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試合結果

LIVE on Ring in 川口SKIPシティ

2016年02月06日 開始時間 13時00分〜 / 開場時刻 12時30分



LIVE on Ring in 川口SKIPシティ
埼玉県産業技術総合センター・多目的ホール
2016年2月6日(土) 12時30分開場、13時試合開始
観衆:292人(満員)





【ライブ・コーナー】
この日の大会は『LIVE on Ring』と題する歌とプロレスのコラボイベント。歌のコーナーでは、JPRに優華と雪妃が加わったスペシャルユニット『JP-Ribbon』がオープニングを飾り、雪妃はソロでもアジュールレボリューションの入場曲でもある『ライオン』を披露。アイスリボンのリングに参戦している仮面女子の予備軍である『OZ』のライブを挟んで、最後は松本都率いるブラックDPGが会場のファンを沸かせた。 そして、歌のコーナー終了後には埼玉県をホームとして活動する女子プロ野球チーム『埼玉アストライア』の中野菜摘二塁手、熊崎愛捕手と、アイスリボンの藤本、ハム子、つくしによるトークショーが行われ、今後、公開合同練習や球場での試合開催などのジョイント企画案が持ち上がった。

◆第1試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
○松本都&藤田あかね&弓李(11分23秒 体固め)真琴&235&長崎まる子×
※シャイニングウィザード


1部の歌のコーナーでは、メジャーデビュー曲を含め、20分ノンストップの気合の入ったパフォーマンスを披露した都が、その勢いのままオープニングマッチのリング登場。しかし、ゴングと同時に相手チームに捕まり、味方の選手まで加わってのマンマミーヤの洗礼を受けた。試合中盤以降は、粘るまる子にあわやフォール負けかという場面こそ見られたものの、最後はシャイニングウイザードでまる子から勝利。ブラックDPGのメンバーが見守る中、リーダーとしての面目を保った。

◆第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
○星ハム子&宮城もち(10分12秒 片エビ固め)中森華子&優華×
※ダイビングボディプレス


シングル王座を巡っての一騎打ちを経てチームの絆を深くしたらぶりーぶっちゃーずに挑むのは、この日が初タッグとなる中森華子と優華の華華タッグ。試合中も声を出し合い、息の合った連係を繰り出すなど、タッグ屋のらぶっちゃ相手に好ファイトをみせた華華だが、攻められながらも要所要所できっちりと連係プレー、タッチワークでしのいだらぶっちゃが、徐々に試合の流れを掴んでいく。最後はハム子がカウンターのラリアットを優華にヒット。間髪入れずにバックフリップを決めると、そのタイミングでコーナーに上がっていたもちがフロッグスプラッシュを決め、最後はハム子がダイビングボディプレスで圧殺。見事なタッグプレーでらぶっちゃが勝利した。

◆第3試合 シングルマッチ15分1本勝負
△朱里(時間切れ引き分け)つくし△


JWPの美兎にシングルで初フォール負けを喫したつくし。この日はそのリベンジマッチが組まれていたが、美兎が試合直前にインフルエンザにかかり欠場。代わって出場となったのは、REINAからフリー宣言したばかりの朱里。つくしと朱里の初シングルという、注目の一戦が実現することになった。試合はオーソドックスな攻防でスタート。相手のバックを奪い合うレスリングの攻防やグランドでのしのぎ合いなど、どちらかというと朱里のスタイルにつくしが挑んだ形だが、朱里の動きにしっかりとついていくばかりでなく、時に朱里を上回る攻撃をみせるなど、つくしの引き出しの多さを感じさせた。打撃の攻防でも朱里に対して一歩も退かず、隙を見つけては朱里を立体的な攻撃から丸め込みで追い込むなど、つくしの動きは好調そのもの。試合は内容の濃い攻防戦が続き、あっという間の15分ドローとなったが、朱里相手に負けなかったことの意義は大きい。試合後つくしはマイクを手にすると「本当は勝って言いたかったことがあります。星ハム子、単刀直入に言います。あなたの持っているICE×∞ベルトに3・12挑戦表明をします。やっぱりアイスリボン10周年のメインエベントはつくしじゃなきゃダメだと思う。残念ですけどあなたじゃないです」と3月12日の後楽園ホール大会でのハム子のシングル王座挑戦を表明した。エプロンでこのつくしのアピールを聞いたハム子は、即反応。「はぁ?つくしでもないよ。でも次、つくしが来ると思ってた。アイスリボン最年長となった今、私には時間がない。チャンピオンになって終わりではない。3月12日つくしの挑戦受けます」挑戦をその場で快諾した。タイトル戦が決まったつくしは「チャンピオンさんよお、足元すくわれねえように気をつけろよ」と捨て台詞を残しリングを降りると、ハム子も「つくし!このお腹に潰されないように気をつけろよ」と引き上げるつくしにアピール。早くもタイトルを巡る心理戦が始まった。

