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試合結果

Oktober Iceribbon Fest〜オクトーバーアイスリボンフェスト〜

2015年10月17日 開始時間 12時00分〜 / 開場時刻 11時30分



アイスリボン後楽園ホール大会
『Oktober Iceribbon Fest〜オクトーバーアイスリボンフェスト〜』
2015年10月17日(土)
11時30分開場/12時試合開始
観衆:521人

オープニング


◆第1試合 シングルマッチ20分1本勝負
○水波綾(7分01秒 片エビ固め)長崎まる子
※ラリアット


あかねの負傷欠場により、急遽第1試合に出場となったまる子。水波とは初遭遇。ゴングと同時にドロップキックの連打を仕掛けていったまる子だが、水波はこの蹴りに胸を張って受けて立つと、逆にタックルの連打でまる子を何度も吹っ飛ばす。圧倒的なパワー全開で押し切るアニキのペースで試合は進んでいく。途中、切り返しの串刺しドロップキックで突破口を掴みかけたまる子だが、まる投げを決められず、最後は水波ラリアットに敗れた。

◆第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
真琴&×雪妃真矢(12分48秒 ギブアップ)朱里○&長浜浩江
※アームブリーカー


雪妃の約4ヵ月ぶりの復帰戦。真琴の援軍を得て、同期の長浜、そして急遽参戦の朱里とのタッグ戦に挑んだ。序盤は硬さも目立った雪妃だが、徐々に動きも良くなり、中盤では真琴とのダブルのキック攻撃やダブルのブレーンバスターを決めるなど、試合を展開。しかし勝負どころとみて放ったスワトーンボムを朱里にかわされ、直後サッカーキックを浴び、最後は朱里のアームブリーカーにギブアップ負け。復帰白星発進とはならなかった。

◆第3試合 新田猫子引退ロード シングルマッチ30分1本勝負
○豊田真奈美(12分47秒 体固め)新田猫子×
※ジャパニーズオーシャン・クインビーボム


引退まであと2か月半と迫った猫子。後楽園での試合も今回、そして引退の大晦日と残り2大会となった。"引退ロード"と銘打った豊田とのシングル戦は、一昨年7月14日新宿FACE大会以来。スタートは猫じゃらし風の手作りおもちゃで猫子を挑発し、さらにしっぽへの集中攻撃を仕掛けていった豊田だが、猫子のミサイルキックを機に試合はシリアスな攻防へ。重量級の豊田のミサイルキック、ムーンサルトが決まれば、猫子は場外へのケブラーダを決めるなど、2人ならではの華麗な技の応酬となった。最後は後頭部へのミサイルキックをヒットさせた豊田がクインビーボムでフィニッシュ。試合後、猫子の健闘を称える豊田の笑顔が印象的だった。

◆第4試合 8人タッグマッチ30分1本勝負
○松本都&ヨースケ♡サンタマリア&235&弓李(13分51秒 みやここクラッチ)星ハム子&宮城もち&忍×&寧々∞D.a.i


キャラの濃い選手が揃った8人タッグ。このメンバーの中でインパクトを残すのは至難の業。さらに試合はノータッチ・ルールが採用されたことで、終始8人の選手が入り乱れての混戦模様に。試合は都に的を絞ったハム子チームが、寧々の豪快なムーンサルトから忍がフィニッシュを狙ってコーナーへ上がる。そこにアイス初参戦のヨースケが歩み寄ると、忍のコスチュームに手を掛けた。Tバックのお尻全開状態の忍。するとそのタイミングで起き上がった都が吸い込まれるようにコーナーに歩み寄り、都の顔面が忍のお尻に密着。数秒後、ようやく顔を離した都の様子がどうにもおかしいと思いきや、ロープを掴むと表情が一変。いきなり覚醒し、敵味方かまわずラリアットで吹っ飛ばす。最後は、ユースケのディープキスを浴びダメージ大の忍を丸め込み、みやここクラッチでフォール!試合後、自らの手で勝利を飾った都は、コーナーに駆け上がり変顔をアピールしながら観客の歓声に応えた。

◆第5試合 タッグマッチ30分1本勝負
高橋奈七永&×つくし(13分51秒 スクールガール)大畠美咲&優華○


優華が大畠とタッグを結成し、つくしへのリベンジを果たすべく挑んだ一戦。つくしはファンの頃から慕っていた奈七永との初タッグに気合十分。奈七永と共にスタートから優華に攻撃を集中し試合を有利に進めていく。合体技、連係技でも息の合ったところをみせた奈七永とつくしだが、大畠のフォローを受けながらも粘りに粘った優華は、最後に奈七永とつくしの連係に乱れを生じさせた。強烈なエルボーで優華を追い込んだつくしが脳天へのドロップキックを決めると奈七永を呼び込む。しかし奈七永の放ったレッグラリアットがつくしに誤爆。倒れるつくしをスクールガールに決めた優華が大逆転のフォール勝ち。優華の執念が実った勝利だった。

