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試合結果

アイスリボン651

2015年05月30日 開始時間 18時00分〜 / 開場時刻 17時30分



アイスリボン651
2015年5月30日(土) アイスリボン道場
18時00分開始/17時30分開場
観衆 125人(超満員)

◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
藤本つかさ&×雪妃真矢(9分51秒 片エビ固め)宮城もち○&235
※リバーススプラッシュ


6.24後楽園大会でのらぶりーぶっちゃーずのリボンタッグ挑戦の盛り上がりの無さに苦言を呈した藤本は、5月23日アイスリボン649で宮城もちにタッグで勝利。試合後2大会連続でフォール負けを喫したもちも現状に危機感を訴えるなど、挑戦権を巡る攻防は藤本が優位の状況で、この日2人の3度目のタッグ戦が3週連続で実現した。序盤は235が健闘。藤本に対してリバースのロープはりつけドロップキックを決めると、藤本のムーブをコピーしてのフェイスクラッシャーを藤本本人に決めるなど"掟破り"攻撃で会場を沸かせた。235との初タッグ結成となるもちだが、序盤から235をうまくリードしながら、中盤以降これまでのうっぷんを一気に晴らすかのような気合の入ったファイトを仕掛けていった。藤本の蹴り足をキャッチしてのドラゴンスクリューを鮮やかに決めると、カウンターのクラッシュホールドを藤本、雪妃に決めていく。そして最後はコーナーからのリバーススプラッシュ2連発で雪妃をピン。文句なしの快勝だった。試合後の座談会で藤本に対して「つっかさん。こないだつっかさんが"タイトル(挑戦)権奪っちゃうよ"って言ってたと思うんですが、あれから誰か良いタッグパートナー見つかりました?」「いるよ!ねえ、みんな!」と他の選手に同意を求めた藤本だが、この問いかけに選手全員無反応。さらに藤本は雪妃、弓李、優華に直接声を掛けるが、誰ひとり返答なし。すっかり落ち込む藤本に「誰もいないじゃーん!これでこの話はなかったということにしましょう!」と語ったもちは満足気ににやり。パートナーが見つからなかった事はもちろん大きいが、それ以上に、この日のもちのファイトには挑戦権問題を吹っ飛ばすだけの説得力があった。藤本の発言があったからこそ、危機感を自覚したもちが覚醒したという見方もできるが…。

◆第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負
×紫雷美央(7分37秒 逆さ押さえ込み)つくし○ 優華○
※つくし&優華が同時に美央を押さえ込む


美央を巡る文字通りのトライアングル戦の第2弾。前回のWAVEタッグ王者での美央のパートナー大畠の代わり、今回はリボンタッグ王者のつくしが入ったことで、アイスリボン内での三角関係が出来上がった。試合前から美央に対して挑発的な態度を見せていたのはつくし。タッグパートナーである美央を独占したいというつくしの思いは、他の選手に対しても愛情を注ぐ美央の"浮気癖"(!?)が許せず、美央への愛が憎悪に変わってしまった。「この浮気者!」と美央に喧嘩腰で挑んでいくつくし。一方、美央を先輩として慕う優華は、前回のトライアングル戦で美央に不信感を抱いたものの、試合前に前回のVTRをチェックし、それが誤解であったことを知りリング上で美央に謝ると、美央との共闘を望むが、要所要所で"結果的に"紫春鬼の連係攻撃を浴びることとなり、反撃の矛先も必然的に美央に向けられることになる。最終的につくしと優華が結託!最後は美央を2人がかりの逆さ押さえ込みでピン。トライアングル戦では珍しい勝者2人という結果に終わった。そして試合後の座談会。「大人にはいろいろな好きがあることがわかりました。美央さんは浮気者なのじゃなくて、いろいろな人が好きということで、社会人になって学ぶことができて良かったと思います。なので自分はいつまでも美央さんを先輩として大大大好きです!なので気持ちは変わりません。きのうYOUNG OH! OH!さんで小林香萌さんとシングルをやらせていただきまして10分ドローだったんですね。本当に楽しかったので、また機会を作ってください」と優華が美央に対して好意的に語ったのに対して、つくしは「17年間しか生きてないのに恋愛ってすごい難しいなって思いました。でもなんかタッグパートナーなのによそ見ばっかりして、なんか本当に涙が出てくるくらい苦しい、苦しい恋です。ちゃんとつくしだけを見ていてほしいです」と最後は涙声に。慌てて駆け寄った美央は「つくし!つくしよ…すごいつくしのことも大事だよ。優華がさっき言ったやろ。私はいろんな好きを持っているだけで、つくしのことも大好きだよ。優華のことも。でも、ここの2人だけじゃなくて、もう1人のことも。みんな違うんだよ。そんなヘコむなよ!っていうか(藤本に)ぶっちゃけあれだろ。さっきの様子見ると、お前パートナーがいなくて一人ぼっちだから羨ましくて私にこういう試合させてんだろ。一人だからっひがむなよ。ごめんね。お前、一人ぼっちだから困っているかもしれないけど、私、引っ張りだこで困っている状況だわ。これから2人、慰め合います」と話をまとめようとするが「タッグパートナーでしょ!つくしだけ見てくれるって言って!」となお蒸し返すつくしに「タッグパートナーとして、つくしだけを見ます…」とすっかり弱腰の美央。その美央の態度に上目線になったつくしが「浮気したらどうする!」とほとんど脅迫状態で美央に迫る。「う、浮気はし、しません」とビビる美央に「目を見て言えよ!」と突っ込むつくし。遂に美央が「これ、浮気じゃなくて仕事だよ!浮気はしません。仕事だよ!仕事、仕事!」と開き直るも、なお「つくしだけ見続け…」とさらに蒸し返そうとするつくし。素早くマイクを奪った美央は「ありがとうございました!」と無理やり話を終わらせその場を収めた。その後つくしの横に座り必死につくしをなぐさめる美央の姿は、まるで浮気がばれて彼女に許しを請う世の男性の姿にオーバーラップしていた。

