパートナーとなってのタッグマッチ。さすがにこのメンバーではくるみの実力が抜きん出ているが、妹加がくるみに真正面からパワー合戦で挑めば、沙弥は丸め込みでくるみを翻弄。うのもくるみに頼ることなく自分の持ち味を活かして攻め込んでみせるなど、若手選手たちの頑張りが大いに光った。最後はくるみが沙弥をダイビングプレスで沈めたが、それぞれの選手が持ち味を活かす好試合だった。

◆第2試合 シングルマッチ20分1本勝負
×弓李(7分06秒 猪突猛進)長崎まる子○


10・1『758』大会以来、約1ヵ月ぶりのシングルマッチ。前回、勝利している弓李は序盤から試合の主導権を奪い、グランドで攻め込んでいくが、いつもの流れるような仕掛けに入る前にまる子の粘りに反撃を許してしまう。コーナーでのまる投げはなんとか阻止した弓李だが、フィッシャーマンズ・スープレックスを切り返され、まる投げを浴びると、最後はまる子の丸め込み技の猪突猪進にフォール負けを喫してしまった。

◆第3試合 ハードコアリボンタッグマッチ30分1本勝負
葛西純&×松本都(16分12秒 体固め)佐々木貴&宮城もち○
※ダイビングギロチンドロップ


8・14両国大会で、ベストフレンズ相手にラフファイトだけではないタッグチームとしてのクオリティの高さを証明した385都猿気違’sが佐々木貴&もちとのハードコアリボンに臨んだ。試合は序盤から荒れ模様。両チームがリング上はもちろん、場外でも激しいバトルを展開し、イス、ラダー、バランスボールを使った攻防を繰り広げた。フィニッシュをモノにしたのはもち。佐々木貴のアシストを受け、イスを腹の上に乗せた都にダイビング・ギロチンを決めてカウント3を奪った。

◆第4試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合 20分1本勝負
[王者組]○大畠美咲&水波綾(13分29秒 アビリバ)世羅りさ&雪妃真矢×[挑戦者組]
※第39代王者初防衛に成功。


10・9札幌でつくし&くるみからリボンタッグを奪取したアビッドリバルの初防衛戦の相手に名乗りを挙げた世羅&雪妃のアジュールレボリューション。試合開始前、チーム名をコールされてリング中央でポーズを決めるアビリバを急襲したアジュレボだが、あっという間に体勢を立て直したアビリバは、雪妃に的を絞っての集中攻撃を仕掛けていく。コーナーで苛立ちを隠せない世羅も視界に入れながら、試合を支配していったアビリバ。なんとか窮地を逃れた雪妃が世羅につなぐが、勢いよく出てくる世羅をうまくはぐらかしながら、アビリバは自分たちのペースをキープしていった。最後は大畠と雪妃の攻防となるが、雪妃に裏拳を浴びせた大畠がそのバックを取ると、水波が走り込んでのラリアットを放ち、その勢いに乗せて、大畠がジャーマンを決める、2人の合体技『アビリバ』で、王者チームが快勝。リボンタッグ初防衛を果たした。

※インタービュー・スペースにて。
大畠「個々の力としても、あの2人に負ける気もさらさらないし、タッグ力としても負ける気はないです。世羅がけっこう雪妃を引っ張ろうと思ってか、ちょいちょい出て来ていたんですけど、逆に私はパートナーを信頼してないなと思ったし、それのせいで崩れたところもあるんじゃないかなと思っています。」

水波「大畠は理論的に言いましたけど、私は理論とかはわかんないんで、ただ気持ちじゃないでしょうか!こうやって今、自分のところのベルトが他団体の人の腰に巻かれて、どうなんだろうって、自分だったらって考えるんですけど、悔しいですよね?悔しいから獲り返したいっていうのは、誰でもあると思うんです。でも誰でも彼でもベルトに挑戦できると思ってないし、今日、アジュレボが自分たちの前に立ったっていうことは選ばれて立ったと自分は思っているので、まあ何回も何回もそうやって本気になれば、チャンスだって来るし、何回も獲る機会は来ると思うので、またほしければぜひぜひ、アビットリバルに挑戦してきてほしいなって思います。自分たちはアイスのタッグチャンピオン、WAVEのタッグチャンピオンとして、これからも驀進するだけです!以上!」