〈インタビュー・スペースでのハム子〉
「つくしが来るかなって自分の中でも薄々思っていたので。あ、来てくれたっていう、挑戦表明してくれた時はすごい嬉しかったです。(つくしは)あんな小さい体でばっこんばっこん打ってきて、口が開かなくなるぐらい痛いんですよ。あの小さい体ですごいなと思います。(自分も)チャンピオンになって終わりではないので。これからもっともっと自分からやりたい事を行動に移していかなきゃいけないなっていうのもありますし。まだ北海道にもベルトを持って行けてないので。3月12日、負けたら北海道にベルトを持っていけず、子供にもベルト姿を見せれずになってしまうので簡単にベルトは渡せないです。普段(つくしとは)仲いいんですよ。仲いいのに(試合後の挑戦表明のマイクアピールは)プロだなって。なんかリング上にいると圧倒されてしまって。でもあの言葉にイラッとした事実もありますしプロレスラーはリングの上で気持ちをぶつけることが大事なんだなって思いました。」

〈インタビュー・スペースでのつくし〉
「(美兎が)インフルって聞いて、ちょっと(プロ)意識がないんじゃないかなって思いました。まず勝ってからですね。このまま勝ち逃げされたくないので。(朱里戦では)ドローは納得いってないですけど、急な参戦をOKしてくださって、朱里さんと初シングルだったんですよ。いつもは文子さんとかアジャさんとか大きい選手と対戦させていただいてるんですけど、戦ったことないスタイルの選手と対戦できたので、関節とかついていけないなと思ったんですけど、自分も考えながら今日はプロレスをしました。(ベルト挑戦表明は)前回の道場マッチから意識していて、3月1日が卒業式なんですよ。ちょっと変わったところを見せたいっていうのもあったし、10周年の文体っていったら、つくしじゃなきゃメインを張れないと思います。すごく自信があります。メインはハムさんじゃないと思っています。そのためにはアイスリボンの頂点のベルト、ICE×∞のベルトが必要だし、前回の座談会で"アイスリボンにつくしがいれば大丈夫です"と発言したときに、その言葉に責任を持ちたいと思ったし、自分から行動しないと何も変わらないと思うので、今回は気持ちが前回と違います。何も変わらないですよねハムさんがチャンピオンでも。面白いことも何もないと思うし、自分がアイスリボンを変えていかないといけないと思う。高校を卒業するという区切りでアイスリボンを自分が変えていかないといけないと思っています」

