月〜

試合結果

アイスリボン609

2014年12月06日 開始時間 14時00分〜 / 開場時刻 13時30分

会場:アイスリボン道場
観衆:98人

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
◯成宮真希(8分42秒 ギブアップ)寿ゆり×
※アルゼンチンバックブリーカー


寿との初シングルとなる成宮は、スタートからノンストップで、当たりの強い攻撃を寿に叩き込んでいった。インディアンデスロックや膝固めなどグランドでも寿を揺さぶっていった成宮。途中カウンターのワンハンドバックブリーカーから、ドロップキックの4連打を浴びたものの、とどめのチョークスラムを狙って右手をぐるぐるさせながら、立ち上がるのを待つ寿に対して、一気に間合いを詰めてエルボーをぶち込んみ強烈な逆エビ固め。なんとかロープに逃げた寿だが、成宮は寿が体勢を整える前に肩に担ぎ上げてのアルゼンチン・バックブリーカーへ。1度はこらえた寿だが、担ぎ上げ更にその場でジャンプしながらの絞め上げに遂にギブアップ。試合は成宮の快勝に終わった。試合後の成宮は「今日、初めてのシングルで、正直言うと、もっと来て欲しかったっていうのと、デビューした頃のドロップキックの方がが魅力があったんじゃないかなと。厳しい事を言うようだけど思います。ただそれ以外に組み合った瞬間とか、そういった所に経験を積んできた強さは見えたので、もっともっと経験を重ねてシングルで張り合えるような後輩になって欲しいなと思いました。」と語った。

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
藤本つかさ&◯235(10分18秒 スクールボーイ2乗)星ハム子&藤田あかね×


翌日の岐阜リボンではセミファイナルで藤本と組んで.STAPと対戦する235。前回の道場マッチでの藤本との試運転では、好リードを受けてハム子&くるみのチームもっちりと15分ドローに持ち込む善戦をみせた。この日はハム子がパートナーをあかねに代えての再戦となったが、両チームとも先輩が後輩を上手くコントロールしながら試合を進め、同時に藤本vsハム子の局面では両者の技の読み合い、心理戦も繰り広げるなど試合は一進一退の試合に。あかねも初タッグ結成のハム子のリードに、いつも以上の闘志をみせ、試合前の練習でハム子に教わったという新技(=みちのくドライバーU)で235を追い込む。しかし最後は藤本があかねに延髄斬りを決め、倒れるあかねを235がスクールボーイに決めた後、もう1回転して再度押さえ込むスクールボーイ2乗でフィニッシュ。.STAP戦に向けて仕上がりの良さをみせた。「後輩に勝って喜んでいるようじゃダメだと思うんですよ。(と言いながらにやにやが抑えきれず)ほんと嬉しいです。明日は岐阜リボン、お父さんもお母さんも観に来てくれます。なので私の勝利する姿をお父さんとお母さんに見せたいと思います!」と235は試合後も笑顔全開で岐阜リボン必勝宣言をした。

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
◯世羅りさ(6分05秒 エビ固め)雪妃真矢×
※エアーズ・ロック


