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試合結果

横浜リボン2016・X

2016年11月23日 開始時間 12時00分〜 / 開場時刻 11時30分



「横浜リボン2016・V」
2016年11月23日(水・祝)関内・ラジアントホール
11時30分開始/12時00分開場
観衆:269人(超満員札止め)

【オープニング】
今年最後の横浜リボンは練習生の紹介からスタート。入場式では「19日の新木場で世羅がボロボロにしたから」(藤本)とのことで、新しくなったキャンパスに全員で受け身を取ろうと藤本が提案するが、この日がほぼデビュー2周年の雪妃がいきなり受け身を取り大喜び。さらにこの日から発売された雪妃のデビュー曲『Azure sky』をリング上で披露。にぎやかなオープニングとなった。



◆第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
清水愛&×長浜浩江&テキーラ沙弥(9分19秒 猪突猛進)235&長崎まる子○&松屋うの


テキーラvsうのの同期同学年対決、軍団対決を展開してきたまる子vs長浜、そこに235とトライアングル王者の清水愛が加わった個性豊かな6人タッグ。それぞれの選手がそれぞれの思惑を持って臨んだ一戦は、両チームが息の合ったチームプレーをみせる中、まる子が長浜を猪突猛進で電撃フォール。試合後、まる子は「勝ちは勝ちだ!」と清水のトライアングルリボンへの挑戦を表明。大晦日の後楽園大会でのタイトル戦が決定した。

◆第2試合 ICEx∞王座決定トーナメント二回戦 時間無制限1本勝負
○つくし(11分18秒 ハルカゼ)弓李×
※つくしがトーナメント準決勝進出。


ICE×∞王座決定トーナメント2回戦。1試合目はシードのつくしが登場。235を倒して勝ち上がった弓李との10代対決に臨んだ。「2回戦は肩慣らし」と余裕をみせてきたつくしに対して、弓李はつくしの右腕一本に的を絞り、関節技を駆使していく。腕にダメージを受けたつくしは苦しい展開を強いられるが、フットスタンプのバリエーションでじわじわと弓李を追い込むと最後はロープに飛んでのハルカゼを決め3カウント。つくしがベスト4進出一番乗りを果たしたが、弓李の健闘も大いに光った、

◆第3試合 ICEx∞王座決定トーナメント二回戦 時間無制限1本勝負
○藤本つかさ(8分59秒 エビ固め)尾崎妹加×
※ビーナスシュート
※藤本つかさがトーナメント準決勝進出。


同じくトーナメント2回戦からの登場となった藤本はテキーラを倒して勝ち上がった妹加との初シングル戦。ゴングと同時にいきなりラリアットを見舞った妹加は、さらにパワー全開で藤本に挑む。アルゼンチン・バックブリーカーで藤本を軽々と抱え上げると、そのまま場外に藤本を放り投げてみせた。場外戦では椅子を振りかざすなど、何としても勝利のほしい妹加だが、これが逆に藤本に火をつけたか、倍返しの椅子攻撃を浴びてしまう。1回戦のフィニッシュとなったアルゼンチン・バスターや初公開となる俵返しの連発を決めるなど、大健闘をみせた妹加だが、最後は藤本のビーナスクラッチ、延髄ハイキック、そしてとどめのビーナスシュートにフォール負けを喫した。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
○大畠美咲&水波綾(13分46秒 体固め)松本都&宮城もち×
※フィッシャーマンバスター


11・3新木場大会でアジュール・レボリューションに快勝し、リボンタッグ初防衛に成功したアビットリバルはもち&都とのノンタイトル戦。セクシーポーズも見せず、いつになくシリアスに試合に臨んだもち。パートナーの都が例によってのマイペースな試合運びということもあり、柔軟のコントラストの出た異色タッグで挑むが、タッグ2冠王のアビットリバルは何度かリズムを乱されながらも要所要所で連係、タッチワークを繰り出し、もちと都に主導権を奪わせない。最後は大畠がジャーマン・スープレックスからフィッシャーマンバスターとつなぎ、もちから3カウントを奪取。チーム力を存分にアピールした。そのアビットリバルに対し、タッグ王座挑戦を表明したのが、ハム子&もちのらぶりーぶっちゃーず。メイン終了後、リングにアビットリバルを呼び込み、その場で対戦を受諾させた。決戦の舞台はもちろん大晦日の後楽園大会。タッグとしてのキャリアで勝るらぶっちゃが今年最後の勝負に出る。