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
△世羅りさ(10分00秒 時間切れ引き分け)山下りな△


蛍光灯マッチを巡る賛否両論の中、渦中の世羅の前に立ったのが山下。あかねの試合当日のぎっくり腰で、急遽シングルマッチを行ったのは5月9日のアイスリボン646。世羅ら急遽2試合目を行う形で行われたシングルだったが、力の入った真正面からのぶつかり合いが繰り広げられての10分ドローに終わった。そしてこの日の前日に行われたYOUNG OH! OH!でのタッグ対決(=飯田&世羅vs山下&ライディーン鋼)もドローとなり、今月2度目のシングルマッチが実現した。開始早々山下がラリアットを狙って飛び込み、これを世羅がかわすとエルボーに切り替えカバーに入る。カウント2でキックアウトした世羅になおも正面蹴りを狙う山下だが、これを払った世羅が強引に丸め込んでのカバーと、いきなりめまぐるしい攻防戦。さらにタックル合戦、ロープに相手を追い込んでのチョップ合戦と終始フルスロットル状態の2人の攻防に会場も序盤から沸きっぱなし。パワーを武器とし正面からぶつかっていく2人ならではの身体ひとつの肉弾戦が展開。試合は動きの止まることがないまま残り時間がカウントダウンされる。しかしここでも丸め込みなどの切り返し技に入ることもなく、あくまで力vs力の攻防で一歩も退かない両選手の結果は、またも10分フルタイムのゴングを聞くことになった。試合後、山下は「今日はちょっと自分の未熟さが出てしまう試合だったんですけど、世羅さんとの試合は大好きだし、世羅さんも大好きです。いつも清々しい気持ちで、いい気分で家に帰れます。だから私は事情が許す限りはどこでも飛んで行って、世羅さんとシングルマッチしたいと思っています!また呼んでください」と再戦に意欲をみせた。一方の世羅は入場式にも座談会にも姿を見せなかったが、打てば響く好敵手との攻防は、世羅本来の魅力が存分に伝わってくる試合だっただけに山下との再戦を断る理由はないだろう。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
○柊くるみ&藤田あかね(13分10秒 片エビ固め)希月あおい&弓李×
※ダイビングボディプレス


くるみvsあおいのICE×∞前哨戦に、弓李vsあかねの同期対決がプラスされたタッグがメイン。試合前から弓李に対して敵意むき出しのあかねがロックアップから弓李をロープ際に追い込み、エルボーを連発するが、これを凌いだ弓李はカウンターのネックブリーカーで反撃。あかねの嫌がるたこ焼きを仕掛けるなど感情を逆なでするかのような攻撃を見せた。一方あおいはあえて敵コーナーのポジションであかねに逆エビ固めを決め、コーナーで控えるくるみを挑発。中盤戦で実現した本日唯一のくるみとの直接対決ではカウンターのジャンピングラリアットからダブルリスト・アームサルトを決め、さらにジャーマンを狙うが、これを逃れたくるみは強烈なボディスラムからロープ中段からのダイビングボディプレス、さらに豪快なタックルで吹っ飛ばすなど力技で応戦。両者ほぼ互角の攻防を展開した。さらに弓李に腕ひしぎ十字固めを決められるも、ロックされたまま、引き寄せ強引に持ち上げたくるみは、コーナーに叩きつける荒技も決め会場をどよめかせると、最後も一撃必殺のダイビングボディプレスで弓李を沈めた。

試合後「今年は私、違うんです。去年のあおいとも違うと思うし。確実にベルトまでの道は一歩一歩進んでいると思います。けれども、くるみも進んでいるのを分かっているし、私はこの10年間で積み重ねたものを全部ぶつけて、何が何でもベルトを巻きます。それだけです」とあおい。くるみは「弓李の誕生日プレゼントでダイビング・ボディプレスを思いっきり決めてやりました。もう後楽園まで、あとちょっとなんですけど、今日あおいさんと試合をして、もうちょっとでかくならなきゃなと、もっと強くならなきゃなって思いました。なので自分は毎日、納豆を6パックくらい食べて、肉も食べ放題に行って、あおいさんよりも、誰よりもでかくなって、身長もでかくなって、後楽園絶対にベルトを守ります。そして、優華は美央さんのことしか見ていないようでして、勝手にエンジェルナッツ解散していいですか?ちょっと嫌になってきましたね。自分はベルトのことにしか(意識が)いってないので、エンジェルナッツ解散でツイートとかお願いします!」と新たな課題を明かすと同時に、優華にチクリ。また、大会前々日に17歳の誕生日を迎えた弓李は「5月28日に無事17歳を迎えることが出来ました!17歳になって初めての試合が、このでかい怪物たちでした。まさか誕生日プレゼントに重いものをもらうとは思わなかったです。すごい苦しいプレゼントとなりました。去年よりマイク、プロレス、勉強、全部頑張りたいと思います!」と語るが、円陣の前に藤本から「ごめん!ケーキ忘れた!」と言われると、さすがにムッとした表情を浮かべ「それだからタッグパートナー出来ないんじゃないですか!」と一喝!アイスリボンのティーンズは、マイクの切り返しも強烈だ。 なお、5月の道場マッチラスト。試合後この日の入場者数が発表され今年1月から続く平均100人超え連続記録を伸ばした。

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@https://www.nicovideo.jp/watch/so27792694
Ahttps://www.nicovideo.jp/watch/so27792696
Bhttps://www.nicovideo.jp/watch/so27792697
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