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試合結果

アイスリボン554

2014年04月26日 開始時間 18時00分〜 / 開場時刻 17時30分

会場:アイスリボン道場
観衆 102人(満員)

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
〇藤本つかさ(8分18秒 ギブアップ)あきば栞×
※極楽固め


ゲストなし、崖のふち所属の都、4団体所属の美央も不在の100%純血で行われた本大会のオープニングは、翌日がデビュー4週目となる新人のあきばと、現在アイスリボンの頂点に立つICE王者の藤本とのシングル戦。開始直後、セオリーどおりロックアップにいこうとするあきばに対して、これを嫌い力任せに投げ飛ばした藤本は、スリーパー、弓矢固め、逆エビ固めと非情な猛攻を仕掛けた。序盤戦から苦しい戦いを強いられたあきばだが、ヘッドシザースホイップ、ドロップキック、ウラカン・ラナと得意の立体技を藤本に決め、必死に食い下がっていった。丸め込みの攻防でも切り返しの丸め込みを決めるなど、粘るあきば。最後は藤本の極楽固めに敗れたが、序盤から潰しに出た藤本に対して試合時間が8分を超えたあきばの健闘が光った。

◆第2試合 タッグマッチ15分1本勝負
〇くるみ&弓李(7分02秒 片エビ固め)235×&優華
※ダイビングボディプレス


舞台出演を終え3週間ぶりに道場マッチ参戦の235は、優華との初タッグで試合に臨んだ。
チームとしての試合運びが注目されたが、優華が相手チームの弓李を過剰に意識したこともあり、チームとしては今ひとつかみ合わないまま試合が進行していった。弓李も喧嘩腰で向かってくる優華に一歩も退かずに応戦していったが、弓李にとってはパートナーがくるみだったことが幸いした。他の3選手に対して、どっしりと構えたくるみは、試合の流れを読みながら、弓李を巧みにコントロール。そして優華と弓李が場外でもみ合う間に、235を捉え、最後はダイビングボディプレスでフィニッシュ。試合後の座談会でも「弓李さん、絶対に次は負けませんから!」(優華)「優華は自分よりプロレスが出来るし、顔もいいし、なんでも出来るけど、自分は負ける気がしません。今度戦っても自分が勝ちます。」(弓李)とバチバチムードの2人を横目に、「たぶん4人の中で自分が一番まともなんじゃないかと思いました。このまま突っ走って横浜、勝ちたいと思います。(トッププレスを)10発、朱里さんにやりたいと思います。」と語った。

◆第3試合 シングルマッチ10分1本勝負
〇つくし(9分06秒 ハルカゼ)世羅りさ×


アイスリボンでは、昨年11・30道場マッチ以来、約5か月ぶりのシングル対決。前回はつくしが勝利しているが、成宮との.STAPとしてタッグ王者となった今の世羅には勢いがあるだけに勝敗予想の難しい。試合はその勢いを感じさせる世羅の猛攻が序盤からつくしを苦しめていった。世羅のダイナミックな攻撃を浴びながら、つくしが必死に耐え、切り返し技で試合の流れを変えようとする展開が続く。世羅はつくしの腰に的を絞り、逆エビ固め、腰へのダブルニードロップの連打を決め、フィニッシュを狙うが、つくしの粘りに決定打とはならない。そして、終始攻め込んでいたにも関わらず、最後はつくしのハルカゼに3カウントを奪われてしまった。
座談会で世羅は「最近、負け続けていて、自分は成宮さんとのタッグじゃないと勝てないのかなあと、ちょっと思ってしまいます。メイン、Nキューブで盛り上がってましたけど、私、Nキューブじゃないし、Nキューブなんて、世間に届いてないんですよ。.STAPも世間に届いてないですよ。それが悔しくて悔しくて…自分はアイスリボン大好きだし、仲良し子よしの集団だと言われても、自分はアイスリボンのチャンピオンなんですよ。横浜でもきっちり防衛して、自分はアイスリボンのチャンピオンとして、アイスリボンを一番の団体にしたいと思います。」と語った。一方のつくしは「まだまだ、世羅には負けません。てか、誰にも負けません。世間にも負けません。ドロップキック、誰にも負けません。5・4JWP板橋大会で、必ず(JWPの)タッグのベルトを巻いて、5・6の横浜大会でそれを持っていて、紫雷美央に勝ちたいと思います。」と横浜での美央と対戦への決意を述べた。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
内藤メアリ&〇新田猫子(18分17秒 猫入り式十字固め)成宮真希&星ハム子×


5・6横浜リボンで.STAPのリボンタッグ挑戦が正式決定した内藤&猫子は、開始早々、成宮に的を絞り場外戦を仕掛けていく。戦場がリングに戻ってからも、終始、険しい表情を崩すことなく、がむしゃらに成宮に襲い掛かる内藤&猫子。感情が前面に出てしまうためか、その攻撃が雑になりがちな内藤だが、猫子が内藤を巧みにフォローすることで、試合の攻勢をキープする。内藤&猫子の独特のリズムに、成宮はもちろん、ハム子までが今ひとつ調子を掴めない。ややバタついた展開の中、最後は猫子がハム子を押さえ込んだが、カウント3のタイミングが微妙だったため、試合後、ハム子が珍しくレフェリーに襲い掛かり、成宮は内藤&猫子に突っかかって行った事で、険悪ムードのままエンディングとなったが、内藤&猫子の2人は勝ち名乗りを受けると控室へ。そのまま、座談会に姿を見せることはなかった。
試合後、ハム子は「挑戦者チーム、ベルトを獲り急いでいるのか、空回りばかりしている気がしました。らぶりーぶっちゃーずを復活するのが非常に楽しみになってきました。私は言いたいことがあります。アイスリボンは今でも小学生がプロレスをしているとか、学芸会みたいだとか言われています。自分も目の前で言われたことがあって、何も言えなくて、何も出来なくて、正直、悔しい思いをしました。つっかが昨日ブログで書いてくれたんですけど、アイスリボンをもっともっと、お客さんにも知ってもらいたいし、業界の人にも知ってもらいたいし、先輩方にも知ってもらいたい。アイスリボンを背負っているのは藤本つかさだけじゃないんですよ。17人のアイスリボンのメンバーがいます。そして星ハム子もここにいるのよん。アイスリボンのみんな、自信を持ちましょう。」と語り、内藤&猫子の挑戦を受けて立つ成宮は「中途半端だったのは(内藤の気持ちでなく)自分だったのかもしれません。自分の中に甘かった部分があったのかもしれません。今度のタイトルマッチがすごくゾクゾクしています。タイトルマッチの結果はひとつだけです。勝った者がチャンピオン。それだけです。」。この日のメインをエプロンで見ていた藤本は「今日のメインを観て、内藤さんはビジュアルのいい2人がベルトを巻いていてもつまんないって言ったんですけど、私から見ると、ビジュアルのいい2人が巻いていたほうが世間に届くんです。でも猫子さんと内藤さんてビジュアル悪いですか?すごくいいと思うんですよ。なんで自分をそんなに下に見ているんだろうと思って。コメントを聞いて不思議だったんです。なので、2人がベルトを巻いて、その先にあるものが何かっていうのは、今は私はわからないですけども、そんな理由でこの2人がベルトを巻いていてもつまんないって言うのは違うと思いました。メインは久々に私もじっくり観れると思いますし、私のいないメインをしっかり頼みますよ!って言いたいので、チャンピオンも挑戦だと思って試合に挑んでください。」と横浜のメインに出場する4人にメッセージを送った。