◆第5試合 ICEx∞王座決定トーナメント二回戦 時間無制限1本勝負
○柊くるみ(14分06秒 片エビ固め)雪妃真矢×
※ナッツクラッカー
※柊くるみがトーナメント準決勝進出。


圧倒的な強さで都とのトーナメント1回戦をクリアーしたくるみ。2回戦の相手は上り調子の雪妃。今回が初シングルということでも注目された一戦は、捕まっては潰されるとみた雪妃が得意の蹴りを多用。場外プランチャも決めるなど、デビュー2周年の集大成として、くるみに挑みかかった。接近戦に持ち込みたいくるみだが、距離を詰めると雪妃の蹴りを浴びてしまうため、なかなか本領発揮とならない。なんとかバックに回り込んだくるみ。雪妃はウエイトを前にかけながら必死にこらえるが、くるみはそのままマットに叩きつけ、雪妃がまともに頭部を強打。ここが勝負とみたくるみはナッツボム、ダイビングボディプレス、そしてナッツクラッカーを決め、雪妃を完全KO。ベスト4進出を果たした。

◆第6試合 ICEx∞王座決定トーナメント二回戦 時間無制限1本勝負
×星ハム子(15分12秒 片エビ固め)世羅りさ○
※ダイビングダブルニードロップ
※世羅りさがトーナメント準決勝進出。


横浜リボンのメインを張るのはハム子と世羅のトーナメント2回戦。シングルでの戦績はハム子が圧倒しているが、3・21広島リボンでのICE王座戦で、ハム子から世羅が王座を奪取しており、2人のシングル戦はそれ以来。序盤からウエイトを活かした肉弾攻撃で勝負に出たハム子が試合を有利に進めていく。世羅もパワー全開でしゃちほこ固め、セラリズムバスター、エアーズロックを仕掛けるが、なかなかペースを掴めない。インサイドワークで勝るハム子はカウンターのラリアットを決めると、ブロックバスターから一気にダイビングボディプレスを狙ってダイブ。しかし、世羅がこれを剣山で潰し、形勢逆転。最後はエアーズロックUからのダイビングダブルニーを決めハム子からカウント3を奪い、世羅がベスト4最後のキップを手にした。



【トーナメント準決勝進出4選手のコメント】
メイン終了後、リングに準決勝進出4選手が登場。欠場中の藤田あかねが持って来た抽選ボックスから赤と青のボールを当て、準決勝の顔合わせは藤本vsつくし、くるみvs世羅に決定。大晦日の後楽園大会で4選手による準決勝、そして決勝が行われる。抽選結果後、4選手がインタビュー・スペースで大晦日に向けてのコメントを出した。

世羅
(今日の試合は)試合中に本当に勝てるのかなって一瞬思っちゃっている自分がいて、それが悔しくて、ここだっていう反撃のチャンスをうかがっていて、ハム子さんの隙を衝けたかなって思ってます。ベスト4に残った選手っていうのはやっぱり実力もしかり、運も味方につけている選手だと思っているので、そこが勝ち上がってきたということは、相当に、今まで以上に厳しい戦いになると思うので、後楽園で勝ちあがったら2試合、そのプレッシャーに勝てるかっていう…もう弱い世羅は24歳で捨ててきました。25歳はもう前しか見ない世羅を見せていきたいと思います。絶対にベルト獲ります!(くるみは)もちさん、ハムさんときて、くるみさん来たかと思ってはいるんですけど、くるみさんっていうのは、あんまりシングルで戦ったことがないイメージですね。31日までに何かしらのくるみさん対策を考えて、もし勝ちあがったとなると2試合目が待っているので、持久戦じゃなくて、ぎゅっとした試合で勝ちを奪いに行きたいと思います。