〈試合後の大畠&優華〉
大畠「今日の試合は優華対つくしっていうのがメインテーマ。その盛り上げ役とだったんですけど、その役は十分果たしたんじゃないかなと思います。優華ちゃんが勝ってくれたことが何よりも大事だと思います」 優華「自分ひとりの勝利ではなく、ずっとやられて捕まっていたところを大畠さんがアシストして下さったおかげなので。本当に何もしてないので、これから大畠さんのことを最終的には助けられるくらいの強さを身につけて、大畠さんとはこれからもずっと組んでいきたいと思いました」
大畠「私、後輩からこうやって全面的に好きですって言ってもらうのは、今までなかったので、やっぱり嬉しいですし、その気持ちに私も応えたいっていうのがあって、今まではぶっちゃけ後輩にあんまり興味がなかったんです。やっぱりこうやって頼ってもらえると嬉しいですし、いろいろ教えてあげたいなとか、サポートしてあげたいなって思っています」
優華「今、両想いと確信したので、嬉しいです。今日勝てて良かったです。(つくしとは)決着がついたって決めちゃうとあやふやな気がして。勝利なんですけど、偶然といえば偶然じゃないですか。だからシングルでいつかちゃんと勝ちたいっていうのがあって。まだ自分たち、17歳と18歳ではないですか。自分はアイスリボンを引っ張っていく人間になりたいので、その時にどちらかがベルトを持っていたら、絶対に挑戦したいなと思いました。ずっとこれからもシングルではバチバチ、闘志を燃やしていきたいなと思いました。(オリジナル技のエンジェルストランペット・スープレックスは)毒のある花の名前なんですけど、紅茶とかに、そのお花をハーブにして入れると、幻覚が見えたり、不思議なことが起こるらしくて、まさに優華だと言われまして(笑)付けました」 〈試合後の奈七永&つくし〉
奈七永「フォール取られてしまったんで、ああ、ごめん。なんかやり返したいな」
つくし「負けたこともそうなんですけど、誤爆してしまって。奈七永さんの事、ちゃんと調べてきたつもりなんですよ。誤爆しないはずだったんです。あれ決めて投げてワン・ツー・スリーだったんですよ。もう組まないんですか?奈七永さん」
奈七永「そんなこと無いんじゃないか!?」
つくし「自分、シードリングのリングにも上がりたいんです!負けたらダメだと思っていたんですけど、上がりたいんです。」
奈七永「そうだな。プロレスっていうのは勝ち負けっていうものがあって、負けた者はね、本来何も言えるもんじゃないと思うんだけど。その気持ちは感じたんで、あのエルボー1発で。私は優華よりつくしの方が勝ったと思うし、そこは認めているところだから。やり返していこうよ!負けるときもあれば、勝つときもあるし。今日をムダにしないように頑張ろう!」

◆第6試合 シングルマッチ30分1本勝負
○世羅りさ(10分38秒 片エビ固め)山下りな×
※ダイビングダブルニードロップ


235、あかね、弓李と、アイスリボンの若手をことごとく粉砕してきた山下。この止まらない暴走台風にストップをかけるべく立ち上がったのは、これまでシングルで2戦2引き分けの世羅。世羅にとってはアイスリボンの看板を背負っての大一番となった。スタートから山下はフルスロットル。世羅に対してガンガンと重いタックル、エルボー、蹴りを叩き込んでいく。さらに山下はただただ突進していくだけでなく、きっちりと世羅の動きも研究済み。最近使用するようになった619をガードしブレーンバスターで切り返したり、ダイビングダブルニーをすかしたりと、世羅の技も封じていく。さらに世羅必殺のエアーズロックを浴びた直後、スクッと起き上がるなど驚異的なタフネスぶりもみせる。やや押され気味だった世羅だが、中盤、山下がレフェリーを吹っ飛ばし、ロープ際でのストンピングを仕掛けてきたことで、珍しく怒りの感情を爆発。10月10日のアイスリボン683のタッグ戦以上に力の入った張り手を山下に連打で見舞っていく。なおもスリーパー、カウンターの飛び込みラリアットで追撃する山下に、カウンターのドロップキックを決めた世羅は、豪快なファルコンアローからダイビングダブルニーを決めカウント3。苦しい戦いを制し、3度目のシングル戦で遂に山下から勝利を飾った世羅は、最後は笑顔で勝ち名乗りを受けた。
〈試合後の世羅〉
世羅「後楽園ホールでセミファイナルに組まれたことに、すごく意識しすぎて。最初はちょっと緊張でガチガチになってしまったかなと思うんですけど。最後は意地でって感じになって、ひとつひとつ(の技)が強烈だし、絞め上げてくるし、エルボーとか打っていても、あいつ本当に跳ね返してくるんですよね。攻撃しているはずなのに、私のほうが打ち負けちゃっているっていうのが悔しくて、普段は切れたりとかしないんですけど、思わず張り手とか使ってしまって。レスラー人生で張り手使った事あんまりないので、それほど感情的になれる相手がいる幸せもありますし、あいつにずっと勝っていきたいっていう欲もあります。今後も山下とはどんどん戦っていくと思うんですけど、もっとお互いを高め合って、いいライバルになりたいなって思います。(これまでの山下の挑発的な言葉は)言われる意味はやっぱり私にもわかります。受けのひとつひとつ、攻めのひとつひとつがしっかりしているからこそ、私たちアイスリボンの若手は山下に勝ててこなかったんだと思うし。今回戦ってそれがはっきりとわかったので、若手たちで克服するべきものを見つけられた気がして、今後アイスは若手もどんどん強くなっていくと思いますので、私たち若手の成長を期待して頂けたらなと思います」

