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試合結果

アイスリボン615

2014年12月27日 開始時間 14時00分〜 / 開場時刻 13時30分

会場:アイスリボン道場
観衆 101人(満員)


◆第1試合 タッグマッチ15分1本勝負
○希月あおい&星ハム子(9分45秒 ジャーマンスーップレックスホールド)235×&藤田あかね


28日の後楽園大会では内藤&猫子のジェラシータイフーンとの対戦を控える235&あかねが、あおい&ハム子の重鎮コンビに挑んだ。引退前最後のビックマッチに臨む内藤の対戦相手に指名された2人はゴングと同時に相手コーナーに奇襲を仕掛けるなど気合十分。あおいのトリッキーな攻撃、ハム子の重厚な攻めに苦しみながらも今まで以上の粘りで必死に食らいつく。
ハム子に対して235がクロスボディアタックを仕掛けたところに、あかねがタックルを打ち込んでいく連係技も決めてみせた。最後は後楽園でJWPの春山とのシングル戦に臨むあおいのダブルリスト・アームサルト、ジャーマン・スープレックスの2連発を浴びた235がフォール負けを喫したが、翌日に期待を持たせる好ファイトをみせた。「明日は私が内藤さんから3を取りたいと思います」(235)「明日はもうちょっと連係をできるようにして、自分が大好きな内藤さんから3カウントを取りたいと思います」(あかね)とタッグを組みつつも、揃って内藤からのフォール勝ちを狙うことを口にした。

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
成宮真希&×雪妃真矢(9分10秒 ラ・マヒストラル)くるみ○&弓李


成宮vsくるみは後楽園大会のリボンタッグを賭けて対戦、雪妃vs弓李も後楽園大会のオープニングで対戦決定しているW前哨戦となった試合で最も目立った動きをみせたのがくるみ。当面の敵である成宮はもちろん、雪妃に対する攻めもパワー全開!また弓李をうまくコントロールする司令塔としての役割もみせ、最後は不意を衝くラ・マヒストラルで雪妃を丸め込み自らフォール勝ちを飾った。慌ててリングに入った成宮だが、時すでに遅し。唖然とする成宮に対して凄まじいにらみを利かせるくるみ。タイトルマッチ本番に向けて闘志むき出しだった。試合後、初の後楽園での試合に向けて雪妃が「明日はデビューしての初の後楽園大会。いろいろ目標はあるんですが、とにかく初めての大会を楽しめたらいいなと思っています」と語ると、藤本からは「ずっとユキはプロレスが大好きで、プロレスを観てきたんですね。後楽園っていうのが違う場所に見えると。今までずっと見ていた場所で試合をする。今までずっと憧れていた選手とタッグを組むっていうのが、どれだけすごいことなのかなって。明日のユキは新たな夢を叶える日だと思うので、すごく楽しみです」と雪妃へのエールが送られた。タッグ王座を争う2人は「明日、8度目の防衛戦になります。自分はどうしてもチャンピオンとして年を越したいし、ベルトを持って初詣に行きたいと思っているので、明日獲られるわけにはいきません。しかもあと3ヵ月で30代になるって時に。本当に若いやつらに負けたくないって気持ちがふつふつと沸いてきました。それを思いっきりぶつけたいと思います」(成宮)「自分は明日、優華といっしょにベルトを獲って、ベルトをお守りに来年の受験を頑張って、高校合格できるように頑張ります」(くるみ)とそれぞれの思いを語った。

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
○藤本つかさ(9分48秒 エビ固め)内藤メアリ×
※インフィニティ(新技)