くるみ
ベスト4まで残ることができました。勝ちあがってきた3人は全員ICE×∞のベルトを巻いたことがあるので、ここで自分は負けられないなと思います。なので自分が一番目立ってICE×∞のベルトを必ず巻きたいと思います。(雪妃戦は)場外で投げて失神ぐらいは追い込んでやろうと思ったんですけど、逆にやられてしまって、自分が追い込まれて、危ないなと思ったんですけど、ギリギリなんとか勝つことができたので、良かったなと思います。(シングルへの恐怖心は)今は全然、大丈夫です。暴れまくりたいくらいです。もっと人を紙っぺら1枚ぐらいに潰したい勢いです。(世羅とは)久しぶりのシングルで(世羅の)デビュー戦からちょっとしてからシングル組まれる機会があったんですけど、最近はタッグマッチでもあまり当たってないので、ちょっと怖い気持ちはあります。何が来るかわからないので。

つくし
赤いボールを引き、藤本つかさとトーナメント準決勝に上がることができました。自分は新木場のときからなんですけど、藤本つかさしか見てないし、同じボールを引いて対戦するなんて、なんか赤い糸で結ばれているんじゃないのかって思うほど、運命じゃないかって思っています。自分はそのときにシングルのベルト賭けて大晦日に対戦したいって言って、トーナメントになってしまって、でも最終的に藤本つかさと同じボールを引いて当たれるってことは、望みが叶っています。すごく自分は幸せ者だなと思っています。戦いたい人とベルトを賭けて戦えるって、すごい幸せなことですよね。その藤本つかさを越えて、世羅りさが来るのか、くるみが来るのかわからないですけど、自分は準備をしっかり整えて臨みたいと思っているので。しかも新木場のときは30分ドローだったんですけど、今度は無制限ということで、無限に試合ができるってことですよね。ドローにはならないので、そこも楽しみにしてほしいなと思います。(前回は)30分でも勝敗がつかなかったので、長い試合になるんじゃないかなって自分は思っています。(勝てば決勝だがスタミナは)大丈夫です!若いので。(今日の弓李戦は)油断してましたね。弓李があそこまで攻めてくるとは思わなかったし。でも試合中に張り手したんですよ、自分が。(それに対して弓李が)張り手してこなかった優しさが出ているなって試合中、思ったので、そういうところですよね、弓李の。強烈なエルボーってわかっているので、弓李は腕を攻めてきたと思うんですけど、今回、負けたら悔しい思いするし、ベルトからすごい遠くなると思ったんですよ。大晦日、ベルトにからめないし、だから今日は絶対に負けられなかったし、悔しい思いはもう一生したくないので、こんなとこで負けてたまるかって言う気持ちでしたね。

藤本
順当な4人が来たなっていう感じですね、私の中では。つくしとまさかここで当たるとは思わなくて、試合よりドキドキしました、ボール引いたとき。ただ、私はもう新木場のように30分でも決着がつかなかった。じゃあ、30分以上やるかっていうのじゃなくて、戦い方を根本的に変えなきゃいけないなと思うんです、準決勝は。次もありますし。なのでもうスタートからいきます。短期決着狙いです。そしてつくしにとって一番屈辱的な負け方をさせてやろうかなと思っています。ヒントはつくしの大好きな、憧れている先輩ってことですかね。長期戦とかは全然、大丈夫なんですけど、決着をつけるってことを考えたら、たぶん2人だったら、いつまででもやってそうなイメージなんですけど、時間無制限ってことに甘えないで、私は短期決着を狙います。(今日は試合順が)3試合目だったので、アイスリボンの試合もゆっくり見れました。私の試合の前だったんですけど、弓李コールが起きていて、今、弓李が人気急上昇中なんですけど、このトーナメント、タイトルマッチ、上野の連戦を機に、あの子が一番成長したなって思いますね。そういう風に言われるときれいになるんですかね、可愛くなった気がします。そして今日、対戦した尾崎妹加ちゃんも去年は1年間で7試合しかしてないんです。今年は4カ月でうちで23試合しているんで、今日で24試合目で、やっぱり試合をこなすっていうのはアイスリボンの強みだなって改めて思いましたね。普通、アルゼンチンで担いで場外投げてといってもロープ際に投げ捨てるじゃないですか。(放物線を描くように遠方に)こうでしたからね。私、捨てられたと思いました。くるみはもう完全復活といっていいと思います。世羅は弱音を吐くじゃないですか。あれって絶対、作戦だと思いますよ。私はもう引っかからない。

■「アイスリボン」のニコニコ動画ch!
@https://www.nicovideo.jp/watch/so31889070
Ahttps://www.nicovideo.jp/watch/so31889074
◆月額見放題500円/1本100円〜(税抜)