月〜

試合結果

アイスリボン662『優華蕨凱旋興行』

2015年07月11日 開始時間 14時00分〜 / 開場時刻 13時30分



アイスリボン662
『優華蕨凱旋興行』
2015年7月11日(土) アイスリボン道場
14時00分開始/13時30分開場
観衆 108人(満員)



【オープニング】
前回(7月8日)道場マッチでのバトルロイヤルに優勝し、その願い事として蕨出身の優華の地元凱旋興行となった今大会。前説では大会の主役である優華が藤本と一緒に登場。藤本はあくまで優華の"通訳"係で、メインMCを務めた優華は、地元の蕨市の特徴、ユルキャラ、名産などを紹介し、自身でマッチメイクしたこの日の対戦カードについて解説した。
第1試合「藤本さんは若手に好かれていると思うんです。そこで小波さん。観たかったので組みました」
第2試合「都さんは自分にとってすごい方だと思っていて、そこにいつも挙動不審な弓李さんを戦わせたら面白いかなと思った」
第3試合「ハム子さんが北海道に帰られてしまって、しばらく見られないかもしれないので。ハム子さんはらぶりー・ぶっちゃーずのときが一番輝いていたと思うので、あのらぶりー・ぶっちゃーずの入場がすごい好きなんです。仲良さげの…(「仲いいよ!」と花道奥からハム子が突っ込み入れる)体格のいいあかねさんと、どこかを目指している235さんを組ませて頂きまして、戦うとすごいいいかなと思った」
第4試合「自分は美央さんではなく大畠さんについて行くと心に決め、この前の(道場マッチの)試合もすごく楽しかったのです。本当は対戦相手は美央さんが良かったのですが、でも美央さんと戦いたいのはもっと先が良くて、真琴さんは美央さんと似ているかなと思いまして入れてしまいました。」と優華ならではの迷解説に会場は終始どよめきと笑いと「?」に包まれていた。

入場式の最後にくるみが登場。欠場の挨拶を行った。
「7月4日の横浜リボンで試合中に左膝を怪我してしまいまして、改めて病院に行ったところ左膝前十字靭帯を断裂していまして手術することになりました。手術はもうちょっと先なんですけど、自分はとっても元気なので今すぐ試合したい気持ちでいっぱいなので早く治して復帰したいと思います。今日、来て試合観るだけじゃつまらないなと思ったので、エキシビションのリングアナをします。日本語が片言になってしまうかもしれませんが、そこはちょっと多めに見てください」と語ったくるみは、そのまま本部席にてエキシビションのコールを行った。

◆エキシビション3分間
つくし(0-0)長崎
優華、ハム子に続き、つくし相手にエキシビションマッチを行った長崎。エキシ後「今日が一番良かった。」と藤本も評したように、ドロップキック、ボディスラムという技ひとつひとつに込められた気迫が感じ取れる3分間だった。そして、最後に藤本から長崎のリングネームが「長崎まる子」に決まったことが発表された。

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○藤本つかさ(7分55秒 ラ・マヒストラル)小波×


アイスリボン初参戦にして、藤本との初シングルマッチの小波。序盤は藤本のグランドでの攻めに苦しめられた小波だが、藤本のエースクラッシャーを踏ん張って自爆させると、藤本に対してサッカーキックをヒットさせ、グランドに持ち込んでの腕十字、ワキ固めと必死の反撃をみせる。終盤ではバズソーキックもクリーンヒットさせるなど、華名の愛弟子ならではの攻撃で粘ったが、最後は藤本のラ・マヒストラルに丸め込まれてのフォール負け。試合後の座談会で小波は「初めまして。本日初参戦なので何をしゃべっていいのかわからないんですけど、アイスリボンさんに初めて上がらせていただきまして、すごく楽しかったです。アイスリボンさんには若手の選手がたくさんいらっしゃると思いますので、私もまたアイスリボンさんでいろんな選手と試合をしたいなと思いました。」とコメント。

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
○松本都(6分15秒 ギブアップ)弓李×
※リンギーナ


優華の思いつきで実現した都vs弓李だが、実はこれが初シングルマッチ。試合は序盤、カウンターのネックブリーカーを決めた弓李がワキ固め、キーロックとグランドで都を揺さぶるが、対する都もアームロックからクロックヘッドシザースを決めるなど、シリアス路線で応戦。最後もネックブリーカー、シャイニングウイザード、そして変形グランドコブラ=リンギーナで都がギブアップ勝ち。都のテクニックが光った一戦だった。「ちゃらんぽらんな人なので勝てるかなと思ったら間違えました」と語る弓李に対して、都は「弓李と初めてのシングルで何をやってくるか分からないから、ちょっと怖いところがあるなと思いました。まだちょっとおとなしい感じがするけど、もっともっと私みたくギラギラして欲しいし、もっと貪欲にプロレスを楽しんでほしいなと思って、今日は腕の1本2本バキッと折らせていただきました」となぜかコメントもストイックに決めた。

◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
○星ハム子&宮城もち(8分14秒 片エビ固め)235&藤田あかね×
※ダブルインパクト