◆第4試合 タッグマッチ30分1本勝負
○藤本つかさ&中島安里紗(18分20秒 片エビ固め)世羅りさ&雪妃真矢×
※ビーナスシュート


ベストフレンズにとって、デビュー曲『フレンズ』に振りを付けて初披露、アジュールレボリューションは、ベストフレンズを相手に大きなインパクトを残し、チームとしての存在感を示したいところ。3時間を超えるライブと女子プロレスのコラボイベントのメインは、両チームの気迫あふれる攻防戦が会場を埋めた満員の観衆を大いに沸かせた。特にベストフレンズは試合後に歌を歌う事を考えると負ける事は許されない。その思いか、この日の攻めはいつもに増して厳しく、アジュレボを圧倒していく。アジュレボもなんとか食いつこうと必死の攻めをみせるが、攻め込むタイミングこそ掴むものの、ベストフレンズはすぐに体勢を立て直し倍返しの反撃に出る。キャリアの浅い雪妃が捕まる場面が多く見られたが、この大会の為に、地元法人会への営業活動や1ヶ月以上に渡りJPRとのユニット結成のための練習、そしてライブを行って、誰よりもこの大会に賭ける想いの強い雪妃は必至の粘りを見せる。しかし最後は藤本のビーナスシュートを浴びてのフォール負け。試合はベストフレンズの勝利に終わったが、アジュレボのベストバウトといえる内容の熱戦だった。試合後マイクを手にした藤本が「ベストフレンズ、全勝街道まっしぐらだーっ!この調子で3月12日アイスリボン後楽園ホール大会でもベストフレンズ組みたいと思っています。どこの相手が来ても、うちらに負けはありえないでしょう。自信満々で向かいます」と語ると、雪妃を介抱していた世羅が「ちょっと待って下さいよ!今日は負けたけど、でも自分ベストフレンズさんの弱点見つけましたよ。今日の試合前にわかっていたら、絶対アジュレボが勝ってました。それくらい自信あります。って事で、誰が来ようと負けないなら、弱点を知った、私たちアジュールレボリューションに挑戦させてください」とアジュレボでのタイトル挑戦を申し出た。さらに世羅は「自分はもうユキちゃんとやっていくって決めたんで、アジュールレボリューションで挑戦させて…」との言葉を遮ったのは雪妃。世羅に対して「どの口が言ってんだ、世羅りさ!今日見てのとおり負けました。私が負けました。いつも私が負けます。なぜなら私が弱いからです。次にベストフレンズと対戦させて頂くのは自分じゃない。自分じゃないと思います。そしてアイスリボンの最多タッグ(王座)防衛数を稼いだのは.STAP。10回目の勝利を逃した後、離れてしまった事をひきずってたの、みんな知っているんですよ。3月12日後楽園ホール、ベストフレンズ対.STAP!やったらいいじゃないですか!決定!今、決定!そして私は世羅さんに戻ってきてもらえるように、一人で強くなります。以上!」と一気にまくし立てた。成宮の後楽園参戦が決まって以降、世羅の気持ちは揺れていた。その思いを断ち切る為に、あえてアジュレボでの挑戦を表明した世羅。しかし世羅からは言い出せなかった成宮という2文字を口にしたのは、世羅の現パートナーの雪妃だった。雪妃の言葉を聞いた世羅は涙が止まらなかった。「.STAP、久々に聞いたわ。ベストフレンズ対.STAP。なかなか面白いじゃないですか。元チャンピオンですしね。私たちが現チャンピオンですけど」と余裕の表情をみせる藤本に「.STAP、1年ぶりの再結成。やってやろうじゃないですか!絶対ベルト獲ってやるからな!覚悟しとけよ!」と涙声で必死に食って掛かる世羅。その世羅を横目に藤本は「うだうだ泣いてる、感傷に浸っている人に私たち負ける気はしません。どんな相手が来ようと、ぶっ潰します。いつものようにね」と透かすと、最後はベストフレンズは振り付き『フレンズ』を披露。歌も振り付けもしっかりと決め大会の最後を締めくくってみせた。今やアイスリボンのみならず女子プロレス界でトップタッグチームとなったベストフレンズ。その腰に輝くリボンタッグのベルトに同王座最多防衛記録保持チームの.STAPが1年ぶりの復活タッグで挑む!

〈インタビュー・スペースでのベストフレンズ〉
藤本「楽しかった!」
中島「歌、楽しかった(笑)!」
藤本「間違えもしなくて、失敗もしなくて。ちょっとプレッシャーだったんですけど。」
中島「でも楽しんで、試合後だったから、余計にテンションも上がっていたし。」
藤本「練習の成果が出て良かったです。頑張ります。プロレスを知らない人たちにプロレスを広げていきます。(.STAPとの防衛戦は)どうなんでしょうね。あとは会社に任せますけど。」
中島「決定って言ってたよ。」
藤本「ユキがでしょ?」
中島「うん。すごい力強く決定って言ってたから、もう決まったのかなと思って。」
藤本「ユキ的にはいいのかね。」
中島「大人だね。」
藤本「大人。.STAP、たしかに1年前まで最多防衛記録を持っていてチャンピオンだったんですけど、今、挑戦して勝てるわけはないと思ってますので、自信満々で後楽園に臨みます。」
中島「弱点なんだろうね?」
藤本「そこ気になるよね。」
中島「年齢的なことかな?」
藤本「それはないでしょ!」
中島「まあ、でも辞める人間に負けるわけはないし。」
藤本「今までも何度もあったんですよ。春山さんもしかり、サチコさんもしかり、引退する人にベルトを渡すわけにはいかないって言って。それはちゃんと実行してきたので。」
中島「そもそも引退する人間がベルトに挑戦するって事を私はあまり良しとしないけど。そこを受ける理由があるとすれば、今日の雪妃の気持ちとか、そういうところしかないかなと思います。私は.STAPを知らないし、どんなすごいタッグだか知らないけど、まったく私に響いてくるものはないので、受ける理由は雪妃ってだけだと思います。」
藤本「私はもっともっと追い込まれたいんですよ。もっともっと追い込まれて、そして勝ちたいんですよ。次の試合は追い込んで追い込んで勝つ試合になるのかなと思います。まあ、ぶっちゃけ、物足りないですよね。」