◆第7試合 インターナショナルリボンタッグ選手権試合20分1本勝負
[王者]×希月あおい&春山香代子(16分16秒 ジャパニーズオーシャン・サイクロンスープレックス・ホールド)藤本つかさ○&中島安里紗[挑戦者]
※第36代王者初防衛に失敗、藤本&中島組が第37代王座となる。


9月23日横浜でリボンタッグを獲得し、シングル&タッグの2冠王者となったあおいだが、試合中にひざを痛め、試合後は歩くのもままならない状態だった。この一戦以降、道場マッチ、北海道2連戦も欠場し、復帰戦がいきなりタイトル初防衛戦となった。そのあおいの前に立ちはだかったのが、文字通り満を持してのタイトル挑戦に名乗りを挙げたベストフレンズ。ゴングと同時に奇襲攻撃に出たベストフレンズは春山を捉え、秒殺を狙ってのクイック式回転エビ固めの連続攻撃。いきなりピンチに追い込まれたオレンジハッピーズだが、徐々に体勢を立て直し、合体技、連係技で勝負に出る。しかしベストフレンズの勢いを切り崩すには至らない。序盤ではあおいのひざへの攻撃をためらっていた藤本も試合が進むにつれて、あおいのひざに狙いを定めると、蹴り、そして膝十字固めと非情な攻め。あおいのダブルリスト・アームサルトもジャーマン・スープレックスもひざのダメージから相手にいつものダメージを与えることが出来ない。あおいをアシストする春山だが、最後はその春山を場外に蹴散らしたベストフレンズがあおいを捉え、中島がダルマ式ジャーマン、そして藤本がジャパニーズ・オーシャン・サイクロンを決めカウント3。オレンジハッピーズも粘ったが、ベストフレンズが初挑戦で初戴冠となった。
観客の大歓声にマイクを手にした藤本は「わかってる。このベルトを巻くのは絶対条件。でもやっぱり嬉しいですー!こらからの私のプロレス人生、中島安里紗に賭けてみたい」と今回のベルト奪取を機に、改めて中島とのベストフレンズでの戦いに本腰を入れっていくことを宣言した。そして「中島にはまだ話していない」と前置きした上で「私たちの入場曲『フレンズ』をカバーしてCD出します!」とすでに『フレンズ』権利を持つ日本テレビの許諾を受けているとし、歌手デビューすることを明かした。最初は複雑な表情だった中島も最後は「やろう!」と同意。さらに2人は次の目標としてJWPのタッグベルト獲りを挙げた。ベストフレンズが目指すタッグチームは、かつて一世を風靡したビューティペア、クラッシュギャルズのように、歌って、踊れて、そして強い、"ベスト=最強"タッグチーム!初挑戦で、きっちりと結果を出してみせたベストフレンズの"本章"がいよいよ幕を開けた。

〈試合後のベストフレンズ〉
藤本「やりました!」
中島「やりましたよ!」
藤本「このベルトは獲ることを前提で考えていたんですけど、いざ獲ると、嬉しかった〜っ」
中島「やっぱり2人でっていうのが嬉しかったし、でもまだまだ未完成な部分があったので、これからこのベルトと一緒に成長していけるように」
藤本「それからさっきも言ったけど、このベルトだけじゃなくて、Jの」
中島「そうですね。JWPのタッグ二冠。十文字姉妹!早くしないと引退しちゃうので。2人が巻いている間にベルトを獲りにいきたいと思います」
藤本「目指すは私たち、歌える、そしてチャンピオンで強い、昔の女子プロレスラーを目指してまして、ねっ?」
中島「そうですね、昭和の(笑)」
藤本「リング以外でも輝いていけるようなタッグを目指していきますので。ベストフレンズ旋風を期待していてください。かき乱します!」 中島「ベストフレンズなんで、もう敬語とか辞めようよ、もう。私、勝ったら言おうと思ってたの」
藤本「ちょっと、リングで言ってよ(笑)。お酒飲んだらタメ語になるんですけど」
中島「そうなんですよ。これからは控室でも敬語使ったら罰金ね」
藤本「わかった。じゃあ、中島安里紗とか藤本つかさじゃなくて、”あり”とか”つっか”とか呼ぼうか?」
中島「えーっ、それはちょっと気持ち悪いかなあ。ちょっとでもそういう本当は仲良しなんですよ。そういうところを広めていこう!」
藤本「行こう!」
藤本・中島「行こう!」
藤本「安里紗!」
中島「つっか!」
藤本・中島「Yeah〜!」

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https://www.nicovideo.jp/watch/so28918007
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