長い前哨戦を経て、6.24後楽園ホール大会でリボンタッグに挑むも紫春鬼に敗退を喫したらぶりーぶっちゃーず。ハム子がしばらく地元の北海道に戻るということで後楽園以来のタッグ結成。対するあかねと235は、あかねがドラゴンズファン。235が愛知県出身ということから、あかねの案によるラブリードアラズで入場。試合開始と同時にらぶっちゃに奇襲攻撃を仕掛けるが、仕掛けた方の235がハム子に反撃を食らってしまい出鼻をくじかれると、逆にらぶっちゃから同時ブルドッキング、さらに同時セクシー固めの反撃を受けてしまう。途中らぶっちゃに同時おんぶスリーパーを決め、更にあかねが踏み台となり235がダイビングボディアタックを仕掛ける連係もみせたドアラズだが、今ひとつ2人のリズムが合わないまま最後は善戦していたあかねが捕まりダブルのバックドロップからのダブルインパクトにフォール負けを喫してしまった。試合後あかねは「らぶっちゃに勝つためにどうしようと考えて、愛知県出身の235さんとラブリードアラズを結成させていただきましたが、即席すぎたのか?全然息の合うこともなく終わってしまったので。自分も正式なパートナーが欲しいと思いました。あとドアラのコスチューム、今日着ようかとも迷ったのですが、あれはしっぽを取り戻す時にしか着ないと決めたので、また機会があれば、あのドアラコスチュームを見に来てください」と早くも235とのタッグ解消をほのめかすが、一方の235は「ドアラの入場曲、私、すごい気に入りました。これでタッグパートナー…(あかねが全身で拒否)。なんででしょう、私タッグ・パートナーって言ったら、みんなに拒否られるっていう…」と困惑気味。試合後のコメントまで息の合わない2人に「あなたたちね、らぶりードアラズとか言っているけど全部ちぐはぐなのよ。やるからにはしっかりしなさい。いくら即席でも、ちゃんとしてきなさい。」と思わずもちが檄を飛ばす。また暫くアイスのリングを離れるハム子は「2人なりにいろいろ考えてきたんだろうなっていうのは感じました。連係も失敗するし。235も人の技を一生懸命真似してるけど、でもそんな235が人の技を真似しながら楽しんでプロレスをしていることがすごく嬉しいです。しばらくアイスリボンをお休みさせて頂くんですけど。10月には札幌リボンも決まっていますので、私は元気に、それまで体を鍛えて、お腹を鍛えて、みなさんに会える人を楽しみにしています。」と語った。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
真琴&×つくし(14分31秒 片エビ固め)大畠美咲&優華○
※ムーンサルトプレス


メインは地元凱旋興行の"主役"優華が登場。リボンタッグ王者つくし、REINA世界タッグ王者の真琴を相手に、前回の道場マッチで優華が「この人について行く!」と決めたWAVEタッグ王者の大畠がパートナーを務める。気合十分で試合に臨んだ優華だが、対戦相手のつくしと真琴は優華の気負いを上手く透かしながら優華に集中攻撃を浴びせ試合ペースを掴む。いきなり追い込まれた優華だが、絶妙なタイミングで大畠がアシスト。つくしにドロップキック9連発を決めるなど優華の援護射撃はもちろん、試合ペースを五分に戻す活躍をみせる。大畠のアシストに優華も応える。真琴にドロップキック、スイングDDT、さらにミサイルキックをヒット。途中つくしに捕まるシーンも見られたが、大畠がつくしに裏拳を連発し、その動きを止めると、優華がエンジェルサンダーで一気にフォールを狙う。カウント2で返された優華だが、コーナーに上がると初公開のムーンサルトプレスを決め、つくしからカウント3を奪取。地元凱旋興行を見事、自身のフォール勝ちで締めた。