大晦日の引退試合を含めて残り4試合の内藤にとって、これが最後の藤本とのシングル。試合前の前説に姿を見せた内藤は「まともにいっても勝ち目はない。」と語り、何か秘策があることをほのめかしたが、ゴングが鳴るとマイクを要求。マイクを手にすると「相手が藤本さんでは、今日はマジックはいらないですね。マジックは若い選手用なので」と語り、一瞬藤本が気を抜いたところを狙っての丸め込みに出た。カウント2で返されると、今度は逆さ押さえ込みと一気に勝負を仕掛けるが、藤本はカウンターのドロップキック1発で内藤の動きを止めると、あっという間に試合の主導権を奪った。藤本もまた翌日のタイトルマッチ2連戦に向けて心技体ベストをアピールする動き。藤本のロープはりつけドロップキック狙いを逃れ、逆に藤本をはりつけにした内藤は、マジックを手にすると藤本の額に"二冠"の文字を入れた。翌日の大一番への内藤からの粋なエールだったようだが、これがさらに藤本の闘志に火をつけてしまった。藤本は「中島―っ!」と絶叫しながら、内藤に蹴りを連発し始めたのだ。内藤も必死の反撃を仕掛け、ネックブリーカー、キャメルクラッチと藤本を攻め込むが、完全にタイトル戦モードとなった藤本の強烈なドロップキックの連打、ミサイルキック、串刺し低空ドロップキック、さらに延髄斬りのフルコースを浴び、最後は藤本の新技インフィニティでフォール負け。試合後もグロッギー状態の内藤に藤本がお返しのマジック攻撃で試合を締めくくった。試合後の内藤は「藤本さんと最後のシングでした。試合が終わってから藤本さんに書かれてしまったので、何書かれちゃったんだろう?と思って見てみたら、"ありがとう∞"って書いてあるんですよぉぉ〜!腹黒い藤本さんが。私がマジックに込めた思いが藤本さんに通じたんだなと思って感激しました。藤本さんにもらったこのエールを、明日は235とあかねにぶつけて、ぶっ潰したいと思います。2人は私から絶対(フォールを)取るって言っているけど、私と猫子がどんな気持ちで最後の後楽園(の相手に)指名したのか、しっかり受け止めてほしいと思います」と語ると、藤本から引退試合の対戦カードを聞かれ「私が当たりたかったけど、最後の最後で神様にそっぽを向かれた、インフルエンザで流れてしまった成宮真希とのシングル。私は最後に成宮とシングやって引退していきたいと思います。受けてくれるよね?(成宮が快諾すると)31日、最後なんでガンガンきてください。自分も行くんで。31日よろしくお願いします」と当初12・17道場マッチで予定していた成宮とのシングル戦をプロレスラーとしての最後の戦いに定めた。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
世羅りさ&△つくし(時間切れ引き分け)紫雷美央△&優華


リボンタッグ前哨戦となる世羅vs優華、そしてFTE王座を争う美央vsつくしの前哨戦と第2試合同様のダブル前哨戦となったメインイベント。序盤は両チームが相手チームをけん制し合う攻防が続いたが、中盤からは優華が捕まり、世羅のパワフルな攻撃、つくしのスピーディな攻撃を連続して浴びる展開となっていった。しかし、窮地に追い込まれながらも決して折れない気持ちの強さが優華にはある。相手チームの波状攻撃を受けながらも、一瞬でもチャンスが出来れば、必死の反撃を仕掛けた優華は美央につなぎ、試合の流れを再び五分に戻していく。終盤はまさに一進一退。翌日に向けて「負けたくない!」という思い、意地が随所にみられ、試合は20分時間切れに終わった。試合後の4者のコメントは以下の通り。優華「タイトルマッチの前哨戦なのにドローに終わったし、ボコボコにされたし。本当にこのままではいけないなと思いました。でも何があるかわからない。試合は。私がコロッと勝つかもしれないし、くるみさんがドカーンって勝つかもしれない。何が起こるかわからない。それがエンジェルナッツらしいところだと思って、奇想天外な試合を引き起こしたいと思います。絶対にベルト獲って、あと4日で(デビュー)1周年なので、1周年にはベルトを巻いて、くるみさんの受験の発表にも行っきたいと思います」美央「私もWAVEで三冠になって、てめえにちゃらちゃらしているとか言われたのをちょっと黙らせたかったんですけど、それもドローに終わり、今日もドローに終わり。若干優華に勝たせようと贔屓目にしすぎたのがよろしくなかったと思います。でも明日。遂に決着がつく日です。私もお前のことだけ見ているよ」 世羅「まさかのドローに終わってしまい、(明日)今日みたいなことをしていたら、ベルトを落としてしまうし、このベルトを持って、個人的にも.STAP的にもやりたいことはまだまだたくさんあって、今日勝てなかったことは本当に悔しい。なんか後楽園前の試合って、自分いつもこうだなと思って。Teensの時(8月14日)もそうだったし、8月31日の時も一人ネガティブになってみんなを困らせて。今日もリングに上がるの実はちょっと…ためらうところもあったんですけど。でもそろそろ吹っ切れてもいいんじゃないかな!?世羅って思いました。今まで正統派としてやってきて、これからも正統派ですけど、あまりにもがむしゃらさが足りなかったんじゃないかなって思うところがあって、あまり悪いことをするつもりは無いですが、もっと無邪気にっていうんですか、無邪気に悪いことをしたいっていうんですか…勝つために無邪気にやってやりたいなと思います。今まで相手を蹴ることにためらい持っていた自分が今日吹っ切れました。明日はガンガン蹴るんでよろしくお願いします。」つくし「今日の結果が明日だったら通用しません。今年の最後の目標は紫雷美央に勝つこと。ベルトを獲ることです。ベルトを獲って、2014年を締めくくりたいなと思います。」