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試合結果

アイスリボン641

2015年04月18日 開始時間 18時00分〜 / 開場時刻 17時30分



アイスリボン641
2015年4月18日(土) アイスリボン道場
18時00分開始/17時30分開場
観衆 107人(満員)





前説が行われる前に藤本が入場し、現在欠場中の優華を呼び込んだ。マイクを手にした優華は「自分から皆様にご報告させて頂きたいことがあります。自分はプロレスが大好きです。欠場している間、目をつぶるとプロレスをしていて、頭の中で練習していたり、いろいろな試合をしている場面が思い浮かびます。プロレスできない現実がとても辛くて、両親に自分の気持ちを伝えました。告げられたことはプロレスか学校のどちらか1つを選択しなさいと言われました。自分はプロレスも学校も大好きです。ですが自分はプロレスを続けていくという道を選び学校を退学しました。お父さんはプロレスを選んだのなら“ずっと続けなさい”と言ってくれました。自分はプロレスに就職します。今は毎日練習をして早く復帰できるように鍛えています。皆様にご迷惑とご心配をかけてしまいすみません。これからも宜しくお願いします」と学校を退学し、プロレスに専念することを明かした。しかし優華がプロレスを選択し退学したことを事後報告として受けた藤本は「事前に聞いていたら、反対していた」としながらも「やるからにはトップを狙ってほしいと思います。そして、ひとつ約束をしたんですけど、優華とは高校の通信に通う約束をしました。9月からになってしまうのですが高校卒業の資格だけは取るという約束をしたので頑張ってください。これからは社会人ということになるので、自立しなければいけないんですけど、まだ未成年なのでそういう精神的な部分は会社がフォローしてこれからはプロレス専業としてやっていきますので宜しくお願いします」と優華のバックアップを宣言し25日の道場マッチで、まずエキシビションマッチを行い、5月4日の横浜への試合出場をマストとしたうえで、その対戦カードを藤本vs優華のシングルマッチと発表。一瞬悲鳴を上げた優華だが「ほんとですか…頑張ります。」と改めて復帰への決意を語った。
また、新しい練習生の長崎も紹介された。現在19歳で、その名前通り長崎出身の長崎は、新日本プロレスを観てプロレスラーに憧れ、アイスリボンの門を叩いたという。「何を教えても吸収が早い」と評した藤本に対して、前説として優華に代わってリングインしたあおいは「九州だけに吸収が早い!」と切り返し、緊張して強張っていた長崎を笑わせた。



練習生名:長崎(仮)
生年月日:1995年10月30日
出身:長崎県
慎重:156cm
体重:53kg
血液型:0型

人物紹介:長崎県出身、4人姉妹の3人目。県立としては長崎県一の難関進学校に通うも学校があわず3年次に通信制高校に転校 中学時代にテレビで見た新日本プロレスに興味を持って、昨年末にアイスリボンに短期合宿を行い(学校に於いては就職の研修扱い) この春の卒業式を終え上京。正式にアイスリボンに入団

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
◯藤本つかさ(8分34秒 片エビ固め)藤田あかね×
※ミサイルキック


昨年7.19アイスリボン575以来、藤本との2度目のシングル戦に挑んだあかね。前回は長期欠場からの復帰直後、デビューから数えて9戦目ということもあり、藤本が横綱相撲を展開。あかねの技を正面から受けきっちりと勝利を飾った。見た目にはあかねが善戦した印象は残ったが、それはあくまで藤本の手のひらでのことだった。あれから9ヵ月。この日の藤本はスタートから主導権を握ると、矢継ぎ早に攻撃を仕掛けていった。防戦一方となったあかね。途中青息吐息となり、藤本から「立て!」と檄を飛ばされるシーンも見られた。これは決して藤本が一方的に勝ちを狙いに行ったというわけではない。むしろ藤本があかねの成長を認めたからこその非情な攻めでもあった。反撃してこなければ、一気に叩き潰す。それを藤本にさせないためには、あかねが藤本の攻めをかいくぐり、なんとか自分のペースに持ち込まなければいけない。前回とはワンランク上の試練があかねに課せられた。そしてあかねはその藤本の思いに応え、藤本のミサイルキックをかわすと、藤本を抱え上げての水車落とし、さらにアバランシュホールドと反撃をみせた。最後は藤本の2度目のミサイルキックにフォール負けを喫したが、あかねの精神的な強さ、成長が垣間見れた一戦だった。