世羅「アジュールレボリューションとして組んで1年、ようやく挑戦できたベルトだったんですが、初挑戦で初戴冠っていうわけには、さすがにやらせてくれなかったですね。でも自分の経験上、経験値にならなかったタイトルマッチはないと思っているので、今までタイトルマッチ何回も積み重ねてきて、タッグチームっていうのは成り立ってきたと思っているので、これからも目指すはベルト、そしてその上の目標が自分たちにはあるので、それを目指して2人でアジュールレボリューションとして、躍進していきたいなと思っています。」

雪妃「アジュレボを結成したのが去年の11月末だったので、1周年を前に初タイトルマッチを経験できたっていうこと自体が、大きな得るものがあったなと思うので、これからまた続けて組んでいったら、戴冠できる日が来ると信じてますし、なので本当にできて良かったです。」

◆第5試合 ICEx∞選手権試合 30分1本勝負
[王者]△藤本つかさ(30分 時間切れ引き分け)つくし△[挑戦者]
※第23代王者10度目の防衛に失敗。王座剥奪。


7・3後楽園大会で世羅からICE王座を奪取し、アイス所属全選手との防衛戦を宣言した藤本。雪妃との初防衛戦を皮切りに、9連続防衛を果たし、この日、V10を賭けてつくしとの防衛戦に挑んだ。試合は序盤から喧嘩腰のど突き合いが展開されるなど、両選手の意地と気迫の攻防戦へ。手の内を知り尽くした両選手だけに、その攻防は心理戦を含めて、攻守がめまぐるしく入れ替わり、あっという間に試合時間がカウントダウンとなる。何度もジャパニーズ・オーシャンを狙う藤本に対して、執拗な切り返しをみせるつくし。つくしの動きを読みながらのスピーディな反撃をみせる藤本。一瞬も目の離せない内容の濃い一戦は、遂に30分時間切れのゴングを聞いた。その時点で藤本の防衛はならず…タイトルマッチ・ルールによりベルトは剥奪、本部預かりとなってしまった。

最初にマイクを手にしたつくしは「30分ドロー…悔しくないとは言いません。でもつっかさんの防衛ロードをつくしが、つくしが止めたことが、素直に嬉しい!その気持ちは素直に受け入れたいと思っています。つっかさん、ICE×∞の、そのベルト、どうするんですか?藤本つかさ対つくし、大晦日に決定戦、やりたい。お願いします!」と12月31日の後楽園での再戦=王座決定戦をアピール。
対する藤本も「決定戦っていうことは時間無制限だよね?大晦日、後楽園、もう決めちゃいます?自分も今日、すんごい悔しいんで、お願いします!」と快諾し、2人が握手しようと歩みよると、リングサイドにいたアイスの全選手がリングへ。
周囲を囲む選手たちの殺気を感じた藤本は「なんだ、なんだ、なんだ?みんな、納得いかない顔しているけど、ICE負けた人たちですけど、あきらめてないのかな?7月にも見た光景ですけど、そうですか!全員、上がってきたということで…くるみ、あなた、ケガの影響でシングル恐怖症だったけど、もう大丈夫なんですか?」とくるみに尋ねる。
即座に「大丈夫です…やってやります!」とくるみ。
続いて、アイスにレギュラー参戦中の妹加が「私も所属選手じゃないですけど、出ていいですか、トーナメント戦。」とアピール。ざわつく選手たち。
藤本は「何、トーナメントって?リーグ戦かなって思ってたんだけど…。トーナメントか…いいでしょう!トーナメントやりましょう!今いるアイス所属選手でトーナメントやりましょう。妹加ちゃんも参戦ということでよろしいですか?アイスリボンに参戦すると、段々、ずうずうしくなるんですかね。じゃあ、決勝は大晦日の後楽園ということで。
(つくしに)そこでまた会えたら会いましょう。次の道場マッチからでよろしいですね、トーナメント。次の道場マッチからトーナメント、開催します!」と妹加の申し出をそのまま受け入れ、空位となった王座を巡る戦いは全選手参加のトーナメント戦へ突入することとなった。さらに円陣の前に藤本は「勝てなくて…すごく悔しいんですけど、自分は、自分は今、私が所属しているアイスリボンのベルトが一番だと信じて、次、必ず、ベルトを、ベルトをまた巻きます。ですので、大晦日の後楽園で、また自分のベルト姿を見に来てください!」と力強くアピールし、波乱の新木場大会は幕を閉じた。