11.24横浜でデビューを果たした雪妃の初道場マッチは世羅とのシングルマッチ。試合はロックアップでスタート。世羅をロープ際に詰めてエルボーを仕掛ける雪妃だが、世羅に体を入れ替えられエルボーの反撃を浴びてしまう。グランドでのボディシザーズ、ドラゴン・スリーパーに耐えた雪妃は、リング中央でのエルボー攻撃に出る。世羅が反撃に来るところをカウンターのスピンキックをヒットさせ、追撃のドロップキック、串刺しドロップキックを決めた雪妃は、世羅がセラリズムを狙って抱え上げたところを回転エビ固めで切り返し、さらにスクールボーイで固めにいくなど機転の速さ、センスの良さをみせた。最後は世羅のドロップキックに動きを止められ、そのダメージを負ったままダブルニードロップの連打、そしてエアーズロックにフォール負けを喫したが、デビュー2戦目、初シングル戦ということを考慮すれば大健闘の内容だった。
試合後、雪妃は「やっぱり世羅さんは強かったです。ですが、これから沢山試合経験を積んで勝っていけるようになっていきたいと思ってますので、応援よろしくお願いします。(今後、目標とする技として)スワントーンボムを使いたいと思っています」と前向きに語った。スワントーンボムは手足の長い選手に合った技だけに、雪妃が華麗に舞う姿に期待したい。また世羅は「ユキとは練習を一緒にしている仲なので、お互い息は合っていたかなと感じはします。今後も沢山当たっていくと思うので、先輩らしく堂々と試合を出来たらと思っています。明日は岐阜リボン。235の両親が来るという事ですけども、ご両親の前でボコボコにしてあげたいと思います」と岐阜リボンでの235返り討ちを宣言した。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
×希月あおい&つくし(12分39秒 変形ラ・マヒストラル)くるみ◯&優華


岐阜リボンでは7.12道場マッチでのメイン以来、4度目のシングル戦(9.6つくし11番勝負での試合は除く)となるつくしと優華の顔合わせで試合はスタート。あおいとは昨年7.30道場マッチ以来となる青春緑結成ということもあり、あおいのコスチュームを着用し、エクステであおいと同じ髪型にして登場のつくしに対して、これまでシングルで対戦する事で、くるみとは良きライバル、良きパートナーとなった優華。お互い信頼できるタッグチームでの闘いはスタートから激しい攻防が展開された。藤本とのタイトル戦を経て新たなスタートを切ったあおい、そしてスピーディな攻防の中、正面からのパワーファイトで挑むくるみが戦いに加わり、終始見どころの多い試合となったが、中でも光っていたのは、くるみと優華の積極的な連係とタッチワーク。2人のチームプレーが徐々に試合の主導権を奪い、最後は優華がつくしをけん制する間に、あおいとの切り返しの丸め込み合戦を制したくるみが変形のラ・マヒストラルで勝利を飾った。まさにチームとしての勝利だった。11.22道場マッチの藤本&あおいとのタッグ戦では藤本、そして今回はあおいを仕留めたくるみは「途中、負けそうにあるところもあったんですけど、無事勝つことができました。やっぱり今の時代はくるみに来ているんじゃないかなと思いました。そして9月の後半からシングルで試合をしてきた優華とタッグを組みまして、自分的には良いタッグなんじゃないかなと思ったんですけど、どうですかね?(タッグ名も)もう決まっているんです。(優華と声を合わせて)エンジェルナッツ!優華はいつもおどおどしているんですけど、自分が引っ張って良いタッグチームになりたいと思います」と優華とのタッグチーム"エンジェルナッツ"の本格始動を宣言。また「最近勝ちが上昇してきて、2014年はいい年になってきていると思います。なので、明日(のつくし戦)はこの前負けたのですが、その借りをきっちり返して2014年を良い年に締めたいと思います」と優華が語れば、つくしも「最近、負けてばっかりなんですけど、紫雷美央とシングルがしたい、勝ちたいって言え無いなって思いました。まずは明日、優華とのシングル、きっちり勝って勢いをつけたいと思います。昔のような生意気なつくしを思い出して、これから頑張りたいと思いました」と翌日のシングル戦に期する思いを語った。くるみにフォール負けを喫したあおいも「横浜も負けて今日も負けて、悔しい…だけど、つっかは先を見て中島安里紗戦を実現させちゃうし、私もそういうところで負けたくありません。だから対戦したい相手をバンバン言っていこうと思います。まずはJWP春山香代子と戦いたいと思っています。年内、来年・・・。春山を倒したら、次に行きたいと思いますので、皆さん、希月あおいから目を離さないでください。」と当面の目標として、春山との対戦をアピールした。