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試合結果

アイスリボン556

2014年05月04日 開始時間 18時00分〜 / 開場時刻 17時30分

会場:アイスリボン道場
観衆 101人(満員)

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
〇世羅りさ(7分30秒 片エビ固め)235×
※エアーズロック


昨年12・24以来の同期シングル対決。前回は七番勝負を終えた235が対戦を要求し、世羅から初めてのフォール勝ちを飾った。235にとっては是が非でも連勝し、前回の勝利がフロックでないことをアピールしたいところだが、一方の世羅はタッグ王者として2日後に初防衛戦を控えており、シングルとはいえ、ここでつまずくわけにはいかない。試合は両者の前向きな気持ちが正面からぶつかり合う好試合となったが、勢いで勝っていたのは世羅。235も中盤、ボディアタックを突破口に、スイング式DDT、丸め込みの連発、さらに前回の試合でフィニッシュ・ホールドとなったクルックヘッドシザース・ホールドを決めるが、ことごとく世羅にキックアウトされてしまう。一方、235にはないパワーを武器に叩き潰す攻撃をみせた世羅は、235のコーナーからのボディアタックをがっちりと受け止めると、そのままアルゼンチン・バックブリーカーの体勢に入り、自ら3回転して勢いをつけた初公開のスイング式エアーズロックを爆発し235を下した。
試合後、235は「今日は久しぶりに同期の世羅とシングルで、去年の私が勝ったとき以来なんですけど、今では.STAPとしてタッグベルトも獲っていて、どんどん差が開いてます。自分は同期の3人の中で一番弱いし、でも次やるときは絶対に差を埋めたいと思います。私は内藤さんの気持ちがすごいわかります。世羅はベルト獲っているし、私はまだ自分で獲った勝利は3回しかないです。この差が次は縮まるように頑張ります。」と語ったが、世羅は「こういうのもなんだけど、ふみちゃんなんかに負けてられねえなって思いました。私はもっと差を見せつけてやるぞとか、235なんかに簡単に負けないよっていうのを見せたかった。でも、ふみちゃん・・・成長してないことないし、やっぱ同期がいるって嬉しいですね。るったんにも早く戻ってきてほしいし、同期ってすっげー大切だなって思って。Nキューブもきっとそうなんだろうなって思って。ふみちゃんは内藤さんの気持ちがわかるって言ったけど、私のセコンドについてくれますか?」と235の成長を認めたうえで、メインのセコンドをリクエスト。これを235が快諾すると「私はNキューブをぶっ潰す。成宮さんがNキューブに対して、どんな思いなのか、私は怖くて聞いたことはないですけど、チャンピオンとしてNキューブをぶっ潰したいと思います。」とタイトル戦への決意を語った。

◆第2試合 シングルマッチ10分1本勝負
〇宮城もち(7分30秒 体固め)弓李×
※シャイニング腹ザード


もちの分厚い肉の壁に弓李が初めて挑んだ一戦。真正面からぶつかっては勝ち目がないと見たか、弓李はもちのお腹に的を絞り、クロー攻撃、噛みつきに出る。もちは武器であると同時に的にされやすい腹の肉を赤くしながらも、あえて腹を弓李にぶつけていった。腹フォール、コーナーでの腹ウォッシュで一回り以上、体格の細い弓李を追い込んでいく。弓李もセクシーポーズをストンピングで蹴散らし、スピードでかく乱しようと反撃に出るが、どっしり構えたもちは弓李の反撃も吹き飛ばし、最後もシャイニング腹ザードでフィニッシュ。試合後もちは「弓李とは初対戦、そして復帰してから初勝利ということで、わたくし、かなり調子がよろしいようです。弓李も私の大事な体の一部であるまつ毛を取るとか、すごいなと思いましたが、私もかなり調子がいいので、このまま突っ走っていこうと思います。」と横浜でのハム子との2年ぶりのらぶりーぶっちゃーず再始動に気合十分。

◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
藤本つかさ&〇希月あおい(12分03秒 ダブルリストアームサルト)つくし&あきば栞×


久々の参戦となったあおい。5月1日がデビュー記念日であり、この日が9周年を迎えての最初の試合でもあった。試合数こそ少なくなったが、その独特のハッピームーブはアイスリボンの中にあっても、他の追随を許さない強烈な個性であり、他の選手をも巻き込み、試合をあおいワールドにしてしまう。思わず藤本が「やっちゃった…。」と声をもらしたあおい&藤本の青春ピラミッドをはじめ、ひとつひとつのムーブで会場を沸かせる。試合はあおいに他の3人が翻弄されつつ、つくしが横浜の対戦相手である藤本に喧嘩腰で向かっていくシーンもあり、またキャラクターの強い先輩選手の中に入りながら、必死に攻撃を仕掛けていくあきばの頑張りも見られ、好試合が展開されたが、最後はあおいがダブルリストアームサルトを完璧なブリッジで決め、あきばからカウント3を奪った。
試合後の座談会では、つくしが「(泣き顔で)お昼にJWPさんで美兎と組んでタッグのベルトを木村さん、ボリショイさんと熱戦をしてきました。板橋大会でたくさん泣いてきたのに、蕨でも泣くなんて情けないと思うんですけど…はい。もう泣きません。」と春兎での戴冠がかなわなかった悔しさが癒えず、うつむきがちに語るシーンが見られたが、藤本が「泣いてるよ…つくしさん、つくしさん、ベルト獲れなかったんだよね?傷心中なんだよね?明日、ぶっ潰します!って美央さんが言ってたよ。」と挑発。この言葉にスイッチが入ったか、藤本に歩み寄ったつくしは「あぁ・・・泣いてる暇なんてねえんだよ!木村響子と対戦したから、心も体も強くなりました。明後日楽しみにしていてください。」と横浜での藤本、美央とのタッグ戦に気持ちを切りかえた。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
成宮真希&×優華(12分15秒 片エビ固め)星ハム子〇&くるみ
※ダイビングボディプレス


リボンタッグ初防衛戦を2日後に控えた成宮。この日は優華との初タッグではあったものの、しっかりと優華をコントロールしながら試合を進めていく好調ぶりをみせた。ただし、この日の対戦相手は久々のタッグ結成とはいえ、そのチーム力に関しては折り紙つきのハム子&くるみのチームもっちりだけに簡単には攻略できない。優華の積極性も試合の流れを壊すことなく、斬り込み役として好ファイトをみせ、何度かチャンスもあったものの、最後はチームもっちりの連係に捕まってしまい、時間差トッププレスを浴びフォール負けを喫した。
優華「成宮さんの助けが何回もあったのに、"チェンジ!チェンジ!"って張り切っておきながら潰されてしまって、すごく悔しいのですが、ベルトを持っている方の凄さを知りました。明日はWNCさんの小林香萌さん、真琴さんのベルトに初めて挑戦するのですが、絶対にあきばさんと今までで一番の本領を発揮し、絶対に絶対にベルトを獲りたいと思います。そして(明後日の)横浜での美兎さんとの試合では名前を忘れられた悔しさをぶつけたいと思います。」。そして横浜でもメインを務める成宮は「明後日、横浜でタイトルマッチがあります。私が言えるのは今、向いている所が(内藤&猫子とは)違います。私はそれを試合で見せつけてベルトを防衛する。それだけです。」と同期の2人を挑戦者として迎えることにも、すでに気持ち的に吹っ切れていることをアピールした。
また、横浜では朱里とのシングルマッチに臨むくるみは「ハムさんとのタッグはすごく楽しいです。自分も5月3日で4周年を迎えることができました。こないだトッププレスを10発やると言ったんですが、前にヒップを10発やったときにちょっとヤバいなと思ったので、プレスを5発に減らそうと…。これから5周年目に突入なので5発で、絶対5発やってやりたいと思います。」と語った。