月〜

試合結果

アイスリボン590

2014年09月20日 開始時間 18時00分〜 / 開場時刻 17時30分

会場:アイスリボン道場
観衆:110人(超満員)

◆第1試合 トライアングルリボン15分1本勝負
〇宮城もち(9分16秒 片エビ固め)235×
※メタボリックサンド
※もう1人は内藤メアリ


初めてのトライアングル戦に臨んだ235は、開始早々大声でもち、内藤の2人を挑発する。もち、内藤は2人がかりで235を蹴散らすかと思えば、いきなりもちに内藤が蹴りを入れる。この日のトライアングル戦は共闘しても、すぐに裏切り、また誰かと誰かが共闘すれば、あっという間に裏切り…というめまぐるしい展開に終始した。その中で、経験値で勝るもちが、内藤235を束ねてスプラッシュで圧殺すると、最後は235を引き起こし、メタボリックサンドでフィニッシュ。
全試合終了後の座談会で、10月20日付で、いま務めている会社を辞め、プロレスに専念することを明かしたもちは「復帰する前で時間が止まっているんだなと思いました。その反面、まだまだ上にいけるなと、今日感じました。ベルトも狙えると思うので、そちらの方も1本1本狙っていきたいと思います。」と意欲的に語った。

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
成宮真希&〇松本都(11分12秒 ギブアップ)紫雷美央&寿ゆり×
※ミヤコ・ロンドン


選手入場式で恒例となっている、リング上にいる好きな選手を観客の歓声で決めるコーナーに続き、この日は急遽行われたのが、リング上の選手で誰が一番ブスかを観客の歓声で決めるというもの。ここで満場一致で選ばれたのが「松本都」本人はその場にへたり込む落ち込みぶりだったが、入場時も松本"ブス"都とコールされ、レフェリーにも「ブス」と呼ばれ、美央から都への「このブス!」の罵倒もいつも以上に力が入る。ならばと、初対戦となるゆりの顔をぞうきんで拭こうとする都だが、これは逆に観客の反感を買ってしまう。成宮にダブルのマンマミーヤも拒否され、すっかり四面楚歌状態の都だったが、最後は成宮のアシストを受けて、ゆりをサーフボードからのミヤコ・ロンドン(相手の体を反らせた状態でバックからチンロックで引っ張り上げる拷問技)で逆転勝利をモノにした。ご機嫌の都だが、既にOZの正危軍の一員である美央にとって、都のメンバー入りは許せないとの思いがあるようで、美央は「ブスさあ、おめえよう、周りにブス、ブス言いやがってよう。そんなんで、尾崎さんからOZアカデミーに来て、正危軍入んない?って言われたかもしんねえけど、言っときますけど、お前みたいに、そんな所でつまずくようなレスラー(この日、入場時にロープをくぐろうとして、1段目のロープに足を引っかけて転んだことを指している)は正危軍にいりません。ついでに三十路が入っちゃうと平均年齢上がるんでいりません。(これには藤本は反応するも・・)俺はお前を認めない」と完全拒否。しかし一方の都は「先日、横浜リボンで尾崎魔弓選手に誘われたわけなんですけど、正直まだ答えは出していません。誘われちゃったからしょうがないので、23日のOZアカデミーを査定観戦に行こうかなと。美央さんも出るんでしょ?それも査定してあげるから。しっかり頑張ってくださいね、」と上目線で美央のクレームを煙に巻いてみせた。