〈インタビュー・スペースでの世羅〉
「(今日の試合は)ノンタイトルではあったんですけど、ガンガン、ベルトを意識した試合にしようって、ずっと2人で話していて、自分もベルトを獲るくらいの勢いでやってみたんですけど、なんか心に引っかかっているものが多少あって、でもユキとの連係も最近、どんどん出来てきたし、ユキとうまくいっている感じもあって。やっぱり私の居場所はアジュールレボリューションだなって思って。今日試合で更にそれを痛感したっていうのもあるし、ユキと一緒にどんどん強くなりたいって思えたような試合でした。(ユキから成宮の名前が出たが)自分のいない道場マッチで何かしらあったんだと思うんですけど。詳細を知らなくて、まあ自分の問題だろうって思っていたんですよ。成宮さんは自分が急に解散を告げられて、モヤモヤしていたものが爆発したような事もあって。自分でそれさえ抑えれたら解決できるって思っていた問題をユキも気にしてくれていたみたいで。それが爆発したのかなっていうのと、やっぱり自分がなんだかんだそっちに気持ちが行っていたこともあって、それがさらにユキの葛藤になっちゃったのかなっていうのがあるんですけど。でも今のパートナーから背中を押されたっていうのはすごく心に刺さるものがあって、ユキが言ってくれたからには、成宮さんと最後思いっきり暴れて、3月25日までしっかり見送ってから、改めてアジュレボでやっていけたらなと、都合のいいことを思っています」

〈インタビュー・スペースでの雪妃〉
「(ベストフレンズが)強いのはわかっていたので、今、身近にいる最強といえばベストフレンズっていう感じなので、どうしても経験してみたくて、やっぱり世羅さんの隣にいる為に、何かいいところを見せたい。普段負けてばっかりで、勝てなかったので。最強の相手に叩き潰されても負けない姿を見せられたらいいなと思って挑んだんですけど、やっぱり最強でした。強くて、まったく敵わなくて、でもその経験のおかげで、今自分が出来る事で、ベストフレンズにぶつかって、結局、負けて、自分が今どうあるべきかってことを考え直せたので。やっぱり世羅さんの横にくっついているだけで勝てるようになるわけではないし、誰も暇つぶしでプロレスしている人間なんていないので。待たせる時間も待つ時間も、それぞれないじゃないですか。なので自分が強くなるまで横で待っていてくださいとは言えない。今勝てる、今ベストだと思える相手と思いっきり戦ってもらいたいという気持ちが生まれたんだと。最終的に戻ってきてもらう為に、ちょっと離れることになっても、一人で強くなっていきたいなと思います。一人でやっていきたいとかじゃなくて、アジュレボとして組む為に、離れてもいいのかなと思いました。自分がいつも世羅さんにしつこくつきまとっているタイプなので、それに付き合ってもらうよりは世羅さんにアジュレボやっていけるかもって思ってもらえた時に戻ってきてもらえるように。3月12日は.STAPで組んでやるけど、その先、世羅さんがアジュレボに戻って来てくれるかどうかは、まだ私にもわからないです」

■「アイスリボン」のニコニコ動画ch!
@https://www.nicovideo.jp/watch/so30093858
◆月額見放題500円/1本100円〜(税抜)