※試合後のインタビュー・スペースにて。

藤本「自分で全選手と防衛戦と公言しておきながら、まさかのドロー剥奪。アイスリボンの特殊ルールですね。それに自分がまさか剥奪になるとは思わなかった。予想外の展開で、言葉がないです。全選手でトーナメントをして、後楽園で決定戦っていう形に持っていきたいと思います。抽選は早いうちにして、次の土曜日から早速、1回戦ができたらなと、今、なんとなくですけど、頭の中で思っています。 (つくしとは)負けず嫌いで、似ているところがあって、負けたくない気持ちがお互い強すぎましたね。(つくしとの試合は)2013年7月14日以来ですけど、実はつくしとは意図的にシングルをするのを避けていました。つくしがチャンピオンでも自分はあえて挑戦に名乗り出たことはなかったんです。それはなぜかというと、つくしとシングルをすると、どうもやり切った感が出てしまって、もうやり残したことはないと勝手に思ってしまうんですよ。それぐらいの対戦相手がつくしですね。2013年にやったときに、自分の引退試合の、自分の最後の相手はつくししかいないと思ってしまいました。あの時初めて自分の引退を考えてしまって、その気持ちにまたなるのが怖くなってしまって、つくしとはあえてシングルを避けてました。なんですけど、今、シングルを終えて、ドローという結果で、やり切った感はまったくありません。欲を言うなら、つくしとまたトーナメントでも決勝でもどこでもいいので、つくしとはもう1度試合をしたいです。ひとつ嬉しい誤算はくるみはシングルは今年いっぱいは無理と言っていたんですけど、ああやって向こうからもう大丈夫ですと元気よく言ってくれたので、またひとつ、アイスリボンの大きな核となる者が戻ってきてくれたと思いました。(つくしへの思いは)つくしは試合は素晴らしいじゃないですか、観ていて。ただ足りないのは若いからっていうのもあると思うんですけど、求心力、発信力、外に対する言葉の力が足りないと思っていたので、そういうところを磨いてほしいなと思って、今回、あえて厳しい言葉を投げかけましたけど、結果、満員になったので、良かったと思います。満員になったのはつくしのおかげです。ただ、やり切った感はないので、まだまだ自分はあきらめない心があるんだなとほっとしています。」


つくし「悔しいです。でも自分は今日、泣かない。そう決めたので泣きません。自分は藤本つかさ中心のアイスリボンが好きじゃなくて、ベルトを獲ったら、つくし中心のアイスリボンにしていくっていう強い気持ちがあって、藤本つかさの言いなりに、今までなってきました。その意味は、つっかさん、どうしたらいいですか?つっかさん?つっかさん?って頼ってきてしまって。自分の行きたいように、アイスリボンで生きようって決めていたんですけど、アイスリボンのトップのベルトがなければ始まらないことだと、ドローになって思いました。昔後楽園ホールで、つっかさんとICE×60だったんですけど、そのときの気持ちを今、思い出しました。その頃と自分は今、なにが成長したのかわからなくて、こういう結果になってしまったのかなと思っています。アイスリボンに対する気持ちはつっかさんも強いと思うんですけど、自分も強いと思っているので、必ず大晦日、つっかさんと決勝で出会って、今日の悔しさを…もう悔しい思いなんかしない。自分がアイスリボンの中心になっていきたいって思っています。自分は自分の行きたいように、アイスリボンで生きたいって思っています。藤本つかさの言いなりにはなりません。言いなりといっても、ああしろこうしろと言われた事はないのですが、もうつっかさんに甘えたりもしません。自分で考えます。もう6年目になるので、自分でいろいろ考えられるようになっていきたいと思っています。」

■「アイスリボン」のニコニコ動画ch!
@https://www.nicovideo.jp/watch/so31888480
Ahttps://www.nicovideo.jp/watch/so31888484
◆月額見放題500円/1本100円〜(税抜)