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
◯松本都(4分48秒 片エビ固め)235×
※シャイニング・ウィザード


1週間前に合同生誕祭を行ったばかりの都と235によるシングル戦。試合は終始、都の崖のふちスタイルに支配されたが、その中で235は都のY字バランスでの“ヤーッ!”を決めてみせるなど、最近得意とする相手選手の決めポーズ攻撃(!?)をこの日も披露。さらにクロスボディアタック、ダイビングボディアタック、スクールボーイ2乗も繰り出した235だが、最後は都のシャイニングウイザードにフォールを奪われた。試合後「また機会が合ったら、ぜひ。次はヤーッもやって勝ちたいです」と語る235に「235はヤーヤーッとか簡単そうに言うけど、あれで私はこの6年半、プロレスで生き抜いてきてますから。そんな甘いもんじゃないんですよ。でもマンマつっかよりは良くできていたんじゃないかなと思います」となぜか変な説得力のある“ヤーッ”ポーズへのこだわりを語る都だった。

◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
くるみ&×新田猫子(13分02秒 スモールパッケージホールド)希月あおい&弓李◯
※トライアングル王者の猫子から勝利した弓李のアピールで横浜リボンでの弓李のトライアングル挑戦が決定した。
「後楽園大会での敗戦を学習して、今度こそ勝ちます」(弓李)


3.21後楽園でトライアングルリボン王座に初挑戦するも猫子に敗れた弓李。そしてベルト獲りを宣言しながらも4選手参加のICE×∞王座次期挑戦者決定トーナメントで現王者のくるみに1回戦敗退を喫したあおい。その2人がタッグを結成した。しかも相手は2人を破ったくるみ&猫子のチャンピオンコンビ。巻き返しに燃えるあおいと弓李はスタートからエンジン全開でチャンピオンコンビに挑んでいった。試合は必然的にくるみvsあおい、猫子vs弓李の流れになっていく。あおい&弓李はあおいがうまく弓李をフォローしながら、試合を進めていくが、一方のチャンピオンコンビは、くるみが猫子のプレス攻撃に合わせて、ボディプレスを決めるのだが、相手選手にダメージは与えるものの、それと同時に猫子にもくるみの重みが加わり、逆に猫子の動きが止まってしまうという大きな誤算を生んでしまった。そこをうまく衝いたあおい&弓李は、ダメージの残る猫子に照準を絞り好連係から、最後は弓李が執念の丸め込みを決め猫子からの初フォールを奪取した。
試合後の座談会においても「勝ちましたーっ!自分はトライアングルのベルトをあきらめていません。横浜でベルトに挑戦したいです」と猫子への再挑戦を申し出た弓李。猫子もこれを快諾し、5.4横浜での弓李の王座連続挑戦が決定した。「後楽園の反省を活かして横浜で獲りたいと思います」と語った弓李は、さらに「あともうひとつ。25日の優華のエキシビション、自分が相手をやりたいです。自分、優華のデビュー戦の相手だったんです。優華は自分の復帰戦の相手だったんです。だったら、今度はこっちから受けて立とうかなみたいな」と語り、藤本がこれを承諾。優華の再スタートの相手が同期で同級生の弓李に決まった。 また勝敗には関わらなかったものの、圧倒的なパワーを存分に示したくるみは「今、自分、高校でもすごいやる気なんですよ。自分、生徒会に立候補したんです。立候補して、まだ選挙やってなくて、立候補しただけなんですけど、やる気なんです。プロレスでもずっとやる気だし、横浜でも4日の初日、自分が絶対にベルトを守りたいと思います」とICE王座2度目の防衛戦への思いを語ると、あおいからは「今年の目標であるベルトを巻いて、チャンピオンになるっていうことを、私はあきらめていません。ネバーギブアップ精神で頑張っています。(トーナメントでの借りのある)くるみがしっかり防衛してくれることを私は願っています。」と意味深なエールが送られた。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
つくし&×世羅りさ(14分28秒 片エビ固め)星ハム子&宮城もち◯
※雪崩式メタボリックサンド