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
△くるみ(時間切れ引き分け)優華△


くるみと優華のシングル戦は過去2回行われている。(1.18道場マッチ=3分50秒、ラ・マヒストラルでくるみのフォール勝ち、2.9大阪=5分51秒、トッププレスでくるみのフォール勝ち)過去2戦共に勝ったのはくるみ。いづれもくるみの快勝という内容だった。タッグでの対戦はあるものの、7か月ぶり3回目のシングル戦。スタートから積極的に攻めていったのはくるみ。グランド、肉弾攻撃を織り交ぜながら真正面から優華に対した。しかし過去の試合と違い、この日の優華はそのくるみのあらゆる攻撃に耐え抜いてみせた。それどころか反撃も仕掛け、一本背負いを切り返してのスクールガールでは、カウント2.9まで追い込む健闘。残り時間が2分を切ったあたりから、一気に大技攻勢で勝負に出たくるみだが、どこかにあせりがあったか、技が荒削りになり、優華を追い込むには至らない。最後もトッププレスを決めたものの、レフェリーがマットを2回叩いたところでタイムアップのゴング。くるみにとっては"まさかの"ドロー。
優華にとっては負けなかったことで、その成長ぶりを存分にみせ"してやったりの"ドローとなった。そして、試合後の座談会でくるみが「久しぶりに優華とシングルをしました。前は余裕で自分が勝っていたんですけど、今日は10分ドローになってしまいました。でも自分はあと1分あれば勝てたと思うんですよ。」と語ると、「待ってください。1分伸びても自分は負けません。負けなかったと思います。」と優華は完全否定。なおも「自分は勝っていたと思います。」(くるみ)「自分は絶対負けてないです。」(優華)と譲らない2人に藤本が「あと1分あったら、くるみは勝てた。あと1分あっても優華は負けてない。じゃあ、次の土曜日の道場マッチ、11分1本勝負したいと思うのですが、どうですか?優華は負けないじゃなくて勝ちを狙ってください。」と即9・27道場マッチでの再戦を決めた。再戦決定後にマイクを取った優華は「今日のシングルマッチ、くるみさんが勝つと思っていた方が多かったと思います。でも1分伸びた次の11分1本勝負、その伸びた1分を自分のチャンスにしたいと思います。」と前向きに再戦に向けての豊富を語った。

◆第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
藤本つかさ&つくし&×弓李(17分15秒 エビ固め)希月あおい&星ハム子&世羅りさ〇
※ダイビングダブルニードロップ


3試合連続のタッグ対決となった藤本vsあおい。前回の横浜リボンで藤本からあおいが直接フォールを奪ったことで、11.24今年最後の横浜リボンでのICE∞戦が正式決定。この日のタッグ戦はタイトルマッチ前哨戦の第1ラウンドとして行われた。試合間の前説に登場したあおいは、試合の抱負を聞かれ「今日はまだ隙も手の内も見せないでいく」と語った。試合は前回の横浜のメインの熱さを継続するかのような世羅とつくしの攻防でスタート。しかし流れで対することはあっても、藤本とあおいが正面からぶつかり合ったのはこの日は1回しかなかった。激しいエルボーの打ち合い、あおいのワンハンドバックブリーカーを巡る攻防で、最後はあおいがホールドからのクラッシュを決め、大の字の藤本を上から挑発していたシーンが印象に残ったが、決して深追いすることなく、控えの選手につないでいる。終盤に入って光っていたのは弓李の動き。あきばの欠場により、急遽、メインに組み込まれた弓李は、このチャンスを逃すまいと、藤本、つくしのアシストを受けながら、世羅を関節技メインで追い込んだが、雄たけびと共に弓李の猛攻を吹っ飛ばした世羅が一気にラッシュ。最後は弓李にあおいの旋回式ボディプレス、ハム子のダイビングボディプレス、そして世羅のダイビングダブルニーが連続で決まってのカウント3。
3人のフィニッシュ技を連続で食らった弓李はしばらく起き上がれないほどのダメージだった。試合後「今日は栞が体調不良になって、代わりに参戦したんですけど、チャンスだったんですよこのカードは。だけど負けてしまったのがすごい悔しいです。またと言わず、すぐにチャンスを掴みとって成長していきたいと思います。」と悔しげに語った。フィニッシュを世羅に任せたあおいは、試合にこそ勝ったものの、「11.24シングルのベルト挑戦が決まっています。たくさん前哨戦をするのかなって思っているんですけど、今日の試合は悔しかったです。試合を楽しんで、楽しんだ暁には自分の腰にベルトがあると思って、毎試合していきたいと思っています。」と今ひとつ試合内容に納得がいかなかった様子。そしてハム子が「11月(のスケジュール)に世羅生誕祭は発表されているんですけど、10月、自分32歳になるんですけど、星ハム子生誕祭、やりたいな〜。」とにっこり。誕生日の10月19日の前日(18日)に道場マッチの予定があるも、ハム子は大分のFTOに参戦で欠場することを藤本から指摘されると「(生誕祭を)一週間早めましょ。みんなにお祝いしてもらいたいもん。それでは10月11日。みんなお願いします!!星ハム子生誕祭、決定していいですか?やったーっ!!みんな良いって言ってくれると思って自分のカード決めてきました。星ハム子生誕祭、自分のカードだけ発表しま〜す!星ハム子vsGENTARO。自分がIW19チャンピオンになったとき、GENTAROさんにチャンピオン姿を見せることが出来なかったんですよ。GENTAROさんに成長した姿をぶつけたくて、対戦相手に選ばせていただきました。」と強引に誕生祭開催を決定させた。