試合後、敗れたつくしは「優華の地元凱旋で主役が勝てるなんてすごいよ優華!でもこのままでは話題を取られてしまう。なので11月8日、つくしの地元、神栖大会が決定しました〜っ!(優華に向かって)これだけだと思うなよ。9月22日横浜ラジアンとでTeens興行開催することに決定しました〜っ!(優華に)マイクも主役も譲らねえからな。覚えとけよ」と優華を挑発。
真琴は「現役リアル女子高生の真琴です。最近女子高生になったためか、リアルJKの人とからませてもらうことが増えて、類は友を呼んでいるのかなって、ちょっと嬉しいです。そんなことより、7月29日、藤本さんの32人掛け、自分も呼んでいただくことになりましてありがとうございます。知らない方もいるかと思うんですが、藤本さんと私はルーツが同じ。流れている遺伝子が同じなので、そういう人と試合をするのはすごく楽しいです。複雑な気持ちはあるんですけど、一番大きい感情は楽しさです。29日よろしくお願します!」と藤本との対戦に向け意欲をみせた。
そして大畠は「えっと、プロレスリングWAVEの大畠美咲です。えっと、今日も、えっと、あの、優華ちゃんと組ませて頂くって事で、ツイッターで投票して、コスチュームを決めてきました。えっと、もしこれからも、えっと、優華ちゃんと、えっと、組む機会があったら、えっと、またツイッターでコスチューム投票したいと思いますので、よろしくお願いします!対戦相手については、えっと、歳も近くて、同世代のつくしちゃんと対戦出来て、同じような負けず嫌いって事で、ちょっとキャラがかぶってて、でもつくしさんのほうが腹黒で、すごい、怖かったでーす。私は優華ちゃんといっしょに、真っ白い純粋なままでいきたいと思いま〜す」と優華のパートナーであることを意識して、いつもとは違うキャラでコメント。
そして優華は「えっと、地元凱旋興行で…、あっ、真似しているわけではありません。もしかして自分の真似でしたか?あっ違いますか…はい。地元凱旋興行で勝つ事が出来て、すごく嬉しいです。それは自分のことを引っ張ってくれている大好きな大好きな大畠さんがいるからだと思っています。自分はまだまだ大畠さんと組んでいきたいし、今日勝ったのはリボンタッグ王者のつくしさんから(フォールを)獲ったと思っています」と語ると「ということで、藤本さん、まだ大畠さんと組んで浅いとは思いますが、自分は合うと思っているのです。後ろ姿も似ているし、ショートカットも似ているし、技も似ているし、自分は大畠さんが大好きですし、リボンタッグ王者の次期挑戦者のトーナメントをやるということですし…」と藤本に要求。
以下は藤本と優華、そして大畠のやり取り。
藤本「トーナメントやるんですか?初めて聞きましたけど。あっ、それって私が次期挑戦者決定戦をやりたいってきのう言っていたことですか?」
優華「そうです!(すごい早口で)だから大畠さんでお願いします!大畠さん、挑戦してください。大畠さんがいいです!大畠さんでお願いします。お願いします!一生のお願いです!今日、凱旋興行だったんです!絶対、勝ちます!(と一気に話す)」
藤本「えっと…7月29日のアイスリボン後楽園大会で、インターナショナル・リボンタッグ選手権の次期挑戦者決定戦を行う。それのタッグ・チームとしてエントリーしたいということですか?」
優華「ハイ!つくしさんは怒ってますが、自分は今日、つくしさんに勝ったので、怒られる意味がわかりません!自分は勝っているのです!」
藤本「つくし、怒っているの?」
つくし「(困った表情で)怒ってないですよ。」
優華「(つくしの言葉に割り込むように)自分も負けず嫌いです!絶対に勝ちます!」
藤本「勝ったじゃん、今日」
優華「(固まる)……ありがとうございました!」
優華のフォローに大畠がマイクを持つ。
大畠「皆さんも求めてますよね?私たちが次期挑戦者決定戦に臨むことを。(会場の拍手に)満場一致ですよ、これは」
藤本「勝ったら、紫雷美央、つくしと対戦だからね。」
大畠「願ったり叶ったり。ねえ?(と優華に)大好きだった…」
優華「今、現在は大畠さんです!」
大畠「なんで、ダメ?」
藤本「皆さん、いかがですか?(観客の拍手に)わかりました。タッグチーム名、考えておいてください」
大畠「フェアリー・エンジェルじゃダメ?」
藤本「フェアリーって単語、あんまり好きじゃないだよね」
大畠「なんか考えます!」
優華の勢いに任せての要求ながら、そこに大畠がフォローに入り、この日の試合の実績、観客の反応を受けて、大畠&優華の7.29後楽園ホール大会で行われるリボンタッグ王座次期挑戦者決定戦への出場が決定した。

最後にギャルレスラーとして昨年6月にデビューし、現在欠場中の寿ゆりからの手紙を藤本が代読した。
「お久しぶりです。寿ゆりです。
今年の初めから、ギャルサーの卒業イベントの為にプロレスをお休みさせて頂きましたが、イベントは大成功で無事に終わりました。しかし、ギャルサー卒業と共に、プロレスを続けて行く意味を見い出せなくなったというか、どうしてもプロレスに復帰する気力にならず、でもプロレスは中途半端な気持ちのままでやるモノではないと思い、このままフェードアウトしてしまおうかと思っていました。
しかし、このままフェードアウトする事こそ中途半端だし、応援して支えて頂いた皆さんに申し訳ないと思い、6月から練習を再開しました。そして今月の25日。道場マッチで復帰戦を行います。 そして、この試合が、プロレスラー寿ゆりのラストマッチです。 プロレスラーとしての活動期間が短いので、引退試合や卒業マッチ的な華々しいものではなく、通常大会の中の1試合として、ラストマッチを行いたいとお願いしました。
対戦相手は、プロサー時代から一緒に練習した優華さんと最初で最後のシングルマッチをお願いします。
寿ゆりの最後を見届けて、応援してくれたら嬉しいです。宜しくお願いします。」

この寿の要望を受け「区切りをつけるという彼女の思いを大切にしたい」として、7月25日の道場マッチでの寿ゆりラストマッチ(vs優華)が決定となった。

■「アイスリボン」のニコニコ動画ch!
@https://www.nicovideo.jp/watch/so28337193
◆月額見放題500円/1本100円〜(税抜)