3.29大阪リボンで現タッグ王者の美央からフォール勝ちを飾りリボンタッグへの挑戦を表明し、早々に6.24後楽園でのタイトル戦を決めたらぶりー・ぶっちゃーずが、つくしとの前哨戦に臨んだ。しかし、ここでぶっちゃーずはスタートこそつくしを急襲したものの、試合が進むにつれて、つくし一本にターゲットを絞らず、世羅に対して集中攻撃を浴びせていった。なんとか流れを変えたいつくしは必死に世羅をフォローするが、連係、タッチワークで勝るぶっちゃーずは自分たちのペースを崩すことなく試合を進めていく。最後もつくしをダブルのバックドロップに決めたうえで、世羅を捉えると、もちが雪崩式メタボリックサンドで豪快にマットに叩きつけてのフォール勝ち。試合後、悔しがるつくしの前でベルトを巻くポーズをみせるハム子。タッグチームとしてキャリア、実績で紫春鬼を圧倒するらぶりー・ぶっちゃーずだけに、約2ヵ月後のタイトル戦まで、じわじわと王者チームを追い込んでいきそうだ。
そして試合後の座談会。まずマイクを持ったのは世羅「声が治ったと思ったら、このざまですよ。でも試合が終わっても声が出せる幸福を今、すごく感じています。(ぶっちゃーずに向かって)いやぁ〜セクシー?大人の魅力?そんなの知らないですけどね。世羅はねえ、自他ともに認めるロリコンなんですよ!大人の魅力なんて、クソ食らえですよ!セクシーなんて、クソ食らえですよ!」と一気にまくし立てた。突然のカミングアウトにざわつく客席。そしてティーンズの選手を世羅からカバーする他の選手たち。微妙な空気に「あれ?ですよね、つくしさん?あれ?覚えとけよ!」と世羅。.STAP解散後遺症か…世羅の暴走ぶり(!?)には一抹の不安が残るが。続いてマイクを手にしたつくしは「つくしの恋人、紫雷美央はどこにいるんでしょうか?きっと大畠さんといるんじゃないかなと思います。あーっ!浮気ヤロー!マジ!前哨戦負けてしまったんですけど、紫雷美央がいないとつくしは弱いなんて思われたくないので、次、前哨戦が組まれたときはつくしが勝って、オープニングの(入場式の)人気投票もつくしが1位になりたいと思っています。本当に本当に恨んでます、宮城もち」と語った。どうやらつくしは、入場式の人気投票で、もちとのタイマン勝負にまさかの敗退を喫したショックを最後の最後までひきづっていたようだ。
一方、ノリノリなのはらぶりーぶっちゃーず。「世羅、今日声が出て喜んでいるみたいだけどねえ、あたしたちはいつもお腹が出ているんだよ!」と高笑いでお腹を誇示するハム子。もちが「前哨戦から私たちのペースに持ち込み、順調ですよね。私は星ハム子がいれば、赤の他人ですけど一心同体ですから。」と語ると、すかさずハム子が「なんか、ちょっと寂しかった、今(苦笑)。赤の他人ですけどね、たしかにね」としながらも、「とにかく私たちのお腹にタッグベルトが巻かれる日を待っていてください」と最後はもちと2人で必勝宣言。勢いは圧倒的にらぶりー・ぶっちゃーずにあるだけに、5.4横浜でのダブル前哨戦(ハム子vsつくし、もちvs美央のシングル戦)が紫春鬼にとって、巻き返しへの大勝負となりそうだ。

■「アイスリボン」のニコニコ動画ch!
@https://www.nicovideo.jp/watch/so27231102
Ahttps://www.nicovideo.jp/watch/so27231105
◆月額見放題500円/1本100円〜(税抜)